淫美な虜囚

ヤミイ

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656 美青年拷問地獄⑫

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「あいつ、全然痛がってないじゃない。むしろ、喜んでるように見えるけど」
 
 姉さんがそう言ったのは、翔を乗せた木馬がちょうど僕らの前にさしかかった時だった。

 姉さんの声が聴こえたのか、その瞬間、翔がちらりとこっちを見た。

「本当だ」

 翔の淫蕩に蕩けた表情と、誘うようなまなざしを見るにつけ、僕はうなずかざるを得なかった。

 木馬の鞍は翔の肛門から滲み出る鮮血で真っ赤に染まっている。

 なのに、翔ときたら、口元にうっすらと笑みさえ浮かべている始末なのだ。

「翔さまは、痛覚が麻痺していると聞いています。いや、それどころか、肉体に加えられる痛みがある一定の値に達すると、その先はどんな刺激も快感に変わってしまうらしくって…。どうやら、無痛症の一種だそうなのですが…」

 陽の解説もむべなるかなだった。

 確かに翔は感じている。

 肛門を錐状に尖った木馬の鞍でえぐられて、血を噴き出しながらも全身を快感に打ち震わせているのだ。

 その証拠に、あのペニスの勃起具合はどうだ。

 殻を割ったクルミの美のような亀頭の先に突っ込まれた尿道スティックは、明らかに滲む前駆液で濡れ濡れだ。

 しかも、あの下腹の起伏の激しさときたら…。

 浮き出た八角筋をふいごでも吹くように上下させ、その中央に流線形に穿たれた臍の穴には光る汗を溜めている。

 一周回ると、木馬は止まった。

 これで終り化と思ったら、そうではなかった。

 どういうつもりなのか、翔の後ろに、獄卒がまたがったのだ。

「おおっと、これはどういうことなのでしょう?」

 司会者の声がこだました。

「翔さまの木馬に、調教師までもが乗り込みました」

 調教師。

 そうか、あの獄卒は、このショーではそう呼ばれているということか。

 獄卒がまたがったのは、鞍の平らな部分なので、翔のように肛門を傷つけられることはない。

 彼が太い指を鳴らして合図すると、おもむろに木馬が動き出した。

 獄卒が翔を抱きしめるように後ろから両腕を回し、左手でを胸板に、右手をその股間に置いた。

 左の二の腕の柔らかい部分で翔の左の乳首をさすり、人差し指と親指で右乳首をつまむ。

 こうすれば、片手一本で両方の乳首を愛撫できるというわけだ。

 右手は股間をまさぐって、すぐにペニスの付け根から生えている睾丸を探り当てた。

 指先で千切れんばかりに乳首を捻じり上げながら、睾丸をぐにゅぐにゅ揉んだ。

「アアッ!」

 上下にうねるように動く木馬に揺られながら、翔が魂消るような声を出す。

 肛門を錐で傷つけられると同時に、乳首と睾丸に愛撫が加えられ始めたのだ。
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