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139 久し振りの食事

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「「「「・・・・」」」」

どうしよう・・・。
こんな立派なお屋敷だけど、味付けが塩胡椒だけだやっぱり。
お肉は薄く切られていて盛り付けは綺麗だけど、味付けが砦で初めて食べた時を思い出す。1回なら耐えられるけど此処に滞在中はずっとだよね?何日居るのかは知らないけど。俺が作りたいけどお屋敷の料理人さんに失礼だろうし、仕方ない2・3日なら耐えてみせようぞ!!

「・・・ルネの味に慣れてしまうと、これは一寸・・・ねぇ。」

「・・・・」

「確か、知らない間に俺達の舌はルネ仕様になってしまっているな。」

どうやら3人もこの味付けが物足りなく感じているみたいだ。
さてどうしようかね。マヨネーズを作る訳にはいかないし、せめてリーがあれば少しは違うかな?

「アル、僕 リー 欲しい。」

「「「!!」」」

「そうだな!リーだけでも大分違うか!セバス!!リーを半分に切って多めに持って来てくれ。」

セバスは素早く部屋を出て厨房ってそんなに近いの?って思う時間で戻って来た。
俺達はリーを受け取り、お肉とサラダに掛けて食べる。やはり物足りなさはあるがさっきよりも食べやすい。何とかリーを使って食事を終わらせるとそこで解散になった。

部屋に戻ると明日の説明を受ける。
因みに俺の部屋はアルと一緒です、もう成人(こっちでは)なのに未だ心配なんだろうか?

明日はアルとリカルドは用があって‟しろ”っと言う所に行くらしい、なので俺はジークさんと服や靴他に必要な物が有ったら買っていいとの事。新しい服は嬉しいこの服も若干大きいのだ主に股下とか・・・決して俺が足が短い訳ではないがここの人達は背が高く足が長い。アル達だけでなく街の人達も大体がスタイルが良かったのだ。

何か新しい物が見れたらいいなぁ。
明日の買い物が楽しみです♪


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