98 / 101
朝早い雨の校門にて
しおりを挟む学校近くで不審者が出たという情報が入り、先生からできるだけ一人で登下校しないように言われた。
だけど、いつも一緒に行く友達がお休みで、他の友達もいるけれどいつも始業時間ギリギリ。
雨も降っていたのでお父さんの出勤に合わせて、少し早いけれど車に乗せてもらって学校へ行くことになったんです。
学校は小高い場所にあるので校門までは坂になっている。
その坂も学校にしかつながっていないので先生や業者の人の車以外は来ない。
なので坂の下で車から降りてお父さんに行ってきます、と言って学校へ向かった。
校門まで着いたはいいんだけれど学校の門はまだ開いていなかった。
雨が降ったからかまだ誰もいない。
門の前でひとり傘をさして開くのを待ってました。
冬だし雨だし・・・とても寒い。
あともうちょっと、と思いながら先生が来ないかと門の方を向いて待っていた。
でも、そろそろ誰かそろそろ来るかな?って坂の下に目を向けたら、
坂の下に傘を指した人が立っていました。
少し距離はあるし、赤い傘に隠れているので顔はわからないけど、黒いスカートをはいていて、女の人だなって、傘から出て見えるくらいの黒い長い髪なのもわかって・・・
でも・・・何かおかしい。
思わずジッと見てしまう。
あっ・・・道に着きそうなほど髪が長すぎるし、その傘と髪の脇から出ている腕が普通より長すぎる・・・手も・・・なんであんなに手のひらが大きいんだ?と。
よくよく見たら怖いところばっかりで。
何か怖い!どうしようって思った時に、後ろから「門を開けるよ~」と先生の声がして、一瞬目を校門に目を向けたんです。
坂の下を見直した時には赤い傘の女は半分透明になってスっと消えていき、登校してきた子が二人、坂を上がってこようとしていました。
もう早くは学校に来ないし、遅くなってもいいから友達と登校しよう!と心に決めました。
だけど、いつも一緒に行く友達がお休みで、他の友達もいるけれどいつも始業時間ギリギリ。
雨も降っていたのでお父さんの出勤に合わせて、少し早いけれど車に乗せてもらって学校へ行くことになったんです。
学校は小高い場所にあるので校門までは坂になっている。
その坂も学校にしかつながっていないので先生や業者の人の車以外は来ない。
なので坂の下で車から降りてお父さんに行ってきます、と言って学校へ向かった。
校門まで着いたはいいんだけれど学校の門はまだ開いていなかった。
雨が降ったからかまだ誰もいない。
門の前でひとり傘をさして開くのを待ってました。
冬だし雨だし・・・とても寒い。
あともうちょっと、と思いながら先生が来ないかと門の方を向いて待っていた。
でも、そろそろ誰かそろそろ来るかな?って坂の下に目を向けたら、
坂の下に傘を指した人が立っていました。
少し距離はあるし、赤い傘に隠れているので顔はわからないけど、黒いスカートをはいていて、女の人だなって、傘から出て見えるくらいの黒い長い髪なのもわかって・・・
でも・・・何かおかしい。
思わずジッと見てしまう。
あっ・・・道に着きそうなほど髪が長すぎるし、その傘と髪の脇から出ている腕が普通より長すぎる・・・手も・・・なんであんなに手のひらが大きいんだ?と。
よくよく見たら怖いところばっかりで。
何か怖い!どうしようって思った時に、後ろから「門を開けるよ~」と先生の声がして、一瞬目を校門に目を向けたんです。
坂の下を見直した時には赤い傘の女は半分透明になってスっと消えていき、登校してきた子が二人、坂を上がってこようとしていました。
もう早くは学校に来ないし、遅くなってもいいから友達と登校しよう!と心に決めました。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
短な恐怖(怖い話 短編集)
邪神 白猫
ホラー
怪談・怖い話・不思議な話のオムニバス。
ゾクッと怖い話から、ちょっぴり切ない話まで。
なかには意味怖的なお話も。
※追加次第更新中※
YouTubeにて、怪談・怖い話の朗読公開中📕
https://youtube.com/@yuachanRio
鹿翅島‐しかばねじま‐
寝る犬
ホラー
【アルファポリス第3回ホラー・ミステリー大賞奨励賞】
――金曜の朝、その島は日本ではなくなった。
いつもと変わらないはずの金曜日。
穏やかな夜明けを迎えたかに見えた彼らの街は、いたる所からあがる悲鳴に満たされた。
一瞬で、音も無く半径数キロメートルの小さな島『鹿翅島‐しかばねじま‐』へ広がった「何か」は、平和に暮らしていた街の人々を生ける屍に変えて行く。
隔離された環境で、あるものは戦い、あるものは逃げ惑う。
ゾンビアンソロジー。
※章ごとに独立した物語なので、どこからでも読めます。
※ホラーだけでなく、コメディやアクション、ヒューマンドラマなど様々なタイプの話が混在しています。
※各章の小見出しに、その章のタイプが表記されていますので、参考にしてください。
※由緒正しいジョージ・A・ロメロのゾンビです。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
怪物どもが蠢く島
湖城マコト
ホラー
大学生の綿上黎一は謎の組織に拉致され、絶海の孤島でのデスゲームに参加させられる。
クリア条件は至ってシンプル。この島で二十四時間生き残ることのみ。しかしこの島には、組織が放った大量のゾンビが蠢いていた。
黎一ら十七名の参加者は果たして、このデスゲームをクリアすることが出来るのか?
次第に明らかになっていく参加者達の秘密。この島で蠢く怪物は、決してゾンビだけではない。
(ほぼ)1分で読める怖い話
涼宮さん
ホラー
ほぼ1分で読める怖い話!
【ホラー・ミステリーでTOP10入りありがとうございます!】
1分で読めないのもあるけどね
主人公はそれぞれ別という設定です
フィクションの話やノンフィクションの話も…。
サクサク読めて楽しい!(矛盾してる)
⚠︎この物語で出てくる場所は実在する場所とは全く関係御座いません
⚠︎他の人の作品と酷似している場合はお知らせください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる