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1光年 天文学部の生体
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「今日もお疲れ様ー。まぁ何もしなかったがね」
「本当ですねぇ...このままだとこの部活もいつ潰れるのか分かったもんじゃないですよ。部長」
とある学校の奥にある狭くてあまり掃除されてなさそうな部屋。そこには2人の女子高生から流れるなんとも言えない雰囲気がある。
「いやー、我が"天文学部"も老い先短いときたか」
「老い先って部長...人じゃないんですから」
「アハハッ それもそうだね。しかしこの部活も天文学部とは名ばかりの、まさに2人だけの雑談部って感じだ。部長の私が今年抜ければ部員は君だけ。1人だけになればこの部活もほぼ廃部確定だろうね」
そう言って部長は自身のトレードマークである、赤い縁のメガネをクイッと上げて、席を立つと、唯一のうちのシンボルである、窓から飛び出る望遠鏡を覗き込んだ。
「私は嫌です!この部活が無くなるなんて...」
部長と一緒にいれる時間が少しでも短くなるなんて───
「お、嬉しいことを言ってじゃないか。じゃ、私が卒業しても部員を集めることだね!」
そんな思いも通ずることなく、部長は望遠鏡を覗き込んだまま。
「んもう!部長も勧誘してくださいよぉ!そんな部長にはこうだ!」
望遠鏡にお熱な部長の腰目掛けて強烈なタックルをかます。その手は腰をホールドして離さない。
「グハァ!と...とは言っても私はもう卒業するんだ。君がもうすぐ部長になるんだぞ。廃部になるか続行になるかは君にかかってるんだ。あと重いから抱きつくのはやめたまえ」
「部長が失礼だし慈悲もないよぉ...うえぇん」
望遠鏡を覗く部長に抱きつきながら泣く。第三者が見たら中々面白い構図だったが、それを見れる者はこの部屋にはいない。
「全く...君には早く私離れをすることをオススメする。部に勧誘してからずっとこれではないか。君が美少女でなければ私はもっと力強く止めていただろう」
「面食いで優しい部長好き...このまま2人で入れたらどれだけ幸せなのかな。ほら、今異世界とかしつこい程流行ってるじゃないですか」
「おいバカやめろ!...まぁこんな受験だとか仕事だとか言われる大変さは無いだろうけど向こうは向こうで大変そうな気もするけどね。...まぁそれでも、こんなとこよりかは星は綺麗だろうね」
「部長はいっつも星ばかりですねぇ。何でそこまで星を見てるんです?部員の私が聞くのも何ですが...」
「あぁ、私がここまで星に執着する理由ね」
自覚あったんだ。と思いながらも、部長の発言に耳を澄ます。腰を掴みながら。
「いやさ、すごくバカバカしい理由なんだけどね」
「...異世界に行くためって言ったら信じるかな?」
思わずポカンと口が空いた。しかし数秒で復帰し、冗談だろうと思った。しかし違った。部長の今の目は嘘をついていない。不思議とそう思わせる輝きで満ちていた。
「じ、冗談...ですよね?」
冗談じゃない。そんなことは聞いた本人が1番理解していた。でも聞かずには居られなかった。腰を掴み(ry
「もちろん冗談なんかじゃないさ。なんなら君も連れていこうか?」
まるで今すぐ行けるかのような喋り方だった。いや、事実今からこの2人は今から行くことになるのだ。異世界へと。
「ど、どうやって行くんですか?」
「まぁ話すと長くなるんだけど、私は最初本当に星が好きだった。だから高校生でも天文学部を立ち上げた。そして当然星について色々調べる。そうしたら分かっちゃったんだよ。行き方が」
「肝心なところが抜けてますよ部長!行き方を教えてください!」
何故か必死になっている。そんな自分を理解できないまま部長の口から話は進んでいった。
「...どうやら今日は12万年に1度しかないという星の並びらしい。そこでとある事をすると異世界に行ける」
「...とある事って?」
もはや嘘とは疑わない。部長と2人になれる。そう信じ込んで話の続きをせがんだ。腰を(ry
「...これはこれで恥ずかしいんだけどね。アハハ...」
「もったいぶらずに教えてくださいよぉ部長」
「分かった分かった。ショックを受けないでくれよ。それは...」
「深い絆で結ばれた2人の1分22秒のキス...」
そういった部長と同時に、2人の顔は真っ赤になり、今にも煙が出てきそうな感じがした。
「き、あ、えっ!ええっ!キスぅ!?」
「...そうさ。すべてはこの本に書いてあるよ」
そうして部長は分厚く、やけに古そうな本を取り出した。
「中身は英語だが、私が日訳したのだ。そこにはしっかりと7月4日、星の流れに身を任せ、深い絆にて結ばれたもの同士、1分22秒の接吻を交わせ。と書いてあるんだ。」
「へ、へへへへへへへぇええ~そうなんだ~!部長とキスか~!!!へぇえええ!!!」
何故か白々しくなるが、部長も気が気ではなく、そんな演技にも気が付かなかった。
「ねぇ君。興味がなければこの話は聞き逃してもらってかまわない...その、なんだ...今私とキスはしたくないかね...」
部長の顔は真っ赤で、下を向いて指をいじっていた。あの時の威厳はどこに行ったか。しかしそんな部長を見て耐えられるはずもなく...
「...部長」
「なんd...わぁ!急に顎をクイッてするな!」
顔を上げた頃には顎をクイッてされていた。思わず部長の顔はもっと真っ赤になった。
「1分22秒ですね。部長がカウントしてください」
「ま、まさか!ングッ!」
~~~
濃厚な深い交わい(1:22)
~~~
「ぷはぁ!はぁ...はぁ...全く君ってやつは...」
「ふぅ...部長...ご馳走様でした。責任は取ります。結婚しましょう」
お互い息も上がって、顔も真っ赤になっていたが、時間は正確に測れたのはなんとなく分かった。
「う、うるさい!なんの責任だ!...全く。ってうわ!この部屋が光ってるじゃないか!これは成功なんじゃないか!?」
光が部室全体に溢れる。そしてその瞬間、目の前が真っ白になり、思わず目を閉じた。少し頭が痛い。そしてそのうち気を失ってしまった。
「うぅ...ここは...?」
最初に目を覚ましたのは部長だった。そしてその瞬間に入ってくる情報量は凄かった。図鑑に乗ってない木々、いつもの日本とは違って澄んだ空気。そしてなにより
「星が、綺麗だなぁ...」
すべての星がまるで一等星。日本では少なくとも見られない美しさであった。
「うう...なにがどうなって...って部長!」
「あぁ。君か。見てくれ!成功だ!異世界に飛んできたぞ!これは大発見だ!」
「えぇ!本当に来ちゃったんですか!?普通に失敗するかと思いましたよ!?」
「...私もそう思った。だがこんな草木見たこともない。さらに星もメチャクチャに綺麗というおまけつきだ!」
しかしここで問題がひとつ生じた。
「あの~部長...2人で異世界に来たのはいいですけど...これからどうするんです?アテなんてありませんよね?」
「あ」
「あってなんですかあって!雰囲気に騙されて食料用意するの忘れたじゃないですか!」
「まぁ落ち着くんだ。今わかる情報を出そう。さぁアルルくん!出番だ!」
「アルルくん?パズルゲームでもするんです?」
「違うよ!君の名前だよ!異世界に来たんだ。横文字使おうよ!」
「...まぁ戻るアテもないし、別にいいか♡」
良くないのだが、アルルと部長はこれからについて話し続けた。しかしそこに招かれざる客が1人。
「おいてめぇら。ここで何してやがる」
「アハハ...え?」
「えへへ...ん?」
2人が見上げると、そこには大剣を持った一人の女剣士がいた。
「なにしてんだって聞いてんだよ!」
「ち、乳でかぁあああああ!!!」
「褐色女剣士キター!!!」
「は、はぁ?なんなんだてめぇら!大人しくしろ!たたっ斬るぞ!」
少々困惑しつつも、謎の女剣士は背中についている大剣を取り出して2人に向けた。とても人間にもてるものとは思えないが、女剣士は軽々と片手で振り回して見せた。
「ハイ」「ハイ」
本能的に勝てる相手ではないと判断した2人は、大人しく正座した。
こうして2人の異世界での生活が始まった。
「本当ですねぇ...このままだとこの部活もいつ潰れるのか分かったもんじゃないですよ。部長」
とある学校の奥にある狭くてあまり掃除されてなさそうな部屋。そこには2人の女子高生から流れるなんとも言えない雰囲気がある。
「いやー、我が"天文学部"も老い先短いときたか」
「老い先って部長...人じゃないんですから」
「アハハッ それもそうだね。しかしこの部活も天文学部とは名ばかりの、まさに2人だけの雑談部って感じだ。部長の私が今年抜ければ部員は君だけ。1人だけになればこの部活もほぼ廃部確定だろうね」
そう言って部長は自身のトレードマークである、赤い縁のメガネをクイッと上げて、席を立つと、唯一のうちのシンボルである、窓から飛び出る望遠鏡を覗き込んだ。
「私は嫌です!この部活が無くなるなんて...」
部長と一緒にいれる時間が少しでも短くなるなんて───
「お、嬉しいことを言ってじゃないか。じゃ、私が卒業しても部員を集めることだね!」
そんな思いも通ずることなく、部長は望遠鏡を覗き込んだまま。
「んもう!部長も勧誘してくださいよぉ!そんな部長にはこうだ!」
望遠鏡にお熱な部長の腰目掛けて強烈なタックルをかます。その手は腰をホールドして離さない。
「グハァ!と...とは言っても私はもう卒業するんだ。君がもうすぐ部長になるんだぞ。廃部になるか続行になるかは君にかかってるんだ。あと重いから抱きつくのはやめたまえ」
「部長が失礼だし慈悲もないよぉ...うえぇん」
望遠鏡を覗く部長に抱きつきながら泣く。第三者が見たら中々面白い構図だったが、それを見れる者はこの部屋にはいない。
「全く...君には早く私離れをすることをオススメする。部に勧誘してからずっとこれではないか。君が美少女でなければ私はもっと力強く止めていただろう」
「面食いで優しい部長好き...このまま2人で入れたらどれだけ幸せなのかな。ほら、今異世界とかしつこい程流行ってるじゃないですか」
「おいバカやめろ!...まぁこんな受験だとか仕事だとか言われる大変さは無いだろうけど向こうは向こうで大変そうな気もするけどね。...まぁそれでも、こんなとこよりかは星は綺麗だろうね」
「部長はいっつも星ばかりですねぇ。何でそこまで星を見てるんです?部員の私が聞くのも何ですが...」
「あぁ、私がここまで星に執着する理由ね」
自覚あったんだ。と思いながらも、部長の発言に耳を澄ます。腰を掴みながら。
「いやさ、すごくバカバカしい理由なんだけどね」
「...異世界に行くためって言ったら信じるかな?」
思わずポカンと口が空いた。しかし数秒で復帰し、冗談だろうと思った。しかし違った。部長の今の目は嘘をついていない。不思議とそう思わせる輝きで満ちていた。
「じ、冗談...ですよね?」
冗談じゃない。そんなことは聞いた本人が1番理解していた。でも聞かずには居られなかった。腰を掴み(ry
「もちろん冗談なんかじゃないさ。なんなら君も連れていこうか?」
まるで今すぐ行けるかのような喋り方だった。いや、事実今からこの2人は今から行くことになるのだ。異世界へと。
「ど、どうやって行くんですか?」
「まぁ話すと長くなるんだけど、私は最初本当に星が好きだった。だから高校生でも天文学部を立ち上げた。そして当然星について色々調べる。そうしたら分かっちゃったんだよ。行き方が」
「肝心なところが抜けてますよ部長!行き方を教えてください!」
何故か必死になっている。そんな自分を理解できないまま部長の口から話は進んでいった。
「...どうやら今日は12万年に1度しかないという星の並びらしい。そこでとある事をすると異世界に行ける」
「...とある事って?」
もはや嘘とは疑わない。部長と2人になれる。そう信じ込んで話の続きをせがんだ。腰を(ry
「...これはこれで恥ずかしいんだけどね。アハハ...」
「もったいぶらずに教えてくださいよぉ部長」
「分かった分かった。ショックを受けないでくれよ。それは...」
「深い絆で結ばれた2人の1分22秒のキス...」
そういった部長と同時に、2人の顔は真っ赤になり、今にも煙が出てきそうな感じがした。
「き、あ、えっ!ええっ!キスぅ!?」
「...そうさ。すべてはこの本に書いてあるよ」
そうして部長は分厚く、やけに古そうな本を取り出した。
「中身は英語だが、私が日訳したのだ。そこにはしっかりと7月4日、星の流れに身を任せ、深い絆にて結ばれたもの同士、1分22秒の接吻を交わせ。と書いてあるんだ。」
「へ、へへへへへへへぇええ~そうなんだ~!部長とキスか~!!!へぇえええ!!!」
何故か白々しくなるが、部長も気が気ではなく、そんな演技にも気が付かなかった。
「ねぇ君。興味がなければこの話は聞き逃してもらってかまわない...その、なんだ...今私とキスはしたくないかね...」
部長の顔は真っ赤で、下を向いて指をいじっていた。あの時の威厳はどこに行ったか。しかしそんな部長を見て耐えられるはずもなく...
「...部長」
「なんd...わぁ!急に顎をクイッてするな!」
顔を上げた頃には顎をクイッてされていた。思わず部長の顔はもっと真っ赤になった。
「1分22秒ですね。部長がカウントしてください」
「ま、まさか!ングッ!」
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濃厚な深い交わい(1:22)
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「ぷはぁ!はぁ...はぁ...全く君ってやつは...」
「ふぅ...部長...ご馳走様でした。責任は取ります。結婚しましょう」
お互い息も上がって、顔も真っ赤になっていたが、時間は正確に測れたのはなんとなく分かった。
「う、うるさい!なんの責任だ!...全く。ってうわ!この部屋が光ってるじゃないか!これは成功なんじゃないか!?」
光が部室全体に溢れる。そしてその瞬間、目の前が真っ白になり、思わず目を閉じた。少し頭が痛い。そしてそのうち気を失ってしまった。
「うぅ...ここは...?」
最初に目を覚ましたのは部長だった。そしてその瞬間に入ってくる情報量は凄かった。図鑑に乗ってない木々、いつもの日本とは違って澄んだ空気。そしてなにより
「星が、綺麗だなぁ...」
すべての星がまるで一等星。日本では少なくとも見られない美しさであった。
「うう...なにがどうなって...って部長!」
「あぁ。君か。見てくれ!成功だ!異世界に飛んできたぞ!これは大発見だ!」
「えぇ!本当に来ちゃったんですか!?普通に失敗するかと思いましたよ!?」
「...私もそう思った。だがこんな草木見たこともない。さらに星もメチャクチャに綺麗というおまけつきだ!」
しかしここで問題がひとつ生じた。
「あの~部長...2人で異世界に来たのはいいですけど...これからどうするんです?アテなんてありませんよね?」
「あ」
「あってなんですかあって!雰囲気に騙されて食料用意するの忘れたじゃないですか!」
「まぁ落ち着くんだ。今わかる情報を出そう。さぁアルルくん!出番だ!」
「アルルくん?パズルゲームでもするんです?」
「違うよ!君の名前だよ!異世界に来たんだ。横文字使おうよ!」
「...まぁ戻るアテもないし、別にいいか♡」
良くないのだが、アルルと部長はこれからについて話し続けた。しかしそこに招かれざる客が1人。
「おいてめぇら。ここで何してやがる」
「アハハ...え?」
「えへへ...ん?」
2人が見上げると、そこには大剣を持った一人の女剣士がいた。
「なにしてんだって聞いてんだよ!」
「ち、乳でかぁあああああ!!!」
「褐色女剣士キター!!!」
「は、はぁ?なんなんだてめぇら!大人しくしろ!たたっ斬るぞ!」
少々困惑しつつも、謎の女剣士は背中についている大剣を取り出して2人に向けた。とても人間にもてるものとは思えないが、女剣士は軽々と片手で振り回して見せた。
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