夢日記

三隈 令

文字の大きさ
上 下
1 / 4
眠りにつく前に

はじめに

しおりを挟む

 この物語に少しでも興味を持って頂けて嬉しいです、三隈みくまれいです。

 本作品は、私がその日に見た夢を日記にしてみようという物語となっております。なので、支離滅裂な場面転換、著しい世界観崩壊は致し方ないと思った上でお楽しみ頂きたいです。

 皆さんも一度は体験した事があるであろう『夢』とは、眠っているとき、いろいろな物事を現実のように見聞きしたり、感じたりする現象(旺文社 国語辞典より)のこと。レム睡眠とノンレム睡眠の二つの夢のステージを持つ我々は、それは多くの夢を一眠りの合間に見ているそうです。
 『夢』については、まだ研究が色々とされていますが、そういった難しい事は隅に片しまして、私が朝起きて、或いは昼寝の後で、はたまた気絶して(無いとは思いますが)倒れて……といった時に見て記憶に残っているものをここに記していく所存です。

 そもそも何故夢日記をつけようかと、そう思い立ったキッカケは友人のある一言でした。
「夢日記つけると気が狂うらしいぜ」
 友人の何気ないその一言に興味を抱いた私は『気が狂う』かもしれない夢日記を書いてみようと感じた次第です。
 別に自発的に気をおかしくしたい訳では無いのですが、単なる実験です。個体にも寄ると思うのですが、私は結構夢を見る方なので捗りそうです。
 楽しい夢や悲しい夢、心臓が張り裂けそうな程ストレスを感じる怖い夢──そんな多彩な顔を持つ夢は日々の出来事を編集しているから見るとも言います。
 デジャヴや予知夢と言ったものもここでは語るかもしれません。あくまで『夢』ですので、虚覚えな物語には私なりの脚色を加えさせて頂きます。こんな感じの夢であったという旨でお伝えしますのでその辺りは悪しからず。

 本作品を読んで夢についての皆様の興味関心が少しでも深まれば幸いです。

 さ、暇を潰す程度の感覚で読んでくださいな。
しおりを挟む

処理中です...