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51 朝食の献立は?

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文句タレタレのシュートーと一緒に朝食の準備。
冷蔵庫に仕舞って置いた浅漬けを出し、2人で絞りボールに移す。後は時間前に小分けしすればいいだけ、時間が余ったのでスープも俺達が調理し調理当番の2人にはお肉を頼んだ。相変わらずお肉を調理しているとは思えない音がする、一寸したホラー映画のワンシーンだお肉から血が出てれば完全ホラーだよ。

お肉のソースを作れないか冷蔵庫を見るがこれといった調味料はなかった。
けど、大量の牛乳らしき物があった。聞いたら未だ大丈夫だというのでスープに使う、多分それ以外に使わなそうだし。未だ水を足してないので牛乳を投入!

スープの味を調えて完成。
今日は過程が少ないしシュートーも大分慣れて気持ち早くなっている。後は包丁が切れれば・・・。

スープも浅漬けも後は分けるだけなので少し時間が出来た、他に野菜はないか聞いたら貯蔵庫にもあると言うので見せてもらった。そこには大量のクル芋とロークに牛蒡みたいな‟イミン”にニンニクみたいな匂いがする芋‟ラルル芋”があった。クル芋とロークは使う分だけ冷蔵庫に入れてあるらしい、入口付近には調味料が棚にいっぱい置いて在った。油も大量にあるからポテトが作れるな、芋も少し痛んでいるから早めに使わないと。

貯蔵庫で色々考えている内に時間になったので戻る。

準備が終わった所に第1陣が来た。
浅漬けを見てマヨネーズではない事に肩を落としていたがスープを見て元気になった。やはりマヨネーズは中毒性が高い国・世界関係なく人を惑わせる魅惑の調味料。危険です♪

アル達が来たので俺の仕事は終了(シュートーは未だ仕事中)。
席に着きアル達と一緒に食事をする。最近、アルが俺のマネをして‟頂きます”を言う様になった。

そして、今回も新たな味に食堂はにぎやかだ。流石に3回目ともなると皆も慣れて来たのか楽しそうに驚いている。まぁ、アル達は固まっているけどね。これが世に出た時の事とか今後の事とか考えているんだろうなぁ。

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