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プロローグ
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『キミの静かな存在が、俺の心を現実のものに変えるから』
全ての出来事はこの公園から始まった。
内気な私に奇跡が起こり、
大好きな彼と付き合い始めて三年。
そろそろ結婚も意識し始めた頃……
突然「ちょっと会える?」と彼からメッセージが来て、この公園へ呼び出された。
ドキンッ
その文字を見た瞬間、私の心臓が高鳴った。
付き合って初めての彼からの呼び出し。
この三年間、願い続けて……でも、考えないようにしていたコト。
ついに『プロポーズ』かもと、かなり舞い上がって行くと
『突然フラれた』
訳が分からず、私は思わず彼の袖を掴んだ。
(触れていないと彼が消えてしまいそうだったから。)
「優っ、何で?
嘘だよね。
ねぇ、お願いだから嘘だって言ってよ。
私のコト嫌いになったの?
嫌だよ。ねぇ、嫌だよ。」
首を振り、何度も理由を訊ねたけれど、彼は黙ったまま答えなかった。
長い沈黙が二人を包んだ後、去り際に彼が言った。
「玲の事、嫌いじゃないけど……
独りになりたい。」
『キライジャナイケド ヒトリニナリタイ?』
(私、どこで間違えたのだろう?)
そんな事をずっと考えながら自分の部屋へ戻った。
どうやって帰ったのか、彼と何を話したのかはよく覚えていない。
その夜、私は泣いた。
泣いて、泣いて、気がついたら……
私はカレに『転生』していました。
『今度こそ、絶対に幸せになってやるっ!』
これは、そんな私のやり直しストーリーである。
全ての出来事はこの公園から始まった。
内気な私に奇跡が起こり、
大好きな彼と付き合い始めて三年。
そろそろ結婚も意識し始めた頃……
突然「ちょっと会える?」と彼からメッセージが来て、この公園へ呼び出された。
ドキンッ
その文字を見た瞬間、私の心臓が高鳴った。
付き合って初めての彼からの呼び出し。
この三年間、願い続けて……でも、考えないようにしていたコト。
ついに『プロポーズ』かもと、かなり舞い上がって行くと
『突然フラれた』
訳が分からず、私は思わず彼の袖を掴んだ。
(触れていないと彼が消えてしまいそうだったから。)
「優っ、何で?
嘘だよね。
ねぇ、お願いだから嘘だって言ってよ。
私のコト嫌いになったの?
嫌だよ。ねぇ、嫌だよ。」
首を振り、何度も理由を訊ねたけれど、彼は黙ったまま答えなかった。
長い沈黙が二人を包んだ後、去り際に彼が言った。
「玲の事、嫌いじゃないけど……
独りになりたい。」
『キライジャナイケド ヒトリニナリタイ?』
(私、どこで間違えたのだろう?)
そんな事をずっと考えながら自分の部屋へ戻った。
どうやって帰ったのか、彼と何を話したのかはよく覚えていない。
その夜、私は泣いた。
泣いて、泣いて、気がついたら……
私はカレに『転生』していました。
『今度こそ、絶対に幸せになってやるっ!』
これは、そんな私のやり直しストーリーである。
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