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第1章
5話兵士の離散
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有岡城 夕方
池田恒興「殿が明智光秀に討たれただと。信忠様はどうなった。」
家臣「信忠様の行方は分かりません。あとこの文を、怪しい飛脚が持っていたものです。まさかそのような内容だとは分からずに開けてしまいました。申し訳ありません。」
池田恒興「なんだそのような内容は、見せよ。.....これは一条家の公家紋だ。しかも、羽柴宛の文だぞ。明智光秀が本能寺で討った。早く京に戻ってくれと書いてあるぞ。なぜわざわざ中国方面の毛利と戦っている羽柴に文を送る。(まさか、明智を唆した公家の裏に羽柴がいるのか。それか織田家家臣を困惑させるためなのか。)」
池田恒興は信長の乳母である養徳院の子にあたり
池田元助「羽柴軍は備中高松城を水攻めで落としています。京に帰るのに少なくとも2週間以上かかるでしょう。この文自体一条家からの文でなく明智の文かと。何より今毛利に信長様が亡くなったことが知られるのが一番問題でしょう。信長様の死が知られる前に毛利と和睦するように羽柴殿に文を送るべきだと思います。」
池田輝政「明智光秀の裏切りが真なら次に狙うのは京に近い大坂にいる信孝様でしょう。信孝様をここ有岡城に居てもらうのが安全かと。」
恒興の長男、元助は羽柴へ毛利とすぐに和睦すること、次男の輝政は信長の三男信孝を有岡城に入場させるのを進言した。
池田恒興「今すべきことは、その二つか、....時間稼ぎをすれば西から羽柴軍、北から柴田軍が京に向かってくるだろう。籠城すれば明智軍の攻撃をしのげばいいのか。」
――――――――――――――――――――――――――――
大坂周辺 日没
織田信孝「にっ丹羽殿、父上が討たれたと知らせが入った。これからどうすればいい。」
信孝は信長が討たれたことに動揺し、物事を決めるような精神状態ではなかった。
丹羽長秀「信孝様お気を確かにお願いします。まだ信忠様が討たれたという知らせはございません。今我々にできることをしましょう。我が軍は1万4千ほどいます。明智軍は2万超えですが公家や国衆を懐柔し軍勢はより多くなるでしょう。しかし織田家の一門が謀反人明智光秀に立ち向かう姿勢を見せれば少なくとも国衆に牽制できます。」
蜂屋頼隆「兄上、それはできなくなりました。兵士が逃げ帰っています。今は4千もいないくらいです。」
丹羽長秀の妹を嫁に持つ蜂屋頼隆が部屋に入りながら言った。
蜂屋頼隆「それに加え池田恒興殿から文が届いた。有岡城に来てくれ。らしいです。」
織田信孝「有岡城に籠城するということか。」
―――――――――――――――――――――――――――――
安土城 夜
織田信忠「守備兵は500ほどしかいないか。」
安土守備兵「はい、信長様が討たれたというのを聞いて商人も大名の人質も含めてみな散ってしまいました。」
織田勝長「なら、岐阜城で兵を集めますか。」
織田信忠「ああ、そうしよう、守備兵皆私についてこい。あと城門や城を守るための施設は破壊しておけ。」
安土守備兵「よろしいのですか。」
織田信忠「燃やすなよ。この城は軍事的には意味がないんだ。あくまで象徴として存在しているからな。」
池田恒興「殿が明智光秀に討たれただと。信忠様はどうなった。」
家臣「信忠様の行方は分かりません。あとこの文を、怪しい飛脚が持っていたものです。まさかそのような内容だとは分からずに開けてしまいました。申し訳ありません。」
池田恒興「なんだそのような内容は、見せよ。.....これは一条家の公家紋だ。しかも、羽柴宛の文だぞ。明智光秀が本能寺で討った。早く京に戻ってくれと書いてあるぞ。なぜわざわざ中国方面の毛利と戦っている羽柴に文を送る。(まさか、明智を唆した公家の裏に羽柴がいるのか。それか織田家家臣を困惑させるためなのか。)」
池田恒興は信長の乳母である養徳院の子にあたり
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池田輝政「明智光秀の裏切りが真なら次に狙うのは京に近い大坂にいる信孝様でしょう。信孝様をここ有岡城に居てもらうのが安全かと。」
恒興の長男、元助は羽柴へ毛利とすぐに和睦すること、次男の輝政は信長の三男信孝を有岡城に入場させるのを進言した。
池田恒興「今すべきことは、その二つか、....時間稼ぎをすれば西から羽柴軍、北から柴田軍が京に向かってくるだろう。籠城すれば明智軍の攻撃をしのげばいいのか。」
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大坂周辺 日没
織田信孝「にっ丹羽殿、父上が討たれたと知らせが入った。これからどうすればいい。」
信孝は信長が討たれたことに動揺し、物事を決めるような精神状態ではなかった。
丹羽長秀「信孝様お気を確かにお願いします。まだ信忠様が討たれたという知らせはございません。今我々にできることをしましょう。我が軍は1万4千ほどいます。明智軍は2万超えですが公家や国衆を懐柔し軍勢はより多くなるでしょう。しかし織田家の一門が謀反人明智光秀に立ち向かう姿勢を見せれば少なくとも国衆に牽制できます。」
蜂屋頼隆「兄上、それはできなくなりました。兵士が逃げ帰っています。今は4千もいないくらいです。」
丹羽長秀の妹を嫁に持つ蜂屋頼隆が部屋に入りながら言った。
蜂屋頼隆「それに加え池田恒興殿から文が届いた。有岡城に来てくれ。らしいです。」
織田信孝「有岡城に籠城するということか。」
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安土城 夜
織田信忠「守備兵は500ほどしかいないか。」
安土守備兵「はい、信長様が討たれたというのを聞いて商人も大名の人質も含めてみな散ってしまいました。」
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織田信忠「ああ、そうしよう、守備兵皆私についてこい。あと城門や城を守るための施設は破壊しておけ。」
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