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137 酒池肉林⑥
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乳首だけで吊り下げられた渉の躰は、今にも宙に浮きそうだ。
やがて爪先立ちした足の指がベッドの表面から離れると、
「くあああああっ!」
渉が首をのけ反らせ、悲痛な叫びを上げた。
「あのままじゃ、大変なことに…」
マスミが自身も痛みを感じているようにふくよかな顔を歪めてつぶやいた。
彼女の言う通りだった。
滑らかな胸板の両端近くに咲いた薔薇色のふたつの乳首は、まるでゴム製の玩具を引っ張ったように伸びていた。
針で傷をつけたらぷしゅっと血が吹き出そうなほど、乳頭が肥大してしまっている。
洗濯ばさみに似た金具は、そのふくらみのくびれの部分を挟み込んでいるので、なかなか外れないのだろう。
「ち、千切れ、るう…」
もはや観念してしまったように、両腕を体側に沿ってだらんと下げ、渉は持ち上げられていく。
限界まで引き延ばしたゴム製のおしゃぶりみたいな一対の乳首の根元のあたりに白いものが斑に見えるのは、普段は皮膚の下に隠れている筋肉の部位が表面に現れたからか。
もしそうなら、本当に…。
「や、やめさせて…」
僕は堪らず人垣をかき分け、最前列へとまろび出た。
ボーイの制服の前をしどけなく開き、穴だらけのボデイスーツに包まれた裸体を露わにした僕に、周囲の視線が集中する。
「君はなんだ? 客にしてはずいぶん卑猥な格好をしているが。よもや、これも趣向の一部なのではあるまいな?」
角刈り男が勃起した僕の男根に目を止めて訊いた。
その声に、宙ぶらりんの渉が薄目を開き、流し目で僕を見た。
その淡い色の瞳に理解の色が萌し、頬がうっすらと赤らんだ。
「まあ、いい。面白いから君も上がってこい。この牡のラブドールがどう逝くか、近くでとっくり見るがいい」
オスのラブドール。
渉の形容としては、言い得て妙だった。
しかも、渉は生きたラブドールなのだ。
「ありがとうございます」
僕はボーイの制服を脱ぎ捨て、肌色のボデイスーツ一枚の姿になった。
胸の穴と股間の穴から飛び出た乳首と男根が男と渉によく見えるよう、これみよがしに躰を反り返らせる。
「君も後で嬲らせてもらおうか。とりあえず今はこいつだ。ほら」
乳首が千切れる寸前で背後に回って渉を抱きとめると、男はその両手両足首をてきぱき結束バンドで縛っていく。
今度は両腕を真上に伸ばし、両脚を地面と水平に伸ばした格好で渉は宙に静止した。
180度開き切った両脚の中央部からT字の軸のように飛び出た勃起陰茎が、三本目の足のように目立っている。
「よし、やれ」
男が号令をかけると、そこに先端の電極と電極の間でバリバリ紫電を弾けさせる電撃棒が、おもむろに近づいた。
やがて渉の赤紫色の亀頭が電極と電極の間に入り―。
「ふぐわあぁっ!」
会場いっぱいに、渉の悲鳴がこだました。
やがて爪先立ちした足の指がベッドの表面から離れると、
「くあああああっ!」
渉が首をのけ反らせ、悲痛な叫びを上げた。
「あのままじゃ、大変なことに…」
マスミが自身も痛みを感じているようにふくよかな顔を歪めてつぶやいた。
彼女の言う通りだった。
滑らかな胸板の両端近くに咲いた薔薇色のふたつの乳首は、まるでゴム製の玩具を引っ張ったように伸びていた。
針で傷をつけたらぷしゅっと血が吹き出そうなほど、乳頭が肥大してしまっている。
洗濯ばさみに似た金具は、そのふくらみのくびれの部分を挟み込んでいるので、なかなか外れないのだろう。
「ち、千切れ、るう…」
もはや観念してしまったように、両腕を体側に沿ってだらんと下げ、渉は持ち上げられていく。
限界まで引き延ばしたゴム製のおしゃぶりみたいな一対の乳首の根元のあたりに白いものが斑に見えるのは、普段は皮膚の下に隠れている筋肉の部位が表面に現れたからか。
もしそうなら、本当に…。
「や、やめさせて…」
僕は堪らず人垣をかき分け、最前列へとまろび出た。
ボーイの制服の前をしどけなく開き、穴だらけのボデイスーツに包まれた裸体を露わにした僕に、周囲の視線が集中する。
「君はなんだ? 客にしてはずいぶん卑猥な格好をしているが。よもや、これも趣向の一部なのではあるまいな?」
角刈り男が勃起した僕の男根に目を止めて訊いた。
その声に、宙ぶらりんの渉が薄目を開き、流し目で僕を見た。
その淡い色の瞳に理解の色が萌し、頬がうっすらと赤らんだ。
「まあ、いい。面白いから君も上がってこい。この牡のラブドールがどう逝くか、近くでとっくり見るがいい」
オスのラブドール。
渉の形容としては、言い得て妙だった。
しかも、渉は生きたラブドールなのだ。
「ありがとうございます」
僕はボーイの制服を脱ぎ捨て、肌色のボデイスーツ一枚の姿になった。
胸の穴と股間の穴から飛び出た乳首と男根が男と渉によく見えるよう、これみよがしに躰を反り返らせる。
「君も後で嬲らせてもらおうか。とりあえず今はこいつだ。ほら」
乳首が千切れる寸前で背後に回って渉を抱きとめると、男はその両手両足首をてきぱき結束バンドで縛っていく。
今度は両腕を真上に伸ばし、両脚を地面と水平に伸ばした格好で渉は宙に静止した。
180度開き切った両脚の中央部からT字の軸のように飛び出た勃起陰茎が、三本目の足のように目立っている。
「よし、やれ」
男が号令をかけると、そこに先端の電極と電極の間でバリバリ紫電を弾けさせる電撃棒が、おもむろに近づいた。
やがて渉の赤紫色の亀頭が電極と電極の間に入り―。
「ふぐわあぁっ!」
会場いっぱいに、渉の悲鳴がこだました。
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