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B3 壁と秤 Part1
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次の階へ進む。
「次はどんな奴と戦うんだろう?」
「今までよりも強敵なのは間違いないだろうな」
「だが、我々は既に塔の4割をクリアした。
奴を少しずつ追い詰めているのも事実」
「そうだね」
「まだ4割だ。
シンセ、お前は昔から物事を良いように考えすぎる」
「そうか?
悪い方に考えても良いことはないと思うが」
「それが油断だというのだ。
この塔で気を緩めれば、文字通り命取りになる」
采漢紳とシンセは、二人とも冷静な性格で、文字を読むのが得意、理解力があり賢明など共通する部分があったが、対立する部分もあった。
采漢紳は慎重で、思いついてもすぐには行動に移さないことが多い。
他人に心を開くのにも時間がかかる。
それに対してシンセはフットワークが軽く、楽天的だった。
互いに互いの性格をよく知り、譲り合う気持ちを持ち合わせているため両者の関係は上手くいっているが、そうでなければとうの昔に縁を切っているだろう。
二人がもめているうちに、次の階に到着した。
「次はどんな奴と戦うんだろう?」
「今までよりも強敵なのは間違いないだろうな」
「だが、我々は既に塔の4割をクリアした。
奴を少しずつ追い詰めているのも事実」
「そうだね」
「まだ4割だ。
シンセ、お前は昔から物事を良いように考えすぎる」
「そうか?
悪い方に考えても良いことはないと思うが」
「それが油断だというのだ。
この塔で気を緩めれば、文字通り命取りになる」
采漢紳とシンセは、二人とも冷静な性格で、文字を読むのが得意、理解力があり賢明など共通する部分があったが、対立する部分もあった。
采漢紳は慎重で、思いついてもすぐには行動に移さないことが多い。
他人に心を開くのにも時間がかかる。
それに対してシンセはフットワークが軽く、楽天的だった。
互いに互いの性格をよく知り、譲り合う気持ちを持ち合わせているため両者の関係は上手くいっているが、そうでなければとうの昔に縁を切っているだろう。
二人がもめているうちに、次の階に到着した。
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