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『過去の僕へ』─三沢昭人
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『過去の僕へ
君は今、大きな苦しみを背負っている。
味方のいない教室。一人で食べる、グチャグチャにされた弁当。悪口まみれの机。
君は今死にたいと思っている。だけどどこかまだ生きていたくて、毎日涙枯れるまで泣きながら生きている。
そんな君に、伝えたいことがあるんだ。
どうか、負けないでくれ。
大人になっても僕は自信がなくて鈍臭いままだ。だけど立ち直る方法を、前を向く方法を探して必死に生きている。ずっと惨めだと思っていたけど、二人の少女に出会って思ったんだ。そんな日々も悪くないんだって。
日坂唯さんという少女が君のとこへ来たと思う。その少女は優しくて、真っ直ぐな目をした子だ。僕のこの手紙を君に届けるために、君に会いに行ったんだ。
すごいと思わないか。家族にも言えなかった辛いこと、友人も分かってくれなかった心の痛みを、出会ったばかりの日坂さんはまるで自分の事のように感じてくれたんだ。今の君の気持ちを想像して、辛かったことを分かってくれたんだ。
僕には味方がいるんだよ。今の君にはいないとしても、一生続くわけじゃない。
生きていてくれてありがとう。僕はいつか幸せになるために必死で生きるから。
だから君も負けないで。どうか前を向いて。
君は、僕は、一人じゃないんだよ。
君は、僕は、彼らが言うような愚図でもゴミでもないんだ。
ちゃんと前を向いて生きれる、ただの人間だよ。
何度も言うようだけど、本当にこれだけは伝えたい。
僕よ、負けるな。
未来の君より』
君は今、大きな苦しみを背負っている。
味方のいない教室。一人で食べる、グチャグチャにされた弁当。悪口まみれの机。
君は今死にたいと思っている。だけどどこかまだ生きていたくて、毎日涙枯れるまで泣きながら生きている。
そんな君に、伝えたいことがあるんだ。
どうか、負けないでくれ。
大人になっても僕は自信がなくて鈍臭いままだ。だけど立ち直る方法を、前を向く方法を探して必死に生きている。ずっと惨めだと思っていたけど、二人の少女に出会って思ったんだ。そんな日々も悪くないんだって。
日坂唯さんという少女が君のとこへ来たと思う。その少女は優しくて、真っ直ぐな目をした子だ。僕のこの手紙を君に届けるために、君に会いに行ったんだ。
すごいと思わないか。家族にも言えなかった辛いこと、友人も分かってくれなかった心の痛みを、出会ったばかりの日坂さんはまるで自分の事のように感じてくれたんだ。今の君の気持ちを想像して、辛かったことを分かってくれたんだ。
僕には味方がいるんだよ。今の君にはいないとしても、一生続くわけじゃない。
生きていてくれてありがとう。僕はいつか幸せになるために必死で生きるから。
だから君も負けないで。どうか前を向いて。
君は、僕は、一人じゃないんだよ。
君は、僕は、彼らが言うような愚図でもゴミでもないんだ。
ちゃんと前を向いて生きれる、ただの人間だよ。
何度も言うようだけど、本当にこれだけは伝えたい。
僕よ、負けるな。
未来の君より』
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