むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス

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45話 プールデートの始まり

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美憂さんと約束した、プールの日がやってきた。

 家庭教師と生徒。
 普段なら教科書とノートを挟んで向かい合う関係だけれど、今日は違う。

 勉強の合間に交わした何気ない会話。
 少し強い感情と、少しの後悔。
 そして「埋め合わせ」という言葉に背中を押されるように決まった、この約束。

 今日は――
 先生でも、生徒でもなく、
 ただ一緒に出かける、二人きりの時間。

 楽しみなはずなのに、
 どこか落ち着かなくて、
 なぜか胸の奥がそわそわする。

 そんな気持ちを抱えたまま、俺は待ち合わせ場所へ向かった。



駅の改札前で待っていると、少し小走りで近づいてくる人影が見えた。

「ごめん、待った?」

「い、いえ」

 美憂さんは白い薄手のブラウスに、涼しげなスカート姿。肩には大きめのバッグ。きっと中には水着やタオルが入っているのだろう。

「今日、暑いわね」

「ですね……」

 ホームに立つだけで、じわりと汗ばむ。

 電車が到着し、並んで乗り込む。夏休みの昼前ということもあって、車内はそれなりに混んでいた。

「こっち、つり革つかまれる?」

「はい」

 近い。
 思ったより距離が近い。

 車両が揺れた瞬間、美憂さんがバランスを崩し、健斗の腕に軽く触れた。

「ごめん」

「だ、大丈夫です」

 そのときだった。

 窓から差し込む強い光と、うっすら滲んだ汗のせいで、ブラウス越しのラインがくっきり見えてしまった。

「……」

 視線が、ほんの一瞬だけ止まる。

(やばい)

 慌てて窓の外を見る。

 心臓が妙に速い。

「健斗くん、暑い?」

「え? い、いや、大丈夫です」

 美憂さんは気づいていないらしい。
 首元をぱたぱたと扇ぎながら、少し困ったように笑う。

「汗、かいちゃったかも。駅着いたら少し涼みましょう」

(そんなこと言われたら余計に意識するだろ……)

 先生として見慣れているはずなのに、今日は違う。

 ただ隣に立っているだけなのに、いつも以上に女性らしさを感じてしまう。

 電車が揺れ、再び距離が近づく。

 ふわりと香水の香りが漂った。

(今日は……先生じゃない)

 そう思った瞬間、胸の奥がどきりと鳴った。

「楽しみね、プール」

 屈託のない笑顔。

「……はい」

 その言葉に、健斗はもう一度自分に言い聞かせる。

(今日はちゃんと、冷静でいないと)

 電車は、夏の光の中を進んでいった。



更衣室のロッカーの扉を開けたまま、美憂はしばらく動けずにいた。

 バッグの中から取り出した水着を、もう一度広げて確認する。

 黒を基調にした、大人っぽいデザイン。
 露出は決して過激ではないけれど、ラインをきれいに見せる形。

(……大丈夫よね)

 鏡の前に立つ。

 ブラウスを脱ぐ。
 汗で少し肌に張りついていて、指先がわずかに震える。

(太ってない?)

 横から体を確認する。

(お腹……出てない?)

 後ろを向いて、背中も見る。

(ムダ毛……ちゃんと処理したわよね?)

 こんなふうに気にする自分が、少し可笑しい。

(年下の男の子相手に、何を本気になってるのかしら)

 それでも――

 水着を身につけるとき、ほんの少しだけ呼吸が浅くなる。

 鏡の中には、“先生”ではない自分がいた。

(似合ってる……?)

 答えは出ない。

 けれど、胸の奥がどくんと鳴る。

(健斗くん、どう思うかしら)

 そう考えた瞬間、頬がほんのり熱くなった。

一方そのころ、俺は男子更衣室を出て、ロビーのベンチに腰かけていた。

(今ごろ着替えてるのか……)

 考えないようにしていたはずなのに、勝手に想像が広がる。

 さっきの電車。
 薄着。
 汗。
 うっすら透けたライン。

(落ち着け)

 でも今日の水着は――

(どんなのだろう)

 大人っぽい?
 シンプル?
 まさか、可愛い系……?

 頭の中で勝手にいくつもパターンが浮かぶ。

 ふと、自分の喉が渇いていることに気づく。

(先生なんだぞ)

 そう言い聞かせても、

(でも今日は先生じゃないって言ってたよな……)

 水の音。
 子どもたちの笑い声。
 夏のざわめき。

 なのに、自分だけ妙に落ち着かない。

(やばいな……ムスコは絶対に鎮めないと)

 期待してる自分がいる。



更衣室の扉が開く。

「お待たせ」

 その声で顔を上げた瞬間、思考が止まった。

 黒を基調にしたビキニ。
 とても大人なイメージが付き、妙に目を引く。

 大人の余裕と、少しの緊張。

「……どう?」

 少しだけ、声が硬い。

 俺は一瞬言葉を失い――

「……すごく、似合ってます」

 本音がそのまま出た。

 美憂はわずかに息を止め、それから小さく笑う。

「よかった」

 その安堵の笑顔に、また胸が鳴る。

 今日は、いつもの授業じゃない。

 “先生”じゃない美憂さんが、目の前にいる。

 そして俺は、完全に意識してしまっている。

更衣を済ませ、プールエリアに出ると、昼の光が水面に反射してきらめいていた。

「わ……思ったより広い」

「ですね」

 歓声と水音が混ざる中、二人は流れるプールへ向かう。
 大きなドーナツ型の浮き輪をひとつ借りると、美憂が少し困ったように笑った。

「これ、一人用……じゃないわよね?」

「……たぶん、二人でもいけます」

「いけるの?」

 言いながらも、美憂は浮き輪を水に浮かべる。

「じゃあ、どうする?」

「えっと……向かい合って入れば」

 軽い冗談のつもりだったのに、美憂は少しだけ視線を揺らしたあと、小さく頷いた。

「……それで、いきましょう」

 先に美憂が浮き輪の穴に腰を落とす。
 水に浮かぶその姿に、一瞬目を奪われる。

(やばい)

 黒を基調にした水着は、大人っぽくて落ち着いているのに、体のラインをきれいに見せる形だった。

「健斗くん?」

「は、はい!」

 慌てて浮き輪に足を入れる。

 結果――

 当然、距離はほとんどない。

 向かい合う形で、太もも同士が水の中で触れ合い、浮き輪の内側で自然と身体が近づく。

「……近いわね」

「すみません」

「謝ることじゃないでしょ」

 流れに身を任せると、ゆっくりと身体が揺れる。
 水の動きで、さらに距離が詰まる。

 胸元がわずかに近づき、健斗は視線の置き場に困る。

「どこ見てるの?」

「み、見てません!」

「ふふ、冗談よ」

 笑うとき、いつもの先生の顔ではない。
 少しだけ緊張が混ざっている。

「こういうの……中学生以来かも」

「え? 大学生でも来ないんですか?」

「忙しくなるとね。友達とも予定合わなくなるし」

 水に揺れる髪。
 日差しを受けた肌。

(思ったより、色っぽい……)

 不意に水が揺れ、美憂の身体が少し前に傾く。

「きゃっ」

 反射的に支える。

 手のひらに伝わる、温度。

 浮き輪の中で、ほとんど抱き寄せる形になる。

「……ありがとう」

 近い。

 顔が近い。

 視線が絡む。

 流れる水音だけが聞こえる。

「健斗くん、心臓速くない?」

「え?」

「水、そんなに冷たくないのに」

 からかうような目。
 けれど、その頬も少し赤い。

「先生こそ」

「今日は先生じゃないって言ったでしょ」

 その言葉に、胸が跳ねる。

 浮き輪がゆっくり回転し、今度は横並びになる。
 肩が触れ、腕が水中で自然に重なる。

「思ったより……自然ね」

「何がですか?」

「一緒にいるの」

 その声は、小さくて柔らかい。

 水面に反射する光が、二人の距離を曖昧にする。

「年下なのに、変に気を遣わなくていい」

「それ、褒めてます?」

「ええ」

 微笑む。

(守りたい)

 その感情が、はっきりと形になる。

 しばらく流れに身を任せたあと、美憂がぽつりと言った。

「今日は……来てよかった」

「俺もです」

 その瞬間、また目が合う。

 まだ昼前。
 ただ穏やかで、少し甘い時間。

 このあと何かが起きるなんて、まだ想像もしていなかった。
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