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ヤミイ

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 顎の下まで引き上げた白いレースのブラジャーは、そのままにした。
 完全に外さないほうが、凌辱されている感じが出ると思ったからである。
 僕が先生をその気にさせるには、佐平や助清とは逆に、先生のサディスティックな部分に訴えかけるしかない。
 なぜなら僕の取り柄は、徹底的に受け身に見えるこの少女っぽさなのだから。
 透明ガウンの下の先生の性器は、まだうなだれたままだった。
 ということは、僕のこれまでの努力はまったく実を結んでいないということだ。
 佐平や助清との行為に比べると、ずっと刺激が足りないということなのだろう。
「セットしてください」
 先生のほうに躰の前面を向けると、僕はあえてそうお願いした。
「そのほうが…確実に興奮するので」
「いいだろう」
 先生が僕の手から乳首ローターを受け取り、右胸、左胸と、順番に貼りつけていく。
 内部の刷毛が乳頭に触れてくすぐったいが、まだ作動していないので効果のほどはよくわからない。
 ペニスは半勃ちのまま、フレアスカートの裾から半ばほど飛び出している。
 それを先生が無造作に左手で握りしめ、右手に持ったオナホールを先端にかぶせてきた。
「あふ」
 僕が腰を引いたのは他でもない。
 オナホの中が母の膣内そっくりに複雑な形状をしていて、ペニスの挿入にかなりの摩擦が生じたからである。
 が、幸い、内部をゼリー状の潤滑油が満たしていたので、包皮がズル剥けになっても痛くはなかった。
 残るはアナルバイブだった。
「きのう、初心者向けのアナルプラグでかなり開発したから、きょうはこのぐらいの太さに挑戦してもらおう。これを肛門に挿入して、ゆっくり床に坐るんだ。こいつは根元部分が台になっている。だから床に置いて使うとちょうどいい」
 先生が言い、僕の手に黒光りする勃起ペニスそっくりのバイブを握らせた。
「こ、これを…お尻に?」
 少し怖かった。
 すがるような眼をした僕に、先生が言った。
「ああ、もちろんその前に、肛門にもたっぷりローションを擦り込んでおかねばな」

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