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2光年 異世界ですし
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ついに異世界に到達した二人。見たことない草木、少し赤い地面。そしてなによりも星が綺麗という天文学的に最高な場所。しかしそこで二人を待ち受けていたのは、ファンタジー系の漫画やゲームからそのまま飛び出したかのような女剣士。しかし決して友好的ではなく、大剣を突きつけられながら、尋問をされていた。
「おめぇら何モンだ?付近では見ねぇ雰囲気だが...」
「いや~、ハハハ。何者と言われましても~...ね、ねぇ?アルルくん?」
助けを求めるように部長はアルルに振る。
「ねぇ?じゃないですよ部長!どうするんですか!下手すれば死にますよこれ!」
「あぁ、怪しげれば即座に切るぞ。しかしなんだ、名前は分かった。そっちの赤いアクセサリーを目につけてるやつがブチョーで、横から角生えてるやつがアルルって言うんだな」
「誰が角だ!コレはオシャレですよオシャレ!」
「何!?これは髪なのか?てっきりバフォメット辺りの魔物かと...」
「無自覚でも少し傷つくわ!取り敢えず私は魔物でもなんでもありません!ねぇ部長!」
救助を求めるアルル。涙ぐみながらも、勢い余って立ち上がっていた。
「つ、角...フッ...クフフッ...まぁ確かに君のソレは角と言っても過言ではないな...クックック...」
そうして向いた先には体を震えさせて笑う部長。体験を突きつけられているというのに、大物というか危機感がないというか。
「部長まで!うぅ~!ひどい!」
「フフッ...いやぁすまない。でもどうせこの後で切るんだし構わないだろう?」
「ぶ、部長...」
「ただし切られるのは君だ。褐色女剣士くん」
「へ?」
とうとうストレスか何かで頭がやられてしまったのか。そう思わざるを経ない部長の様子は、やけに自信満々であった。
「ハッ...何言ってやがる」
そうしてやれやれと顔を逸らした。その油断が命取りとなることも知らずに。
「よそ見とは感心しないね。まさかこれが見えていないのかい?」
そういう部長の手と瞳は、まるで宝石のような透き通った緑のオーラが宿っていた。
「ぶ、部長!とうとう人間を辞めたのですか!?私は何が起こってるのかわかりませんよ?」
「まぁ見ていたまえ。私がここに来てから使えるようになった能力!」
部長は右手を前に出して念じ始めると、オーラが集まり始め、やがて1本の剣の形となった。
「...ソウルオーラだ!」
「クッサ」
部長の頬には透明なオーラが流れた。
「テメェ...まさかソウルオーラの使い手か?ならば相手に不足はない。本気で行くぜ。ブチョー」
「ホントにソウルオーラだったー!!!ぶちょーゴメーン!」
「君後で木の裏ね」
「ヒェ...」
「テメェらうるせぇ!...それともうひとつ。冥土の土産だ。俺の名前はラルゴだ。覚えておけ」
「行くぞ!」
ラルゴは鍛え上げられた脚力で力強く地面を蹴り、部長にものすごいスピードで近づく。もちろん今まで戦闘などした事ない部長は隙などいくらでもあった。
「...余裕だな」
グォンと振り下ろされた大剣には、人を切った感覚が確実にあった。ラルゴは想像した以下の実力で正直がっかりした。
「部長ーーー!!!」
アルルもその吹き出す血を確認した。鮮やかな赤...いや、あれは、オーロラ...?いやそんなはずはない。しかし何度見ても、それは鮮やかな光の色だった。
「......こっちのセリフだよ。女剣士くん」
しかし不意に聞こえたブチョーの声。確実に切ったはず。しかし今は何故かその切った奴の声が後からする。
「部長!」
「テ、テメェ!今の一振で確実に殺したはずだぞ!」
「あぁ、メチャクチャ痛かった。正直もうゴメンだよ。でも私は生きている。いや、生き返ったと言った方が良かったかね?」
そうして喉元にオーラでできた剣を突きつける。
「ぶ、部長が悪の組織の幹部みたいな能力を!やっぱ異世界ってなんでもありだったんですね!」
「ハッハッハ!どうやら私はこの物語の主人公!最強なのも必然さ!」
「ふざけたことを抜かすんじゃねぇ...!」
切られてもいい。そう意思表示するように大剣に手をかける。
「コラ!やめなさい!ってかやめて!切らないで!めっちゃ痛いんだよ!?体真っ二つにされるの!死ぬよ?死ぬんだよ?分かった?」
オーラを喉元に向けながら涙目になる部長。
「部長...脅すの向いてないですね」
「うるさいやい!外野は黙っていたまえ!」
「ハァ...テメェらホントに緊張感がねぇな。お陰で戦う気が失せちまったよ。ホラ、武器を置いたぞ」
ガシャンと音を立てて大剣を地面に落とすラルゴ。同時に部長もオーラを戻した。
「マジか!助かるよ~!私も無駄な殺生はしたくないのでね」
「しかし気に入ったぜ!特にブチョー!強いやつはいい!また今度やろうぜ!」
「...あー、はい、また今度ね」
ラルゴに懐かれたブチョー。切られるのはメチャクチャ痛いのを知らないな。コイツ。
「私も無事に終わってほっとしました...それにしても部長。ここに来てからまだ2時間ぐらいですよ?なんでそんなに能力使いこなせてるんですか?」
「なんでだろう。勝手にできたとしか...」
「あぁ~。部長何でもできますもんねぇ...」
テストでは常に1桁。部活は入ればものの1時間で主戦力並に。結局つまらんと投げ出し設立したのが天文部だった。
「しかしテメェらホントに何処から何しにきやがった?」
「いや、私たちにもわからないんです。部長。なんで来たんですか?」
「いや、私もここに来るのを人生のゴールにしてたから何しようかとか考えてなかった」
「...するってぇとお前らこの世界の人間じゃねぇのか?」
「そうなるね。異世界人ってやつかな」
「こりゃあたまげた!通りで変な能力を使えるわけだ!」
元いた世界の人は誰も使えないはずなんだけどという言葉は言わないことにした。
「じゃあテメェらこれからどーすんだ?」
「それを決めようとしてたら君が襲いかかってきたのだろう!ラルゴ君!そのおっぱい揉むぞコラ!」
プンスコとよく分からない起こり方をする部長。
「誰が揉ませるか!だがしかしそれについてはすまねぇ。俺もこの付近に住んでるからな。いつもの警備をしてたらお前らがここに居たって事なんだ」
「しかし部長。ラルゴさんも言っているとおりこれから何すればいいんですかね?」
「うーん...どうしようか?」
手を顎に当てながら周りを見渡していると、見慣れたものが落ちていた。
「ん?あれは!我が部の望遠鏡ではないか!まさかコイツも一緒にやってきてくれるとは!」
まるで水を得た魚。部長の目にはオーラとは違う輝きがあった。
「なんだそりゃ?何に使う道具だ?」
「あぁ、ラルゴ君は望遠鏡を知らなかったね。こっちに来てここを覗き込んでごらん。アルル君。説明してあげなさい」
「えぇ!私ですか!まぁいいですけど」
「ラルゴさん。ここです。ここを覗き込んで下さい」
「あぁ。一体何が───」
ラルゴの口は開いたまま塞がらなかった。今まで見てきた夜空。しかし望遠鏡を介しての夜空はより鮮やかで、深く心に刻まれた。
「な、なんだ...これ...すげぇ...」
「だぁるぉおお!?ラルゴくぅん!」
「うわ...部長うっざ」
ドヤ顔でラルゴに天体観測の魅力を伝える部長と、ウザがるアルル。
「...私たちはこの世界に来る前、この夜空をひたすら観察し、星の動きや、流星群の観察などを続けてきたんだよ」
「すげぇんだな。ブチョー」
「そこでだラルゴ君!君も私の活動に付いてきてくれないか!手厚く歓迎するよ!」
「えぇ!ここで部員募集するんですか!?」
「勿論だとも!こんな夜空見せられて天文学をしない方がもったいない!」
「で。どうだね。ラルゴ君。答えを聞かせて欲しいのだが」
「...元より負けた身だ。どこにでも連れてってくれ」
「よっし!これで3人!設立できるぞ!部活名は...ミッドナイトニューワールドだ!」
「部長ホントネーミングセンスないですよね...」
「うるさい!...そう言えばさっき木の裏ねって言ったよね?ほら行くよ!ラルゴ君は待っていたまえ。クックック...」
「いやぁあああ!お仕置きされるぅ!」
「いっつも喜ぶくせに。ホラ。朝は待ってくれないぞ!」
「クハハ!愉快な2人だ。ついて行くのも悪くねぇな。」
こうして、見知らぬ世界での天文部"ミッドナイトニューワールド"の活動が始まった。
「おめぇら何モンだ?付近では見ねぇ雰囲気だが...」
「いや~、ハハハ。何者と言われましても~...ね、ねぇ?アルルくん?」
助けを求めるように部長はアルルに振る。
「ねぇ?じゃないですよ部長!どうするんですか!下手すれば死にますよこれ!」
「あぁ、怪しげれば即座に切るぞ。しかしなんだ、名前は分かった。そっちの赤いアクセサリーを目につけてるやつがブチョーで、横から角生えてるやつがアルルって言うんだな」
「誰が角だ!コレはオシャレですよオシャレ!」
「何!?これは髪なのか?てっきりバフォメット辺りの魔物かと...」
「無自覚でも少し傷つくわ!取り敢えず私は魔物でもなんでもありません!ねぇ部長!」
救助を求めるアルル。涙ぐみながらも、勢い余って立ち上がっていた。
「つ、角...フッ...クフフッ...まぁ確かに君のソレは角と言っても過言ではないな...クックック...」
そうして向いた先には体を震えさせて笑う部長。体験を突きつけられているというのに、大物というか危機感がないというか。
「部長まで!うぅ~!ひどい!」
「フフッ...いやぁすまない。でもどうせこの後で切るんだし構わないだろう?」
「ぶ、部長...」
「ただし切られるのは君だ。褐色女剣士くん」
「へ?」
とうとうストレスか何かで頭がやられてしまったのか。そう思わざるを経ない部長の様子は、やけに自信満々であった。
「ハッ...何言ってやがる」
そうしてやれやれと顔を逸らした。その油断が命取りとなることも知らずに。
「よそ見とは感心しないね。まさかこれが見えていないのかい?」
そういう部長の手と瞳は、まるで宝石のような透き通った緑のオーラが宿っていた。
「ぶ、部長!とうとう人間を辞めたのですか!?私は何が起こってるのかわかりませんよ?」
「まぁ見ていたまえ。私がここに来てから使えるようになった能力!」
部長は右手を前に出して念じ始めると、オーラが集まり始め、やがて1本の剣の形となった。
「...ソウルオーラだ!」
「クッサ」
部長の頬には透明なオーラが流れた。
「テメェ...まさかソウルオーラの使い手か?ならば相手に不足はない。本気で行くぜ。ブチョー」
「ホントにソウルオーラだったー!!!ぶちょーゴメーン!」
「君後で木の裏ね」
「ヒェ...」
「テメェらうるせぇ!...それともうひとつ。冥土の土産だ。俺の名前はラルゴだ。覚えておけ」
「行くぞ!」
ラルゴは鍛え上げられた脚力で力強く地面を蹴り、部長にものすごいスピードで近づく。もちろん今まで戦闘などした事ない部長は隙などいくらでもあった。
「...余裕だな」
グォンと振り下ろされた大剣には、人を切った感覚が確実にあった。ラルゴは想像した以下の実力で正直がっかりした。
「部長ーーー!!!」
アルルもその吹き出す血を確認した。鮮やかな赤...いや、あれは、オーロラ...?いやそんなはずはない。しかし何度見ても、それは鮮やかな光の色だった。
「......こっちのセリフだよ。女剣士くん」
しかし不意に聞こえたブチョーの声。確実に切ったはず。しかし今は何故かその切った奴の声が後からする。
「部長!」
「テ、テメェ!今の一振で確実に殺したはずだぞ!」
「あぁ、メチャクチャ痛かった。正直もうゴメンだよ。でも私は生きている。いや、生き返ったと言った方が良かったかね?」
そうして喉元にオーラでできた剣を突きつける。
「ぶ、部長が悪の組織の幹部みたいな能力を!やっぱ異世界ってなんでもありだったんですね!」
「ハッハッハ!どうやら私はこの物語の主人公!最強なのも必然さ!」
「ふざけたことを抜かすんじゃねぇ...!」
切られてもいい。そう意思表示するように大剣に手をかける。
「コラ!やめなさい!ってかやめて!切らないで!めっちゃ痛いんだよ!?体真っ二つにされるの!死ぬよ?死ぬんだよ?分かった?」
オーラを喉元に向けながら涙目になる部長。
「部長...脅すの向いてないですね」
「うるさいやい!外野は黙っていたまえ!」
「ハァ...テメェらホントに緊張感がねぇな。お陰で戦う気が失せちまったよ。ホラ、武器を置いたぞ」
ガシャンと音を立てて大剣を地面に落とすラルゴ。同時に部長もオーラを戻した。
「マジか!助かるよ~!私も無駄な殺生はしたくないのでね」
「しかし気に入ったぜ!特にブチョー!強いやつはいい!また今度やろうぜ!」
「...あー、はい、また今度ね」
ラルゴに懐かれたブチョー。切られるのはメチャクチャ痛いのを知らないな。コイツ。
「私も無事に終わってほっとしました...それにしても部長。ここに来てからまだ2時間ぐらいですよ?なんでそんなに能力使いこなせてるんですか?」
「なんでだろう。勝手にできたとしか...」
「あぁ~。部長何でもできますもんねぇ...」
テストでは常に1桁。部活は入ればものの1時間で主戦力並に。結局つまらんと投げ出し設立したのが天文部だった。
「しかしテメェらホントに何処から何しにきやがった?」
「いや、私たちにもわからないんです。部長。なんで来たんですか?」
「いや、私もここに来るのを人生のゴールにしてたから何しようかとか考えてなかった」
「...するってぇとお前らこの世界の人間じゃねぇのか?」
「そうなるね。異世界人ってやつかな」
「こりゃあたまげた!通りで変な能力を使えるわけだ!」
元いた世界の人は誰も使えないはずなんだけどという言葉は言わないことにした。
「じゃあテメェらこれからどーすんだ?」
「それを決めようとしてたら君が襲いかかってきたのだろう!ラルゴ君!そのおっぱい揉むぞコラ!」
プンスコとよく分からない起こり方をする部長。
「誰が揉ませるか!だがしかしそれについてはすまねぇ。俺もこの付近に住んでるからな。いつもの警備をしてたらお前らがここに居たって事なんだ」
「しかし部長。ラルゴさんも言っているとおりこれから何すればいいんですかね?」
「うーん...どうしようか?」
手を顎に当てながら周りを見渡していると、見慣れたものが落ちていた。
「ん?あれは!我が部の望遠鏡ではないか!まさかコイツも一緒にやってきてくれるとは!」
まるで水を得た魚。部長の目にはオーラとは違う輝きがあった。
「なんだそりゃ?何に使う道具だ?」
「あぁ、ラルゴ君は望遠鏡を知らなかったね。こっちに来てここを覗き込んでごらん。アルル君。説明してあげなさい」
「えぇ!私ですか!まぁいいですけど」
「ラルゴさん。ここです。ここを覗き込んで下さい」
「あぁ。一体何が───」
ラルゴの口は開いたまま塞がらなかった。今まで見てきた夜空。しかし望遠鏡を介しての夜空はより鮮やかで、深く心に刻まれた。
「な、なんだ...これ...すげぇ...」
「だぁるぉおお!?ラルゴくぅん!」
「うわ...部長うっざ」
ドヤ顔でラルゴに天体観測の魅力を伝える部長と、ウザがるアルル。
「...私たちはこの世界に来る前、この夜空をひたすら観察し、星の動きや、流星群の観察などを続けてきたんだよ」
「すげぇんだな。ブチョー」
「そこでだラルゴ君!君も私の活動に付いてきてくれないか!手厚く歓迎するよ!」
「えぇ!ここで部員募集するんですか!?」
「勿論だとも!こんな夜空見せられて天文学をしない方がもったいない!」
「で。どうだね。ラルゴ君。答えを聞かせて欲しいのだが」
「...元より負けた身だ。どこにでも連れてってくれ」
「よっし!これで3人!設立できるぞ!部活名は...ミッドナイトニューワールドだ!」
「部長ホントネーミングセンスないですよね...」
「うるさい!...そう言えばさっき木の裏ねって言ったよね?ほら行くよ!ラルゴ君は待っていたまえ。クックック...」
「いやぁあああ!お仕置きされるぅ!」
「いっつも喜ぶくせに。ホラ。朝は待ってくれないぞ!」
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