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10 バッキーとメッセンジャー(2)
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ランディ・メッセンジャー
今、現役で投げている投手だから、活躍ぶり、成績はよく御存じだろうから触れない。今年で10年目、二桁勝利を続け、常に先発の柱として活躍し続けて来た。
ノーコンバッキ―をエース格に成長させたのは、同僚の小山投手であったり、杉下コーチであったことは書いた。メッセの場合はあの城島の存在が大きかった。
大リーグ時代、マーリンズ、ジャイアンツで3年間中継ぎで投げている。平均50試合投げて、2007年には、2勝1セーブ11ホールド上げている。それがマリナーズに移って来て登板数が減った(13,12)。そこに城島がいた。メッセンジャーに対し、城島は日本球界挑戦を強く勧め、日本とアメリカでの野球の違いなどを事細かに説明した。その城島が阪神入りが決まったのが大きかった。阪神入団は同じ年である。
セットアッパーとして期待されて入団したが、シーズン開幕当初から不安定な投球が続き、先発投手が足りないというチーム事情から途中先発に転向、5勝6敗、防御率4.93でシーズンを終えた。この成績での契約は流動的であったが、なんとか1年契約は結べた。
メッセはこう語っている。
「日本に来たときは、ただ体の大きさに任せて強いボールを投げることに一生懸命になっていました。とにかくパワーでねじ伏せてやろうとね。それが、日本の打者はみんな、ストレートには対応してくるんです。ホント、ひどい目にあいました(笑)。そんなときジョー(城島)が『ただ投げるのではなく、投球をすることが大事だよ』とアドバイスしてくれました。2軍に落とされて、自分の持っている球種を使って生き残るにはどうすればいいのか、真剣に考えました」
「ずっといいカーブがあったんです。ただ、ブルペンからマウンドに上がると、力で抑えなくてはいけない感覚があって……どうしてもストレートとスライダーに頼ったピッチングをしてしまっていたんです。アメリカでプレーしていたときにあるコーチから『カーブは使うな』と言われたことがありました。とにかく『力で押していけ』と。二軍にいる間、先発として一軍昇格のチャンスがあるとわかり、ジョーのアドバイスを生かしてカーブを多投するようにしたんです。そうしたら、いいピッチングができるようになって、先発として一軍に昇格することができました。今は4種類の球種を使っているのですが、(球種が)2つのときよりも断然、効果的です」
他に、メッセンジャーを先発投手として成功に導いた久保康生(投手コーチ)、阪神在籍時数多くバッテリーを組んだ藤井彰人をNPBにおける恩人として挙げており、特に久保からは人生全般に関しても強い影響を受けたと語っている。
『バッキ―との交流』
こんな交流があったとは私は知らなかった。
「5年前、日本で40勝した頃だったと思います。私のもとに、一通の挑発的な手紙が送られてきました。その内容は『調子に乗るな!アメリカ人として100勝のオレの記録に届くのはまだまだだな』と。もちろん冗談なのですが、それ以降、勝利したりすると励ましの言葉をかけてくれます。すごく応援してくれていて、私にとっては大きな支えになっています」
バッキーにしてみても、メッセンジャーの活躍を通して大好きな阪神タイガースと繋がっていたかったのだと思う。
手紙をもらって、メッセンジャーは神戸の自宅からテレビ電話でルイジアナにいるバッキーと連絡を取ったという。バッキーの100勝の記録を抜くには、30代後半になるまで投げ続けないと厳しいと自覚し、それからは体の手入れを入念に行なうようになった述懐している。
通算100勝に迫った(この時点で残り7勝)阪神・メッセンジャーとバッキ―の絆を「ニューヨーク・タイムズ」が特集した。
記事では2人は直接会ったことはなく2013年までお互いのことを知らなかったことに言及。バッキー氏から「いつも君のプレーを見ているよ。君のスタイルは良いが、強化して、もっと内角を攻めなければならない。そうしないと相手打線につかまり、致命傷を受けることになってしまうよ」と、SNS上でメッセージを送り、そこから交流が深まったという。
「僕とジーンは妻のSNSでつながっているんだけど、日ごろからいろいろな話をしている。ジーンは阪神時代には、甲子園球場の近くのアパートメントに家族と住みながら、マウンドに上がっていたと言っていたよ。日本式のアパートメントだったってね。慣れない日本で、日本のスタイルを受け入れて成功を収めていった偉大な先輩だよ。すごく尊敬している。」として、バッキ―のあのアパートでの写真をアップしたのである。「彼のような外国人選手がいたからこそ、僕もここまで頑張って来れた」
大リーグ時代トピック
2005年6月マーリンズでメジャーデビュー。なおデビュー4戦目にあたる7月8日の対シカゴ・カブス戦では、5回一死から2番手投手として登板し、マット・マートンと2打席対戦して右犠飛と右二塁打であったが、この試合がマートンのメジャーデビュー戦であった。
マリナーズ時代では2009年9月の対ニューヨーク・ヤンキース戦では松井秀喜を全て直球で3球三振に打ち取っている。
メッセンジャーは、アメリカでは$380000(4000万円程)、阪神との初年契約は6000万円で、現在年俸は3億5千万円(推定)である。
今、現役で投げている投手だから、活躍ぶり、成績はよく御存じだろうから触れない。今年で10年目、二桁勝利を続け、常に先発の柱として活躍し続けて来た。
ノーコンバッキ―をエース格に成長させたのは、同僚の小山投手であったり、杉下コーチであったことは書いた。メッセの場合はあの城島の存在が大きかった。
大リーグ時代、マーリンズ、ジャイアンツで3年間中継ぎで投げている。平均50試合投げて、2007年には、2勝1セーブ11ホールド上げている。それがマリナーズに移って来て登板数が減った(13,12)。そこに城島がいた。メッセンジャーに対し、城島は日本球界挑戦を強く勧め、日本とアメリカでの野球の違いなどを事細かに説明した。その城島が阪神入りが決まったのが大きかった。阪神入団は同じ年である。
セットアッパーとして期待されて入団したが、シーズン開幕当初から不安定な投球が続き、先発投手が足りないというチーム事情から途中先発に転向、5勝6敗、防御率4.93でシーズンを終えた。この成績での契約は流動的であったが、なんとか1年契約は結べた。
メッセはこう語っている。
「日本に来たときは、ただ体の大きさに任せて強いボールを投げることに一生懸命になっていました。とにかくパワーでねじ伏せてやろうとね。それが、日本の打者はみんな、ストレートには対応してくるんです。ホント、ひどい目にあいました(笑)。そんなときジョー(城島)が『ただ投げるのではなく、投球をすることが大事だよ』とアドバイスしてくれました。2軍に落とされて、自分の持っている球種を使って生き残るにはどうすればいいのか、真剣に考えました」
「ずっといいカーブがあったんです。ただ、ブルペンからマウンドに上がると、力で抑えなくてはいけない感覚があって……どうしてもストレートとスライダーに頼ったピッチングをしてしまっていたんです。アメリカでプレーしていたときにあるコーチから『カーブは使うな』と言われたことがありました。とにかく『力で押していけ』と。二軍にいる間、先発として一軍昇格のチャンスがあるとわかり、ジョーのアドバイスを生かしてカーブを多投するようにしたんです。そうしたら、いいピッチングができるようになって、先発として一軍に昇格することができました。今は4種類の球種を使っているのですが、(球種が)2つのときよりも断然、効果的です」
他に、メッセンジャーを先発投手として成功に導いた久保康生(投手コーチ)、阪神在籍時数多くバッテリーを組んだ藤井彰人をNPBにおける恩人として挙げており、特に久保からは人生全般に関しても強い影響を受けたと語っている。
『バッキ―との交流』
こんな交流があったとは私は知らなかった。
「5年前、日本で40勝した頃だったと思います。私のもとに、一通の挑発的な手紙が送られてきました。その内容は『調子に乗るな!アメリカ人として100勝のオレの記録に届くのはまだまだだな』と。もちろん冗談なのですが、それ以降、勝利したりすると励ましの言葉をかけてくれます。すごく応援してくれていて、私にとっては大きな支えになっています」
バッキーにしてみても、メッセンジャーの活躍を通して大好きな阪神タイガースと繋がっていたかったのだと思う。
手紙をもらって、メッセンジャーは神戸の自宅からテレビ電話でルイジアナにいるバッキーと連絡を取ったという。バッキーの100勝の記録を抜くには、30代後半になるまで投げ続けないと厳しいと自覚し、それからは体の手入れを入念に行なうようになった述懐している。
通算100勝に迫った(この時点で残り7勝)阪神・メッセンジャーとバッキ―の絆を「ニューヨーク・タイムズ」が特集した。
記事では2人は直接会ったことはなく2013年までお互いのことを知らなかったことに言及。バッキー氏から「いつも君のプレーを見ているよ。君のスタイルは良いが、強化して、もっと内角を攻めなければならない。そうしないと相手打線につかまり、致命傷を受けることになってしまうよ」と、SNS上でメッセージを送り、そこから交流が深まったという。
「僕とジーンは妻のSNSでつながっているんだけど、日ごろからいろいろな話をしている。ジーンは阪神時代には、甲子園球場の近くのアパートメントに家族と住みながら、マウンドに上がっていたと言っていたよ。日本式のアパートメントだったってね。慣れない日本で、日本のスタイルを受け入れて成功を収めていった偉大な先輩だよ。すごく尊敬している。」として、バッキ―のあのアパートでの写真をアップしたのである。「彼のような外国人選手がいたからこそ、僕もここまで頑張って来れた」
大リーグ時代トピック
2005年6月マーリンズでメジャーデビュー。なおデビュー4戦目にあたる7月8日の対シカゴ・カブス戦では、5回一死から2番手投手として登板し、マット・マートンと2打席対戦して右犠飛と右二塁打であったが、この試合がマートンのメジャーデビュー戦であった。
マリナーズ時代では2009年9月の対ニューヨーク・ヤンキース戦では松井秀喜を全て直球で3球三振に打ち取っている。
メッセンジャーは、アメリカでは$380000(4000万円程)、阪神との初年契約は6000万円で、現在年俸は3億5千万円(推定)である。
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