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第六話〜ふわふわでとろとろに〜
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「あれ、思えば歩夢くんは?」
店に招いてから気づく違和感それは、可愛らしい妹である心音ちゃんのボディーガード兼兄の歩夢が居ない
そんなことを思ってると
ーーーチリンチリンーーー
「はぁー…やっと追いついた心音」肩で息をしながら歩夢は走ってきた様だ
話を聞いてみるとはしゃいだ心音ちゃんが一人で先に来てしまい
それを追いかけてみたものの迷子のおばあさんに捕まったり探し物してる人に出くわしたりで
距離が離れてしまったらしい
頼られると断れない歩夢らしい理由だった
ーークスクスーー
と先に笑い出したのはあやのだった俺もそれに続いて笑う
その様子に困ってる歩夢とつられて笑い出す心音ちゃん
「はぁー...わらってごめんごめん
んで、今日は何注文してくれるんだ?今のとこお客は二人しかいねぇから何でも作ってやるぞ」
なんて気前よく言うと心音が前のめりになって言い出したのは
【ふわふわでとろとろ卵のオムライス】
これは手強いと思った
俺は包むタイプのオムレツが得意ではなかったからだ
それでも”なんでも”といってしまった手前作らないわけには行かなかった
「準備もあるからちょっと待っててくれよな
あ、あと最初の一杯だけサービスしといてやるからあやのに注文してくれ」
そう言ってその場をあやのにバトンパスして俺はキッチンに向かった
打開策を探し出すために
ぶっちゃけ人と話すのは好きだがあまり盛り上げるとか
場の空気向上とかに貢献できるタイプでもない
逆にあやのは色々なことに興味を示して相手から話を聞き出すのが上手い
簡単に言えば聞き上手ってやつだな
だからこういうときのアイツの好奇心とか下手に回るところを俺も見習わないといけないと思っては……居るんだけどな
まあ、そんなことは置いといて
可愛い女の子の笑顔を守るためにおじさんはやらねばならぬ事
成し遂げますか
店に招いてから気づく違和感それは、可愛らしい妹である心音ちゃんのボディーガード兼兄の歩夢が居ない
そんなことを思ってると
ーーーチリンチリンーーー
「はぁー…やっと追いついた心音」肩で息をしながら歩夢は走ってきた様だ
話を聞いてみるとはしゃいだ心音ちゃんが一人で先に来てしまい
それを追いかけてみたものの迷子のおばあさんに捕まったり探し物してる人に出くわしたりで
距離が離れてしまったらしい
頼られると断れない歩夢らしい理由だった
ーークスクスーー
と先に笑い出したのはあやのだった俺もそれに続いて笑う
その様子に困ってる歩夢とつられて笑い出す心音ちゃん
「はぁー...わらってごめんごめん
んで、今日は何注文してくれるんだ?今のとこお客は二人しかいねぇから何でも作ってやるぞ」
なんて気前よく言うと心音が前のめりになって言い出したのは
【ふわふわでとろとろ卵のオムライス】
これは手強いと思った
俺は包むタイプのオムレツが得意ではなかったからだ
それでも”なんでも”といってしまった手前作らないわけには行かなかった
「準備もあるからちょっと待っててくれよな
あ、あと最初の一杯だけサービスしといてやるからあやのに注文してくれ」
そう言ってその場をあやのにバトンパスして俺はキッチンに向かった
打開策を探し出すために
ぶっちゃけ人と話すのは好きだがあまり盛り上げるとか
場の空気向上とかに貢献できるタイプでもない
逆にあやのは色々なことに興味を示して相手から話を聞き出すのが上手い
簡単に言えば聞き上手ってやつだな
だからこういうときのアイツの好奇心とか下手に回るところを俺も見習わないといけないと思っては……居るんだけどな
まあ、そんなことは置いといて
可愛い女の子の笑顔を守るためにおじさんはやらねばならぬ事
成し遂げますか
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