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第1章:グゥスカ王国の薬剤師
6.必殺☆ドクダミンP
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森の魔物モンスターはうじゃうじゃいた。
イメージとしては大きな石をどかした時にいるアリやダンゴ虫くらい。
草木の影に切り株の向こう、木の隙間から次々と魔物モンスターが顔を覗かせては襲ってきた。
「くそ! めっちゃいるな!!」
ダミ子が腕にまとわりつくキノコ型の魔物モンスターを振り払う。
「ええ、これだけの数、相手をしていたらキリがないですね」
マースの頭にも巨大なでんでん虫がはりついていた。
「もう魔法で焼き払っちゃっていいですか」
「んなことしたら精霊が激怒しそうだしな~」
二人は襲いかかる魔物モンスターを振りほどきながら薄暗い森を走っていく。
しばらく走っていると先程より森の暗さが一層際立つところへ入った。周囲の木々の色は濃い緑というよりもはや黒だ。
さっきまで襲ってきた魔物モンスターもめっきり姿を消し、辺りはしんと静まりかえっている。
ここから明らかに森の雰囲気が違う。
「これが森の深層部か」
「ここに厄除けの花があるはずです」
先程よりも慎重に歩く。魔物モンスターが襲ってくる気配はないが、逆に急に静かになると妙に緊張感が増してしまう。
「……あ。ダミ子さん、あそこだけぼんやりと光ってます」
「ああ、行ってみよう」
近づくと一輪だけ光り輝く小さな花が咲いていた。花の周りはキラキラと鱗粉が舞っている。
「これが厄除けの花……」
「精霊が言ってたやつだな。よし、採集だ」
ダミ子は花を優しく根本から引き抜いた。
「さすがダミ子さん、茎からポキッと折らないあたりが大人ですね」
「君の大人に対する基準はなんなんだ。さあ、帰ろう」
花を手にしたダミ子が振り返ろうとした時、
ウオオォォオ……!!
地響きがした。
「なんだ!?」
「ダミ子さん、あれっ!」
よろけるダミ子を支えマースが向こうを指差す。
揺れる地面に亀裂が入り、砕けた石たちが宙に舞うと、やがて石たちは一つの巨大な石の塊になった。
巨大な塊はニョキ、と横と下から手足を生やす。
石の塊は石の巨人になった。
「ウオオォォオ!!」
「こういう重要アイテムをゲットした時には魔物モンスター(やや強め)が襲ってくると相場が決まっている」
「なに呑気に解説してんですか!! 早く逃げないと!」
石の巨人は回転して石の礫を飛ばしてきた。
ヒュンヒュンヒュン!
礫は弾丸の早さで飛び、当たった木の幹は貫通するように抉れる。
二、三発礫を受けた木は銅に大きく穴を空け倒れた。
あれに当たったらライフルで打たれるのと同じ衝撃だ。
「「こえぇぇぇ!!」」
二人して叫んだ。
「と、とにかく礫の届かない距離まで逃げましょう! 幸い石の巨人は動きは遅い。走れば間に合います」
「だな。そうと決まればすたこらさっさ……あ」
ドスン。
ダミ子が転がるその辺の小石に躓いた。
「ダミ子さんなにその辺の小石に転んでんですか! 今どきドジっ子属性の需要なんて無いですよ!」
「バカヤロウ素で転んだんだよ! それより君だけでも逃げろ! 魔物モンスターがすぐそこまで来てる」
急に視界に暗闇が射した。
うつぶせのまま首だけ後ろに捻ると石の巨人が拳を天高く突き上げていた。
「あ」
「ダミ子さんッ!!」
石の巨人が拳を振り下ろす。
巨大な石の塊がダミ子に向かったその時、
「ーー空気衝撃砲エアー・インパクト!!」
巨大の銅に大きな穴が空いた。
空いた穴は次第に大きくなり、巨人の身体半分を占めると石の巨体はバランスを失い、腕や足まで瓦礫のように崩れていった。
石の巨人が崩れた衝撃で周囲に大量の砂埃が舞う。
ダミ子の髪が風ではためく。
ダミ子はポカン、とした顔で瓦礫の前に立つ助手を見た。
「マースくん……」
「ダミ子さん大丈夫ですか!? もー危なかったぁ!」
ダミ子に駆け寄る助手は涙目。いつも通りの情けない表情だ。
でもダミ子は見ていた。
彼が魔法を使い一撃で石の巨人を倒したところを。
「君、ちゃんと強かったんだな」
「一応元スパイですからね。でもこの程度しか威力がないのであまり無茶させないでくださいね」
マースはへにゃり、と頼りなさげに笑った。
私の助手、意外と強い。
「よく採ってきたじゃん」
泉に戻ると精霊が煎餅を食べながらぞんざいに迎えてくれた。
「私らが苦労して採ってきたのにお前ってやつは……」
「まあまあダミ子さん、約束通り厄除けの花を採集してきました。レシピを教えていただけますか?」
厄除けの花を受け取ると精霊はとぼけたように小首を傾げる。
「うん? そんなこと言ったかのぉ」
「おい! 約束と違うじゃないか!」
「精霊は長生きしてるぶん物忘れが激しくてな」
ほほほ、と目を細める精霊。
こいつ、面白がってるな。
「なんかもっと刺激のあることがあれば約束を思いだすんじゃがのー」
「そうか。じゃあその小さな頭をいじってみるか」
「うわ、やめれ~」
両方の人差し指で精霊の頭をグリグリと挟む。
「そんなことしても教えんぞ! 妾をもっと愉快にさせんと教えんと言っておるのじゃ!」
「ったく、どうしろってんだよ……」
ダミ子はショルダーバッグから愛飲しているドリンク・ドクダミンPを取り出すとその場で一気に飲み干す。
疲労した身体に炭酸が染み渡る。
「ぷは~。五臓六腑に染み渡るな」
「お、おいなんだそれは……」
ドリンクを飲み干す様子を見ていた精霊が空になったビンを指差し言う。
「ドクダミンPのことか?」
「それを寄越せ!」
「はあ? まあストックはいくらでもあるけど」
ダミ子はショルダーバッグから一本ドクダミンPを取り出すと精霊に渡した。精霊はビンを直立にして栄養ドリンクを流し込む。
「すごい飲みっぷりだ……」
思わずマースが呟く。
精霊は一本飲み干すと目を輝かせてダミ子を見た。
「うまい! なんじゃこの弾ける刺激は!」
「炭酸だからな」
「おまけになんだかやる気がみなぎるぞ!」
「滋養強壮効果があるからな」
「なんじゃこの飲み物は!?」
「だからドクダミンPだって。栄養ドリンクだよ」
「もう一杯!」
「いや、過剰摂取は良くないから」
「むむむ、栄養ドリンク……このような飲み物がこの世の中にあったなんて」
震える精霊。
ふふん、ドクダミンPの良さに気づくとは見る目がある。
この飲み物、ドクダミのような渋味・エグ味を感じることからとっても不人気。
ダミ子は数少ないドクダミンPのヘビーユーザーなのだ。
精霊に布教してもどうにもならないが理解者が増えるのは好ましい。
「そんなに気に入ったならもう三本あげようか?」
「なに!? 三本もくれるのか!?」
「その代わり治療薬のレシピを教えてもらう。交換条件だ」
「むむむ……!」
唸る精霊。
「なら四本」
「むむむぅ……」
「五本」
「むむむむぅ……!」
「六本入りの一箱でどうだ」
「のった!!」
交渉成功。
精霊は嬉しそうに渡された箱を這いずり回る。
「うへへへー」
「……一日一本にしとけよ」
人間と違って身体が小さいから効き目が強いかもしれない。いや、精霊にドリンクが効くかもどうかも知らないが。
「ほれ約束じゃ。レシピ」
「確かに」
古びた藁半紙が筒のように丸められている。ところどころ破れていて広げるのに神経を使う。
「随分ボロいな」
「あ、なんか書いてありますよ」
「どれどれ……」
『~一発で目が覚める秘薬・メザメールの作り方~
まずは四つの材料を集めよう!
~材料~
・ナマケモノの爪の垢
・世界で一番働き者の爪の垢
・スカピー火山のドラゴンの逆鱗
・茨の森の魔女の涙
これらを集めて鍋でグツグツすれば出来上がり!』
「『これで君も秘薬マスター!!』……って」
「だいぶお料理教室のノリな文書ですね」
そっとレシピを丸めて精霊を見つめる二人。
その目は疑わしげ。
「な、なんじゃその白けた目は」
「これで本当に治療薬が完成するのか?」
「なんか怪しいっていうか……」
「疑う暇があったらさっさと材料を集めに行け! お主らがモタモタしてる間に眠る者は増え続けるのじゃぞ!」
「それもそうだな。教えてくれてサンキューな」
ダミ子がお礼を言うも精霊はそっぽを向く。自分の渡したレシピにケチをつけられ精霊は機嫌を損ねてしまったのだろう。
ダミ子とマースは頭を下げ、泉を後にする。
「おい、眼鏡」
「……?」
精霊が去り行くダミ子に声をかけた。
「持っていけ」
投げたのは先程おつかいで頼まれた厄除けの花だった。
「これは」
「ここにあっても邪魔なだけだからの」
「……ありがと」
しっしと手を振る素直じゃない精霊にダミ子は微笑みお礼を言った。
二人は全知の森を抜け出した。
イメージとしては大きな石をどかした時にいるアリやダンゴ虫くらい。
草木の影に切り株の向こう、木の隙間から次々と魔物モンスターが顔を覗かせては襲ってきた。
「くそ! めっちゃいるな!!」
ダミ子が腕にまとわりつくキノコ型の魔物モンスターを振り払う。
「ええ、これだけの数、相手をしていたらキリがないですね」
マースの頭にも巨大なでんでん虫がはりついていた。
「もう魔法で焼き払っちゃっていいですか」
「んなことしたら精霊が激怒しそうだしな~」
二人は襲いかかる魔物モンスターを振りほどきながら薄暗い森を走っていく。
しばらく走っていると先程より森の暗さが一層際立つところへ入った。周囲の木々の色は濃い緑というよりもはや黒だ。
さっきまで襲ってきた魔物モンスターもめっきり姿を消し、辺りはしんと静まりかえっている。
ここから明らかに森の雰囲気が違う。
「これが森の深層部か」
「ここに厄除けの花があるはずです」
先程よりも慎重に歩く。魔物モンスターが襲ってくる気配はないが、逆に急に静かになると妙に緊張感が増してしまう。
「……あ。ダミ子さん、あそこだけぼんやりと光ってます」
「ああ、行ってみよう」
近づくと一輪だけ光り輝く小さな花が咲いていた。花の周りはキラキラと鱗粉が舞っている。
「これが厄除けの花……」
「精霊が言ってたやつだな。よし、採集だ」
ダミ子は花を優しく根本から引き抜いた。
「さすがダミ子さん、茎からポキッと折らないあたりが大人ですね」
「君の大人に対する基準はなんなんだ。さあ、帰ろう」
花を手にしたダミ子が振り返ろうとした時、
ウオオォォオ……!!
地響きがした。
「なんだ!?」
「ダミ子さん、あれっ!」
よろけるダミ子を支えマースが向こうを指差す。
揺れる地面に亀裂が入り、砕けた石たちが宙に舞うと、やがて石たちは一つの巨大な石の塊になった。
巨大な塊はニョキ、と横と下から手足を生やす。
石の塊は石の巨人になった。
「ウオオォォオ!!」
「こういう重要アイテムをゲットした時には魔物モンスター(やや強め)が襲ってくると相場が決まっている」
「なに呑気に解説してんですか!! 早く逃げないと!」
石の巨人は回転して石の礫を飛ばしてきた。
ヒュンヒュンヒュン!
礫は弾丸の早さで飛び、当たった木の幹は貫通するように抉れる。
二、三発礫を受けた木は銅に大きく穴を空け倒れた。
あれに当たったらライフルで打たれるのと同じ衝撃だ。
「「こえぇぇぇ!!」」
二人して叫んだ。
「と、とにかく礫の届かない距離まで逃げましょう! 幸い石の巨人は動きは遅い。走れば間に合います」
「だな。そうと決まればすたこらさっさ……あ」
ドスン。
ダミ子が転がるその辺の小石に躓いた。
「ダミ子さんなにその辺の小石に転んでんですか! 今どきドジっ子属性の需要なんて無いですよ!」
「バカヤロウ素で転んだんだよ! それより君だけでも逃げろ! 魔物モンスターがすぐそこまで来てる」
急に視界に暗闇が射した。
うつぶせのまま首だけ後ろに捻ると石の巨人が拳を天高く突き上げていた。
「あ」
「ダミ子さんッ!!」
石の巨人が拳を振り下ろす。
巨大な石の塊がダミ子に向かったその時、
「ーー空気衝撃砲エアー・インパクト!!」
巨大の銅に大きな穴が空いた。
空いた穴は次第に大きくなり、巨人の身体半分を占めると石の巨体はバランスを失い、腕や足まで瓦礫のように崩れていった。
石の巨人が崩れた衝撃で周囲に大量の砂埃が舞う。
ダミ子の髪が風ではためく。
ダミ子はポカン、とした顔で瓦礫の前に立つ助手を見た。
「マースくん……」
「ダミ子さん大丈夫ですか!? もー危なかったぁ!」
ダミ子に駆け寄る助手は涙目。いつも通りの情けない表情だ。
でもダミ子は見ていた。
彼が魔法を使い一撃で石の巨人を倒したところを。
「君、ちゃんと強かったんだな」
「一応元スパイですからね。でもこの程度しか威力がないのであまり無茶させないでくださいね」
マースはへにゃり、と頼りなさげに笑った。
私の助手、意外と強い。
「よく採ってきたじゃん」
泉に戻ると精霊が煎餅を食べながらぞんざいに迎えてくれた。
「私らが苦労して採ってきたのにお前ってやつは……」
「まあまあダミ子さん、約束通り厄除けの花を採集してきました。レシピを教えていただけますか?」
厄除けの花を受け取ると精霊はとぼけたように小首を傾げる。
「うん? そんなこと言ったかのぉ」
「おい! 約束と違うじゃないか!」
「精霊は長生きしてるぶん物忘れが激しくてな」
ほほほ、と目を細める精霊。
こいつ、面白がってるな。
「なんかもっと刺激のあることがあれば約束を思いだすんじゃがのー」
「そうか。じゃあその小さな頭をいじってみるか」
「うわ、やめれ~」
両方の人差し指で精霊の頭をグリグリと挟む。
「そんなことしても教えんぞ! 妾をもっと愉快にさせんと教えんと言っておるのじゃ!」
「ったく、どうしろってんだよ……」
ダミ子はショルダーバッグから愛飲しているドリンク・ドクダミンPを取り出すとその場で一気に飲み干す。
疲労した身体に炭酸が染み渡る。
「ぷは~。五臓六腑に染み渡るな」
「お、おいなんだそれは……」
ドリンクを飲み干す様子を見ていた精霊が空になったビンを指差し言う。
「ドクダミンPのことか?」
「それを寄越せ!」
「はあ? まあストックはいくらでもあるけど」
ダミ子はショルダーバッグから一本ドクダミンPを取り出すと精霊に渡した。精霊はビンを直立にして栄養ドリンクを流し込む。
「すごい飲みっぷりだ……」
思わずマースが呟く。
精霊は一本飲み干すと目を輝かせてダミ子を見た。
「うまい! なんじゃこの弾ける刺激は!」
「炭酸だからな」
「おまけになんだかやる気がみなぎるぞ!」
「滋養強壮効果があるからな」
「なんじゃこの飲み物は!?」
「だからドクダミンPだって。栄養ドリンクだよ」
「もう一杯!」
「いや、過剰摂取は良くないから」
「むむむ、栄養ドリンク……このような飲み物がこの世の中にあったなんて」
震える精霊。
ふふん、ドクダミンPの良さに気づくとは見る目がある。
この飲み物、ドクダミのような渋味・エグ味を感じることからとっても不人気。
ダミ子は数少ないドクダミンPのヘビーユーザーなのだ。
精霊に布教してもどうにもならないが理解者が増えるのは好ましい。
「そんなに気に入ったならもう三本あげようか?」
「なに!? 三本もくれるのか!?」
「その代わり治療薬のレシピを教えてもらう。交換条件だ」
「むむむ……!」
唸る精霊。
「なら四本」
「むむむぅ……」
「五本」
「むむむむぅ……!」
「六本入りの一箱でどうだ」
「のった!!」
交渉成功。
精霊は嬉しそうに渡された箱を這いずり回る。
「うへへへー」
「……一日一本にしとけよ」
人間と違って身体が小さいから効き目が強いかもしれない。いや、精霊にドリンクが効くかもどうかも知らないが。
「ほれ約束じゃ。レシピ」
「確かに」
古びた藁半紙が筒のように丸められている。ところどころ破れていて広げるのに神経を使う。
「随分ボロいな」
「あ、なんか書いてありますよ」
「どれどれ……」
『~一発で目が覚める秘薬・メザメールの作り方~
まずは四つの材料を集めよう!
~材料~
・ナマケモノの爪の垢
・世界で一番働き者の爪の垢
・スカピー火山のドラゴンの逆鱗
・茨の森の魔女の涙
これらを集めて鍋でグツグツすれば出来上がり!』
「『これで君も秘薬マスター!!』……って」
「だいぶお料理教室のノリな文書ですね」
そっとレシピを丸めて精霊を見つめる二人。
その目は疑わしげ。
「な、なんじゃその白けた目は」
「これで本当に治療薬が完成するのか?」
「なんか怪しいっていうか……」
「疑う暇があったらさっさと材料を集めに行け! お主らがモタモタしてる間に眠る者は増え続けるのじゃぞ!」
「それもそうだな。教えてくれてサンキューな」
ダミ子がお礼を言うも精霊はそっぽを向く。自分の渡したレシピにケチをつけられ精霊は機嫌を損ねてしまったのだろう。
ダミ子とマースは頭を下げ、泉を後にする。
「おい、眼鏡」
「……?」
精霊が去り行くダミ子に声をかけた。
「持っていけ」
投げたのは先程おつかいで頼まれた厄除けの花だった。
「これは」
「ここにあっても邪魔なだけだからの」
「……ありがと」
しっしと手を振る素直じゃない精霊にダミ子は微笑みお礼を言った。
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