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109 医科?以下?烏賊?

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『獲ったぞー!!』

「よく頑張りましたね。しかし、大物ですね・・・。」

そう、こいつは大物だ。
体長7・80cmはある鮭によく似たます科の魚だ。雄か雌か判らないけど卵は持ってなさそうだ。塩焼きもいいけどバターソテーもいいなぁバターないけど、塩漬けにすれば暫く食べれるぞ♪

「アランさん、これは何ですか?」

「これは多分イカですね。私はあまり魚には詳しくはないので違うかもしれないですけど・・・。」

んっ?イカ?
このどこからどう見ても鮭にしか見えない魚が‟烏賊”ですと!?川に居るのにイカ。マジか!又似た様な名前が出て来たぞ・・・。この世界はどこか地球に似ている、名前も北欧っぽいのが多いしたまに中国風もいる。‟イモマメ”なる南瓜に似た野菜もあるし、ここは異世界ではないのか?

俺は実は死んでいるとか?紗良が読んでた小説でゲームの中に転生するのがあったがもしかしてそれなんだろうか?俺が知らないだけで実在するゲームなのかも知れない。じゃあ、俺はもう帰れない・・・のか?

「ルネ君?どうかしましたか?顔色が悪いみたいですが・・・。」

いけない!アランさんと森に来てたんだった。今はとりあえず考えないでいよう!アランさんに心配を掛けたら悪いし。

「大丈夫。これ 食べる 出来る?」

「特に毒とかは無かったはずですから大丈夫ですよ。」

毒は無いらしいひとまず安心。イカ?も他の魚同様にはらわたを取るが、・・・どうやって持って帰ろう?他の木の実や葉っぱに匂いが付くのは避けたいし・・・。

とりあえず、蟹を入れた袋の大きいのを作り大きな葉っぱで包んでから入れる。それを自分の籠に入れようとしたらアランさんに取り上げられアランさんの籠に入ってしまった。俺の籠では重さが心配らしい、確かにそこまでの強度は無いかも知れないので素直にお願いした。

違うルートで帰ります。


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