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1章
第六話 対帝国軍攻城戦2
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大陸歴204年 4月28日 ヨヌカホ城塞防衛戦開始
帝国軍本陣
「チェスザイア中佐殿、城壁の上から大砲を撃ってきました。」
「ええ、まだ使者は帰ってきていないぞ。仕方がない大砲を打ち返せ。それに打って出る。可能性もある。騎兵の対策もしておけ。」
「了解しました。」
城兵が先制攻撃したためチェスザイアたちは後手にまわることになってしまった。
ヨヌカホ城塞
「アルヴィン様、こちらの大砲はすべて撃ち終え装填中で、帝国軍が大砲を撃ち返し始めました。」
「北の城壁に穴が開きました。兵がなだれ込んできます。」
「ヘルロフ、銃剣隊を率いて北の守りを厚くしろ、伝令兵、マイルズに騎兵で突撃させる準備をさせろ。次にこちらが撃つ大砲が討ち終えたら門を開け敵陣に突撃するよう伝えろ。」
「「了解しました。」」
「砲兵隊、聞け。敵の大砲の近くに守るようにして帝国軍の銃剣隊がいる。騎兵にとって銃は弱点だ。その付近に撃て。」
「装填、照準完了しました。」
「よし撃て!」
城門内
「城門を開けろ。」
「我が隊は騎兵3百、銃剣隊6百だ。西に陣取る帝国軍の大砲を1/3破壊することを目標にする。そうすれば防衛もやしやすくなる。さあ行くぞ。進め!」
マイルズ隊は西の門から騎兵を百ずつ銃剣兵を2百ずつを西に陣取る帝国軍の右翼、左翼、中央の砲兵隊それぞれに突撃した。
「急げ、手が空いている奴は大砲に火薬を無理やり詰めて暴発させろ。」
中央の帝国軍の大砲は無力化に成功した。
「マイルズ様、敵は思ったよりも速く隊列が整ってきています。」
「マイルズ様、右翼の兵、大砲の無力化に失敗、敗走しています。」
「左翼はまだです。」
「中途半端だが目標は一応達成している。撤退する。」
帝国軍本陣
一日目の戦闘が終わり、夜になった。そこにある男と複数の女が来た。
「大変な時に来てしまいましたね。戦況はどうですか。」
「あなたは、モルモクプト国教会の神父か。神父がなんの用事だ。今まで帝国の戦争や政治とは関わっていなかったのに。」
「それが、事情が変わったようなんです。あっ、用事は贈り物を渡しに来ただけです。一つがこの水晶玉です。これは魔力を持つ者同士が使えば遠くにいても意思疎通が可能になります。」
「何を言っているんだあんたは、我々はそんなことを相手してる暇はない。」
「我々モルモクプト国教会には秘匿技術があるというのを知っていますよね。帝国軍人ならうわさ程度ではなく信憑性が高いことも。2つ目は喜んでくれると思います。5名の女を使ってください。返してくださいよ。魔力保有者なんですから。」
「お前の言っていることがよくわからん。」
「申し訳ございません。詳しく説明しますとまず、我々が秘匿にしている技術は魔力を動力としています。その魔力は誰でも持っているわけではございません。そして、魔力は負のエネルギーで増幅される。つまり人間のストレスで魔力が増えるとモルモクプト国教会は考えています。また、この5人の女性は魔力保有者です。」
「分かったぞ。そこの女たちを犯して魔力を増幅させそのエネルギーで水晶を動かせというわけか。」
「その通りです。水晶を動かすには相当の魔力を必要としますので、毎晩可愛がってあげてください。」
「大丈夫なのか。この女たちは信者ではないのか。」
「この女たちは奴隷商から買った商品です。先ほども言いましたが魔力保有者ですので逃がしたりしないでくださいよ。」
「分かった。だが、お前たちもなかなか畜生だな。」
帝国軍本陣
「チェスザイア中佐殿、城壁の上から大砲を撃ってきました。」
「ええ、まだ使者は帰ってきていないぞ。仕方がない大砲を打ち返せ。それに打って出る。可能性もある。騎兵の対策もしておけ。」
「了解しました。」
城兵が先制攻撃したためチェスザイアたちは後手にまわることになってしまった。
ヨヌカホ城塞
「アルヴィン様、こちらの大砲はすべて撃ち終え装填中で、帝国軍が大砲を撃ち返し始めました。」
「北の城壁に穴が開きました。兵がなだれ込んできます。」
「ヘルロフ、銃剣隊を率いて北の守りを厚くしろ、伝令兵、マイルズに騎兵で突撃させる準備をさせろ。次にこちらが撃つ大砲が討ち終えたら門を開け敵陣に突撃するよう伝えろ。」
「「了解しました。」」
「砲兵隊、聞け。敵の大砲の近くに守るようにして帝国軍の銃剣隊がいる。騎兵にとって銃は弱点だ。その付近に撃て。」
「装填、照準完了しました。」
「よし撃て!」
城門内
「城門を開けろ。」
「我が隊は騎兵3百、銃剣隊6百だ。西に陣取る帝国軍の大砲を1/3破壊することを目標にする。そうすれば防衛もやしやすくなる。さあ行くぞ。進め!」
マイルズ隊は西の門から騎兵を百ずつ銃剣兵を2百ずつを西に陣取る帝国軍の右翼、左翼、中央の砲兵隊それぞれに突撃した。
「急げ、手が空いている奴は大砲に火薬を無理やり詰めて暴発させろ。」
中央の帝国軍の大砲は無力化に成功した。
「マイルズ様、敵は思ったよりも速く隊列が整ってきています。」
「マイルズ様、右翼の兵、大砲の無力化に失敗、敗走しています。」
「左翼はまだです。」
「中途半端だが目標は一応達成している。撤退する。」
帝国軍本陣
一日目の戦闘が終わり、夜になった。そこにある男と複数の女が来た。
「大変な時に来てしまいましたね。戦況はどうですか。」
「あなたは、モルモクプト国教会の神父か。神父がなんの用事だ。今まで帝国の戦争や政治とは関わっていなかったのに。」
「それが、事情が変わったようなんです。あっ、用事は贈り物を渡しに来ただけです。一つがこの水晶玉です。これは魔力を持つ者同士が使えば遠くにいても意思疎通が可能になります。」
「何を言っているんだあんたは、我々はそんなことを相手してる暇はない。」
「我々モルモクプト国教会には秘匿技術があるというのを知っていますよね。帝国軍人ならうわさ程度ではなく信憑性が高いことも。2つ目は喜んでくれると思います。5名の女を使ってください。返してくださいよ。魔力保有者なんですから。」
「お前の言っていることがよくわからん。」
「申し訳ございません。詳しく説明しますとまず、我々が秘匿にしている技術は魔力を動力としています。その魔力は誰でも持っているわけではございません。そして、魔力は負のエネルギーで増幅される。つまり人間のストレスで魔力が増えるとモルモクプト国教会は考えています。また、この5人の女性は魔力保有者です。」
「分かったぞ。そこの女たちを犯して魔力を増幅させそのエネルギーで水晶を動かせというわけか。」
「その通りです。水晶を動かすには相当の魔力を必要としますので、毎晩可愛がってあげてください。」
「大丈夫なのか。この女たちは信者ではないのか。」
「この女たちは奴隷商から買った商品です。先ほども言いましたが魔力保有者ですので逃がしたりしないでくださいよ。」
「分かった。だが、お前たちもなかなか畜生だな。」
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