異世界に転生したら死んだはずの彼氏がいた。

ユキナ

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異世界?なんで貴方がいるの!?

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真っ暗な世界の中で、どこかから声が聞こえる。
...誰?
「...た...と?」
何を言っているの?
暗闇の中に薄らと光が入ってきて、同時に人のようなものも視界に入ってきた。
そう。視界。
何だ、生きていたのか。
ホッとするのと同時に、ほんの少しだけ残念な気持ちになった。また、彼の元へ行けなかった。
そんなことを考えてるうちに、やっと視界が開け、私の顔を覗いている人達の姿が鮮明になった。
「...何その格好...。」
思わず放った一言目がこれであった。
私の目の前にいたのは、パッと見は確かに同じ姿形をしている。
が。
その服装のヘンテコなこと。
女の人が来ていたのは、ナース服でもスーツでもラフな格好でもなく、大きなとんがり帽子に黒のワンピースというような、まるで、おとぎ話に出てくる魔女のような格好だった。
かと思えば、その隣にいる男は、顔こそは優男のような顔だが、服装はこれまたヘンテコだった。
中世風の真っ赤コートに白いフリルノあしらわれたシャツに、同じく真っ白なズボン。更にはカウボーイが被っていそうな帽子。
「何...ここ。」
唖然として私がつぶやくと、魔女(仮)の美人なお姉さんが答えてくれた。
「貴女、人間よね?」
その不思議な問いかけに小さく頷く。
私人間に見られてないの?
「やっぱりね...。また人間...。お可哀想に...」
憂いた表情で魔女(仮)はため息をついた。
「あの...どういうことですか?」
クエスチョンマークが沢山浮かんでいる私に、中世風の男は答えた。
「ここはね、君たちで言う異世界って感じかな。」
あぁ、なるほど、ここは異世界なのか。

.........は?

いや待って、意味がよくわからないんですけど。
けど、このヘンテコな格好をしたふたりが嘘を言っているように聞こえないし。
それに冷静になって考えれば、ここは病院でなければ、事故を起こした道路上でもない。
挙句、私は全く痛くも痒くもない。
「え...?じゃあ、まさか本当に...」
わなわなと震える私に2人は苦笑してこう言った。


「「ようこそ、異世界へ。」」









私どうやら、異世界に来てしまったようです。
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