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それぞれの過去&特別編
たった一人の心友
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朝日は新しくステラの屋敷にやって来た"マイサン"をモフモフしていた。
外は雨で土砂降りだ。
今日は幸い学校は休みだ。
朝日は窓の外を眺めていた。
「そういえば......お前によく似てる犬を昔俺も飼ってたな」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
朝日が産まれる前からそいつは鈴木家にいたと言われている。 正直小さい頃のことはよきおく覚えていない。
そいつの名前は"ハッピー"。犬種はマイサンと同じパピヨンで色の配色もまったく同じ。1つ違うのは、ハッピーの右耳には白い毛で星のマークができているところ。
ハッピーは朝日を見るといつも嬉しそう駆け寄って来た。
「ハッピー!」
「わん!」
ちなみに朝日が最初に言った言葉は"ハッピー"だったため、両親はちょっとショックを受けたという。
朝日は小学生になると、学校で友達はいたが親友など深い仲の友人はいなかった。だが、朝日にはハッピーがいた。
「ただいま!ハッピー!!」
「わん!わん!」
ハッピーをモフモフするのが朝日の日課だった。
「聞いてよハッピー!やっぱり俺を分かってくれるのはお前だけだよ!」
「わん!」
朝日はハッピーがいるだけで幸せだと感じていた。両親も朝日とハッピーを見て、心を癒されていた。
ただ、朝日とハッピーはいたずらを協力して行うことに困っていたとか。
時は流れ、朝日が中学生になった。変わらずに朝日はハッピーをモフモフするのをやめない。だが、1つ変わったのは......いいや、変わってしまったのはハッピーだった。
ハッピーはもう歳を取り、耳も遠くなり、目も見えなくなっていた。
「ハッピー......もう少し頑張ってな」
ハッピーは嬉しそうに朝日の手を舐めた。
「わん......」
その鳴き声は昔より弱くなっていた。そして、朝日は中学2年生になった。ハッピーはさらに弱ってきていた。朝日は毎日ハッピーに話かけていた。
「大丈夫だよ。俺がいるからな」
ハッピーは朝日に抱っこされるのが大好きで、よく抱っこされたまま寝てしまっていた。
「幸せそうだなあ」
そして朝日も一緒に寝ていたんだとか。
朝日は中学3年生になった。とうとうハッピーは自分の力では起き上がれなくなってしまった。
「ハッピー......行ってくるな」
朝日の両親が自力で立てないハッピーにご飯を食べさせたり、水をスポイトで吸わせていた。
そして、その時はやってくる。朝日が高校受験を終えてからのこと。なぜか朝日の中で胸騒ぎが起きていた。受験会場からは幸いにも朝日の家までそう遠くはない。
朝日は必死に走った。途中で何度も転んで膝小僧と肘は血まみれで、制服も泥だらけだ。そして、朝日が玄関で靴を脱ぎ、大急ぎでハッピーが寝ているリビングに入った。朝日の胸騒ぎは当たってしまった。ハッピーの呼吸は荒く、苦しそうだった。朝日の両親がハッピーを囲んでいる。
母親が涙を流しながら言った。
「ハッピー......もう朝日が来たからね......大丈夫だよ?」
今まで目を閉じたままだったハッピーの目が開いた。
「くー...ん」
力がない鳴き声が響いた。朝日はその場に崩れ座った。
すると、今まで自力で立ち上がることができなかったハッピーは立ち上がった。
そして朝日の前まで何度もよろけながら朝日の元にたどり着いた。朝日はハッピーを抱っこした。
「よお。ハッピー。歩けたな......頑張ったよ......本当に......お前が俺の家にいてくれて......本当に良かった......今まで......」
朝日は涙をこらえきれず、涙をこぼした。
「ありがとうな......俺の......"心友"」
「わん......(こちらこそありがとう。僕のたった一人の心友)」
ハッピーは弱々しく朝日に答えるように
吠え、動かなくなった。
「おい......また寝ちまったのか?お前抱っこされながら寝たりするもんな......」
両親はお互いに抱き合って涙を流していた。
「さよならは言わないからな......また生まれ変わって俺に会いに来いよ」
朝日はハッピーを抱きしめたまま崩れた。
「ハッピー.........」
朝日は高校に合格することができた。
「ありがとう。ハッピー」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「お前はハッピーにそっくりだよ」
朝日はなんとなくマイサンの右耳のを見たが星のマークはない。念のために左耳を確認してみた。すると、裏側に星のマークがあった。
「まさか......偶然か......」
朝日の自然と流れた涙をマイサンは舐め取った。
「よし!剣術を鍛えるか!!」
外は雨で土砂降りだ。
今日は幸い学校は休みだ。
朝日は窓の外を眺めていた。
「そういえば......お前によく似てる犬を昔俺も飼ってたな」
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朝日が産まれる前からそいつは鈴木家にいたと言われている。 正直小さい頃のことはよきおく覚えていない。
そいつの名前は"ハッピー"。犬種はマイサンと同じパピヨンで色の配色もまったく同じ。1つ違うのは、ハッピーの右耳には白い毛で星のマークができているところ。
ハッピーは朝日を見るといつも嬉しそう駆け寄って来た。
「ハッピー!」
「わん!」
ちなみに朝日が最初に言った言葉は"ハッピー"だったため、両親はちょっとショックを受けたという。
朝日は小学生になると、学校で友達はいたが親友など深い仲の友人はいなかった。だが、朝日にはハッピーがいた。
「ただいま!ハッピー!!」
「わん!わん!」
ハッピーをモフモフするのが朝日の日課だった。
「聞いてよハッピー!やっぱり俺を分かってくれるのはお前だけだよ!」
「わん!」
朝日はハッピーがいるだけで幸せだと感じていた。両親も朝日とハッピーを見て、心を癒されていた。
ただ、朝日とハッピーはいたずらを協力して行うことに困っていたとか。
時は流れ、朝日が中学生になった。変わらずに朝日はハッピーをモフモフするのをやめない。だが、1つ変わったのは......いいや、変わってしまったのはハッピーだった。
ハッピーはもう歳を取り、耳も遠くなり、目も見えなくなっていた。
「ハッピー......もう少し頑張ってな」
ハッピーは嬉しそうに朝日の手を舐めた。
「わん......」
その鳴き声は昔より弱くなっていた。そして、朝日は中学2年生になった。ハッピーはさらに弱ってきていた。朝日は毎日ハッピーに話かけていた。
「大丈夫だよ。俺がいるからな」
ハッピーは朝日に抱っこされるのが大好きで、よく抱っこされたまま寝てしまっていた。
「幸せそうだなあ」
そして朝日も一緒に寝ていたんだとか。
朝日は中学3年生になった。とうとうハッピーは自分の力では起き上がれなくなってしまった。
「ハッピー......行ってくるな」
朝日の両親が自力で立てないハッピーにご飯を食べさせたり、水をスポイトで吸わせていた。
そして、その時はやってくる。朝日が高校受験を終えてからのこと。なぜか朝日の中で胸騒ぎが起きていた。受験会場からは幸いにも朝日の家までそう遠くはない。
朝日は必死に走った。途中で何度も転んで膝小僧と肘は血まみれで、制服も泥だらけだ。そして、朝日が玄関で靴を脱ぎ、大急ぎでハッピーが寝ているリビングに入った。朝日の胸騒ぎは当たってしまった。ハッピーの呼吸は荒く、苦しそうだった。朝日の両親がハッピーを囲んでいる。
母親が涙を流しながら言った。
「ハッピー......もう朝日が来たからね......大丈夫だよ?」
今まで目を閉じたままだったハッピーの目が開いた。
「くー...ん」
力がない鳴き声が響いた。朝日はその場に崩れ座った。
すると、今まで自力で立ち上がることができなかったハッピーは立ち上がった。
そして朝日の前まで何度もよろけながら朝日の元にたどり着いた。朝日はハッピーを抱っこした。
「よお。ハッピー。歩けたな......頑張ったよ......本当に......お前が俺の家にいてくれて......本当に良かった......今まで......」
朝日は涙をこらえきれず、涙をこぼした。
「ありがとうな......俺の......"心友"」
「わん......(こちらこそありがとう。僕のたった一人の心友)」
ハッピーは弱々しく朝日に答えるように
吠え、動かなくなった。
「おい......また寝ちまったのか?お前抱っこされながら寝たりするもんな......」
両親はお互いに抱き合って涙を流していた。
「さよならは言わないからな......また生まれ変わって俺に会いに来いよ」
朝日はハッピーを抱きしめたまま崩れた。
「ハッピー.........」
朝日は高校に合格することができた。
「ありがとう。ハッピー」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「お前はハッピーにそっくりだよ」
朝日はなんとなくマイサンの右耳のを見たが星のマークはない。念のために左耳を確認してみた。すると、裏側に星のマークがあった。
「まさか......偶然か......」
朝日の自然と流れた涙をマイサンは舐め取った。
「よし!剣術を鍛えるか!!」
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