淫美な虜囚

ヤミイ

文字の大きさ
23 / 680

22 調教⑪

しおりを挟む
 大して技巧を凝らしているとは思えないのに、翔に弄ばれているうちに僕の”それ”はすぐに大きくなった。
 
 その感度のよさは、まったく自分でも呆れるほどだった。

 あるいはそれは、翔がクールな容貌の美青年だったからかもしれない。

 また、車の中での淫行という非日常的なシチュエーションが、快感の増幅に一役買ったのかもしれなかった。

「相変わらずだな」

 クチュクチュクチュ・・・。

 すっかり硬さを取り戻した僕の分身を上下にしごきながら、翔が言った。

「男は中高生の時期が一番性欲が強いというが、おまえを見ているとつくづくそれを実感するよ」

 僕は答えられなかった。

 奥歯を噛みしめて、喘ぎ声が漏れるのを防ぐのがせいいっぱいだった。

 それより気になるのは、僕がこんなにも気持ちよくなっているのに、翔のそれがいっこうに硬くならないことである。

 僕の愛撫が下手なのか・・・。

 翔の分身は、いつまでたっても、僕の手の中でだらりと垂れたままなのだ。

「そんなやり方では、俺は勃たないぞ」

 僕の困惑に気づいたのか、蔑むような眼をして、翔が言った。

「しょうがないな。来い」

 空いたほうの手で僕をシートの下に跪かせると、髪の毛を引っ張って己の股間に引き寄せた。

「奴隷なら奴隷らしく、口でやれ」

 翔の片手はまだ、僕の怒張した”分身”を握りしめたままだ。

「あふう」

 親指の腹で、濡れてきた亀頭を弄り回されると、もういけなかった。

 頭の中が真っ白になり、僕は目の前の萎えたソーセージを口いっぱいに頬張った。

「両手で握り、頭を上下させろ。舌は裏側に当て、唾液をたっぷりまぶして舐めてくれ」

 僕は股間から猛り立つアレを握られたまま、翔の膝に抱かれる格好になった。

 横抱きにされながら、口の中に充満した肉の棒をおそるおそるしゃぶりにかかる。

 分身に与えられる刺激にともすれば喘ぎそうになりながら、チュパチュパと音を立てて夢中で吸った。

 言われた通りにしばらく頭を上下させていると、頬の内側に当たる亀頭部分が膨張し始めるのがわかった。

 先から苦い汁がにじみ出てきて、棒自体もだんだん太くなっていくようだ。

「ほお、なかなか筋がいいじゃないか」

 僕のカチカチに勃起した肉棒をしごき上げながら、感心したように翔が言った。

「よし、そのまま俺を飲め」

 僕の後頭部を押さえ、強引に股間に押しつけると、翔が前に腰を突き出した。

 喉を膨れ上がった亀頭が塞ぎ、あやうくむせそうになった。

 それでもがむしゃらにしゃぶっていると、

「う。で、出る」

 小さくうめいて、翔が僕の口の中に生暖かい液体を多量に放出した。

 まるで生の卵白を喉に流し込まれたような感じだった。

「一滴たりともこぼすんじゃないぞ。飲み干したら、さっき教えた通り、俺を舐めて綺麗にしろ。わかったな」 
しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...