サテン蒼綾はこちらです

碌楼 蒼汰

文字の大きさ
18 / 22

第拾七話〜戦友〜

しおりを挟む

「あやのどうしたんだ?」驚きのあまりにアホな顔してるのは自覚していたがその必死さの意味がわからず
思わずボケッとしてしまった

「どうしたじゃないよ!」
連絡が返ってこないものだから俺が倒れたのだと思って慌てふためいて帰ってきたらしい
なんとも騒がしくて憎めない奴だ
気づけば泣き出すし歳の割りに大声出すし
小さい女の子をあやすかのように俺は背中を撫でながらごめんなを繰り返し言った


それから事情もわかり二人で笑いながら夕飯を作り始めた
外が寒いと言うのとリメイクしやすい理由からシチューになった
パンを焼きシチューをよそいあまりモノではあるけどチーズフォンデュなんかも用意して
長かったわけでもない離れていた間の話をした



それから次の日
買い出しに俺は出てあやのは店の支度始めた
そしていつものスーパーに俺がつくと
「そうたさ~ん!」と呼ぶ声がした
振り返るとそこに居たのは柴崎 仁瑚しばざき にこさんだった


「あ、仁瑚さんおはよー」
実は買い物仲間の柴崎さんは三人お子さん居るらしく
とてもパワフルなママさんだ


そんな仁瑚さんとこうして仲良くしてるのは
俺がある日の買い出し行ったときに買い物しすぎた仁瑚さんを見かけて
荷物を自宅まで運ぶの手伝ったのがきっかけ


そして今日は卵とバター、牛乳の特売日
朝から来てるのはここの特売が二回戦あり
二回目の戦いに俺が出てき辛いからである

「仁瑚さんは今日何狙い?
 俺はとりあえず一通りほしいんだけど」
と言いながら二人してスーパーのルートを確かめながら効率良く勝ち取るための算段をした

もちろん仁瑚さんも同じで全狙い
お互いが戦友でライバル状態
そして一番の狙いは卵3パック


「それじゃ蒼汰さん
 またあとでね!戦利品獲得頑張ろ!」
そして始まったスーパー大人気商品かつ主婦の味方
勝ち取れる数も少ないなか俺は


「やったよ!蒼汰さん!」と両手に卵と牛乳、バターを掲げていた
そして俺もなんとか確保することができたと報告してから
「ちょっと休憩がてらお茶しない蒼汰さん」
そういえば俺サテンやってるの伝えてなかったな


「と言う事で連れてきてみた」
仕事の話をかいつまんで仁瑚さんに伝えて俺らは店に戻ってきた
そしてカウンターの席に案内して飲み物をご馳走って言うと変だけど
まあ、予想はしてたけど遠慮してた仁瑚さんには申し訳ないけど
ちょっとゴリ押し飲んでいってもらうことにした
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...