僕は家畜人 ~”連続絶頂” どうせ逝くなら、君の手で~

ヤミイ

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136 酒池肉林⑤

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「電撃…?」
 僕の耳元で、耳の穴に熱い息を吹きかけるように、マスミがつぶやいた。
「そこまでやるの? やっちゃうの?」
 言いながらも、ボデイスーツからはみ出た僕の睾丸を揉みしだき、勃起乳首を弄るのをやめようとはしない。
 おかげで僕は一触触発の状態だ。
 このままでは、渉の痴態をただ見ているだけで、逝ってしまう。
 その不安をあおるかのように、”ステージ”では早くも次の動きが生じていた。
 薄い胸板の両端近くに突き出た渉のふたつの乳首が、きらきらと光を反射している。
 よく見ると、乳頭のくびれ部分を挟むようにして、洗濯ばさみみたいな形をした器具が取り付けられているのだ。
 今、その器具に、紐が通されようとしていた。
 二本の紐は、レールから下がったロープへと繋がっている。
 角刈り男がロープを手繰ると、紐に引っ張られて渉の上半身が起き上がり始めた。
 乳首を挟み込んだ一対の器具。
 そこに繋がれた紐二本で、今度は渉を吊るそうとでもいうのだろうか。
「あんなことしたら、千切れちゃう…」
 思わずそうつぶやくと、自分がそうされたような錯覚が生じ、僕は烈しく欲情した。
 他人の手で乳首を千切れるほど引っ張られる。
 それは凄まじい痛みを伴うとともに、卒倒するほどの快感を与えてくれる行為のような気がしたのだ。
「そうね。千切れた男の乳首、食べてみたい。きっと、コリコリしてて、おいしいわよ」
「焼き肉のホルモンみたいに?」
「そうね。グミというより、味はホルモンかモツに近いでしょうね」
「僕の、これも?」
「そう。あなたのこの卑猥な突起物も」
 マスミの指に力がこもり、乳頭の窪みに尖った爪を突き立てられた。
「あん…」
 うらめしい眼でマスミを見やると、彼女の視線はすでにステージのほうへと向けられている。
 ステージでは、新入社員たちが用意した新たな器具が、角刈り男の手に渡っていた。
 長い柄からコードを垂らした棒の先に、U字形の磁石のようなものが取り付けられている。
 別の社員の手によって壁際のコンセントから延長コードが引かれてくると、角刈り男がその道具から伸びたコードの先を差し込み口にセットした。
 バシッ。
 そのとたん、鋭く雷鳴のような音が響き、U字の間に紫色の光が走るのが見えた。
 立ち込めるかすかなオゾンの匂い。
「電撃棒だわ」
 マスミが息を呑むのがわかった。
 乳首だけで引き上げられた渉の裸体が、少しずつダブルベッドの上に立ち上がる。
 ゴムの取っ手みたいに伸びたふたつの肉の突起は、今にも血を噴きそうなほど赤く充血している。
 そのくせ平らな腹は規則正しく波打ち、その下の陰部からは、出したばかりだというのに、またあの肉の棍棒が恥ずかしげもなくこうべをもたげ、ハート型の赤ピンク色の亀頭で斜め上をまっすぐに指し示しているのだった。
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