小界奇談～ちょっと怖い物語～（100話完結）

結局、誰がやったかわからない

一年間で担任がニ人変わって三人目になった。

一人は事故で怪我が治らず戻れないそうで、ニ人目は突然来なくなったらしい。
三人目の担任はこの学校にずっといる先生だから今度は落ち着くと誰もが思っていた。

それからしばらくするとその先生も様子がおかしくなった。

授業が全然進まない。

このままどんどんおかしくなっていったらと思うと心配になってきてたんです。

どうしてうちのクラスで、ってすごく不思議に思えて、誰かの呪いじゃないか？なんて話が出てきた。

でも、呪いだとするとどうして担任ばかり呪われるのか？その仕組みと呪いをかけたのは誰なのか？

気になって仲のいい友達と謎を解こうと思ったんです。

まずは教室の中を調べてみることにしました

先生に関わるところとして教卓を調べることにした。

でもよく見たけれど、これといって手がかりになるようなものは無い・・・と、思った時、教卓の底の奥の方に何か紙がはさまっているのを友達が見つけた。

小さく折り込まれていた。

みんなでその紙を開いてみたら何本かの髪の毛と「シネシネシネシネシネシネシネシネ」と細かくぎっしりと紙いっぱいに変な茶色いインクみたいなので書かれていた。

すぐに包み直してゴミ箱に捨てようとした。

でも、友達がそのままお寺に持っていく！って言って持っていった。

その友達は次の日にひどい風邪をひいてしまったとかで3日間休んだ。

休みが明けて、会った時に寝てる間も怖い夢を見ていたらしいです。