むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス

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33話 夏祭り③

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境内に戻ると、橘と白石がほぼ同時にこちらを見つけた。 
「おっ、やっと戻ってきた!」 
「健斗くん、どこに行っていたんですか?」 
「え、えっと……ちょっと静かなところで休んでただけで――」 
「ふーん?」
 橘がじっと覗き込んでくる。
 「なんか顔赤くない?」
 「気のせいだって!」 
「絶対気のせいじゃないやつ~」
 白石も腕を組み、じっと健斗を見つめる。
 「……あとで詳しく聞かせてくださいね」 
(やばい、詰められる未来しか見えない……) 
「ま、いーや! とりあえず屋台行こ!」 
橘がぱっと空気を切り替え、健斗の袖を引いた。 
「白石さんも行こ! 三人で回ろ!」 
「……はい」
こうして、三人で屋台めぐりが始まった。 

人波に押されながら歩いていると、左右から同時に視線を感じた。

「健斗くん」
「健斗」

ほぼ同時に呼ばれて、思わず足が止まる。

振り向くと、橘と白石がぴったりと並んで立っていた。

「ねぇ、はぐれたんだから、ちゃんと真ん中歩いてよ」
橘が自然に健斗の腕を取る。

「……私も、見失わないようにしますから」
白石も反対側からそっと距離を詰めた。

結果――健斗は、二人に挟まれる形になる。

「ちょ、ちょっと近くない?」
「何言ってんの~。迷子防止でしょ?」
「人混みですから。仕方ありません」

そう言いながらも、二人とも一歩も引かない。

左右から伝わる体温と、2人の柔らかい胸の感触に、健斗の思考は一気に追い込まれる。

(……これ、完全に包囲されてないか俺)

橘が顔を近づけて、わざと小声で囁く。

「さっきさ、美優さんと二人でどこ行ってたの?」
「いや、別に……ちょっと静かなとこで――」
「ふーん?」

白石も同じ距離で覗き込む。

「……ちゃんと説明、してくれますよね?」
「い、いや……その……」

二人の視線が同時に刺さる。

「ほら、健斗くん。逃げないで?」
「……私たち、ちゃんと聞きたいんです」

健斗は完全に観念した。

「……あとで話す。ちゃんと話すから」

橘が満足そうに笑う。

「よし。それで許したげる」
白石も小さく息をついた。

「……約束ですよ」

そのまま三人で並んで歩き出す。

二人は離れない。
むしろ、さっきより少しだけ距離が近い。

花火の光が夜空に広がり、
その明かりが三人の影を重ねて映していた。

(……これ、完全に挟まれてる。ずっと胸の感触があったらムスコが元気になってしまう。)

左右から伝わる体温に、健斗は少しだけ肩をすくめる。

「……あ、あのさ。とりあえず屋台、見ようよ。ずっと立ってるのもなんだし」

その一言に、橘がぱっと顔を明るくした。

「それ! 射的あるじゃん、行こ行こ!」

白石も小さく頷く。

「……金魚すくいも、あちらにありますね」

三人は人波を抜け、屋台の列へと移動した。
そのおかげで、さっきまでの妙に近い距離も、少しだけ自然にほどける。

健斗は内心ほっと息をついた。

(……助かった)

――まず橘が射的の前で立ち止まる。

「ねぇ見て! あれ取れたらすごくない?」
「無理だろ、それ」
「えー、やってみなきゃ分かんないじゃん!」

店主から銃を受け取り、橘は真剣な顔になる。

「健斗くん、ちゃんと見ててよ? これ、集中力勝負だから」

構える姿は意外と様になっていた。
だが、浴衣の胸元付近が緩まり少しはだけ横から見ると谷間が見えてしまっていた。健斗は視線の置き場に困る。

「……あ、外した」
「惜しいな」
「もーっ、もう一回!」

悔しそうにする橘をよそに健斗は見事な谷間に鼻を伸ばしてしまっていた。
「橘さんのことばかり見ていますね。何かあるんですか。」
後ろから白石は話しかけ健斗は慌てふためいた。
「いや・・えっと何もないよ。」

「なにその反応。変なの~」

くすっと笑いながら、橘はまた銃を構えた。
「もう!わざとやってるの?胸元崩れてるよ。」
白石が橘の浴衣を直す。
「そういうことか。いやらしい視線感じてたんだなー。見たければ後で人目が付かないところで見せるから安心して。」
「そんな問題じゃないでしょ。やめなさい。」
白石は健斗の視線を釘付けにした橘に少し嫉妬しながら射的を止めさせた。

白石にたしなめられた橘は、少しだけ頬を膨らませて銃を店主に返した。

「はいはい、射的はここまで~。集中力切れた~」

「十分楽しんだでしょう」
白石はそう言いながら、小さく息をつく。

「じゃあ次は金魚すくいかな」
健斗が指さすと、白石がそちらを見て目を輝かせた。

「はい、やりましょう」

「お、珍しいね。白石さんがそう言うの」
「……子どものころ、うまくできなかったので。今日はリベンジです」

三人で金魚すくいの屋台に並ぶ。
水面には赤や白の金魚がゆっくりと泳ぎ、提灯の光が反射してきらきらしていた。

「はい、ポイどうぞ」

白石は受け取ると、慎重にしゃがみ込み、水面をじっと見つめる。

「……動き、読まないとですね」

「真剣すぎない?」と橘が笑う。
「勝負事は本気で挑みますから」

健斗はそのやり取りを横で見ながら、自然と微笑んでしまう。

白石はゆっくりポイを入れ、金魚の動きに合わせてそっとすくおうとする。

「……あっ」

紙が少し揺れ、金魚がすっと逃げた。

「惜しい!」
橘が声を上げる。

「……難しいですね。でも、楽しいです」

その言葉に、どこか嬉しそうな表情が浮かぶ。

橘もしゃがみ込み、のぞき込む。

「ねぇねぇ、次はこうやって追い込むんだって!」

「橘さん、静かにしないと逃げます」

「えー、応援してるだけなのに~」

二人のやり取りに、健斗は思わず吹き出した。

ふと視線を下に向けると白石の浴衣のお尻部分にパンツラインが浮いていた。
(どうしよう。伝えるべきか。)
悩んでいると橘が耳元でささやいた。
「透子ちゃんのお尻見つめてどうしたの。欲求不満?我慢できないの?」

「ちょ!突然びっくりするだろ。」

「耳も弱いんだあ。メモしとかないと。」

「そんなことより、パンツラインが浮いてるから伝えてくれないか。」

「ほんとだ。健斗君そんなとこにも気が付くとは、変態なのか、紳士なのか。わかった。私から話すから。向こうのお手洗いに行くから。」

「わかった。しばらく時間もたったし、食べ物買いに行ってくるわ。向こうで待ち合わせしよう。」

白石のポイが破けたあと橘は白石を連れてお手洗いに行った。



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