淫美な虜囚

ヤミイ

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403 肉欲世界の中心で③

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 伸ばした睾丸を、姉さんがゴム紐の輪に通し始めた。

 いっぺんには無理だから、片方ずつである。

 袋はひとつだが、中の精巣は二つある。

 それがコリコリしていてかなり硬いので、ゴム輪に通すにはこうせざるを得ないのだ。

 袋越しに精巣を触られ、僕はむやみに興奮する。

 この感触、何にも例えようがない。

 痛みともくすぐったさとも違う、ある種の快感だ。

 ほんのかすかなパルスだけれども、徐々に性感中枢を刺激する。

 おかげで僕の肉棒はゆっくり角度を変え、更に垂直に聳え立つ。

 限界に近く勃起しているのに、そこにまた電気が走ったかのように。

 先端まで覆っていた薄い包皮がまた数ミリめくれて、蒸し立ての小籠包みたいな亀頭が半分以上顔を出す。

 筋肉でできた松の枝みたいに節くれ立った、青筋を立てた肌色の生殖棒。

 そしてその頂で震える、兜をかぶったハート形の肉弾頭。

「かなりきつく縛らないといけませんね」

 姉さんの手元を注視しながら、陽が言う。

「一滴でも精液が漏れたら試合終了ですから」

「わかってるわよ」

 イラついてきたのか、姉さんの手つきが乱暴になる。

 ゴム輪を何度も睾丸に通しているのだが、指に力が入り過ぎて時々精巣が潰れそうになる。

 そのたび僕は、気の遠くなるような痛みと快感に喉の奥で声にならぬ喘ぎを上げてしまう。

「このくらいでどう?」

 姉さんが作業をやめたのは、肉袋の根元をゴムの輪でグルグル巻きにし終えた時のことだった。

「いいんじゃないですか」

 袋のつけ根をゴムで緊縛され、熟れ過ぎたイチヂクのように膨張した僕の睾丸を見て、陽がうなずいた。

「アア・・・アアア・・・」

 うわ言みたいに僕の口から喘ぎが漏れるのは、睾丸を緊縛されたせいで更に包皮が引っ張られ、ついに亀頭が丸出しになってしまったからである。

 雁首のエラの下まで包皮が後退し、縮緬のごとく縮んで、あたかも絞首刑の罪人の首のようにきつく亀頭を縊れさせているのだ。 

「剥き出しになっちゃったわ」

 その赤剥け亀頭に鼻を近づけ、姉さんが言う。

「難しいところですね。仮性包茎者の場合、剥け切った状態での挿入は、痛みで遅漏になるか、過敏すぎて早漏になるか、どちらかです。弟さんはどちらかわかりますか?」

「あたしが直にこの子とヤッたことはないけれど」

 そこで姉さんは、頭上に吊るされた翔の裸体を見上げた。

 四肢を拘束され、二つに割れた白い尻を真下に突き出し、赤く爛れた肛門を曝け出した洋梨型の肉トルソである。

「最初に翔に犯された時は、痛くて結局射精しなかったんじゃないかしら。でも」

「でも?」

「あれからずいぶん経ってるし、今は完全な性奴隷として開発されてるから、ご主人様の中に入った途端、感動で出しちゃうかもね」

「ならば念のため、潤滑剤を投与しておきますか」

「どうするの?」

「僕ら三人の唾液で、巧君のペニスを根元から亀頭の先まで、しっかりコーティングしてあげるのです」
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