淫美な虜囚

ヤミイ

文字の大きさ
424 / 680

423 咽び泣く人肉ドリル②

しおりを挟む
 陽と陰が翔からロープを外し、キングサイズのベッドの片側に横たえた。

 恥じらう女性のように脚を交差させて横になった症は、太腿の間から猛々しく勃った陰茎を突き出している。

 ハアハアハア・・・。

 肩で息をしながら、翔の右手がさ迷い、その肉の棒を握りしめた。

 どうやら、欲求不満から自分で扱こうという腹らしい。

 だが、どうやっても無駄なのだ。

 尿道に尿道スティックを埋め込まれた今の翔に、射精は許されない。

 それこそ、射精する前に、溜まり切った精液で、睾丸が破裂してしまうに違いない。

 そしてそれは、睾丸のつけ根をゴムで緊縛された僕も同じだった。

 これ以上性的刺激を受け続け、精巣が精子を生産し続けると、いつか僕の袋は爆ぜるだろう。

 今でさえソフトボール大のサイズまで膨張し、まん丸になってしまっているのだからー。

 それにしても、翔をロープから外して、陽はいったい何を始めるつもりなのか。

 ベッドに仰臥したまま、勃起陰茎に残る翔の肛門の余韻に浸っていると、僕の傍に片膝をついて陽が訊いてきた。

「キミって、確か、躰、柔らかいんだったよね。ひとりフェラチオができるくらい」

「あ、ああ・・・」

 僕は顔を背けた。

 そんな恥ずかしいこと、観客たちの前で訊かないでほしい。

 そう思ったのだ。

「じゃあ、前屈だけでなく、後ろも大丈夫だよね?」

「後ろって?」

 そう訊き返した時には、すでに横に控えていた陰が作業を開始していた。

 僕をうつ伏せにすると、手際よく僕の両腕両脚を、背中側に折り畳み始めたのである。

「な、何をする?」

 身をよじったが、遅かった。

 大きく躰が反り返ったかと思うと、カチリと金属音が響いた。

 腰の後ろ、尻肉の盛り上がりの上あたりで、両手首と両足首を結束バンドで拘束されたとわかったのは、陽がロープを操作し始めてからのことだった。

 荷物のような恰好のまま、躰が吊り上げられていく。

 糸で吊るされたアシナガグモの死骸、とでも言えばいいだろうか。

 背中側に躰を反らせ、真下に勃起したペニスを突き出したままの姿勢で、僕は宙に昇っていくー。

「まるで人肉ドリルね。今度はあれで翔の肛門を?」

 僕を見上げて姉さんが言った。

「ここまでくると、さすがにアクロバティック過ぎて、もう人間同士のセックスとは思えないわ」 
しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

処理中です...