淫美な虜囚

ヤミイ

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80 発情少年極刑⑬

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 あたりには、青臭いような匂いが、色濃く立ち込めていた。

 精液特有の、栗の花の香りに似た、あの匂いである。

 匂いの発生源は、むろん、僕だった。

 射精後の虚脱感に浸り、ぐたりとなった僕の裸身が、大量の精液で覆われてしまっているのだ。

「アアア…」

 かすれた声を上げながら、僕は舌を伸ばして顔についた翔の精液を舐めた。

 あの肉太の生殖器官から放たれた体液は、ミルクというより、ゼリーにそっくりだった。
 
 あまりに中身が濃いからだろうか。

 ところどころに、寒天状の固形物が混じっているのだ。
 
 舌先にひりつくような痺れを感じ、僕はうっとりと至福の境地に誘い込まれていく。

 翔の濃厚なミルクゼリーは、最初こそ少し苦く感じるものの、慣れてくると、とてもうまい。

 豆乳のようにコクがあり、すごく滋養に富んでいる気がする。

「お、おい、しい…」

 鎖骨のあたりには翔の精液、へその穴には自分の出した精液を水たまりみたいに溜め、陶然とした声で僕は鳴く。

 股間から伸びたペニスは少し柔らかくなり、正中線に沿って下腹の上に裏側を見せて横たわっている。

「どうしましょう。こんなに汚れては、家に連れて帰れませんわ」

 精液にまみれた僕を見下ろして、ため息混じりに姉さんが言う。

「お夕飯の時間が近いので、そろそろお暇しないと両親が心配するのですが…」

「そうですか。それは残念ですね。ですが、奴隷ごときにそう簡単にお風呂を使わせるのは業腹です」

「シャワーもダメですよね」

「ええ。僕らがその気になった時以外は。例えば、性的な道具としてノズルを使うとか」

「シャワーのノズルを、性的な道具に…?」

 瞬間、姉さんがポッと頬を染めたのは、自分の入浴時の痴態を思い出したからだろうか。

 姉さんの入浴時間は長い。

 中で自慰に耽っている可能性はかなり高い、と僕は踏んでいる。

「そうだ、太郎と花子にやらせましょう」

 ふいに翔が妙なことを言った。

「このマンションはうちの持ち物でしてね。ペットを飼うのも自由なのですよ」



 
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