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ヤミイ

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 包皮の中に溜まった精液と、僕が新たに漏らした精液を舐め取ると、先生は次の手段に出た。
 ずるずると僕の包皮を剥き始めたのだ。
「ああああああああっ」
 じんじんする疼きに、僕は腰をくねらせた。
 包皮が後退するにつれ、湯気を上げるズル剥け亀頭が徐々に姿を現してくる。
 濃厚な精液の匂いを放つその部位は、なんだかジャングルの奥地に咲くラフレシアのめしべみたいだ。
 てらてら光沢を放つ石矢じりの形をした亀頭を、先生が口ですっぽり包み込む。
 頬を膨らませて頬張り、中で舌を肉茎に巻きつけると、物問いたげに僕を見つめてきた。
 どうだ?
 気持ちいいか?
 目顔でそう訊いてくる。
 首だけ曲げたまま、僕はうなずいた。
 出したままだというのに、またアレが熱くなってきた。
 しぼむ前に先生の口に捕まって、いいようにしゃぶられているせいだ。
 全身の血液が、音を立てて股間の海綿体に流れ込んでいくのである。
 じゅぼっ。
 卑猥な音を発して、先生が僕の肉棒の先を舐める。
 亀頭の雁首から上の部分は表面が特に敏感で、内臓がそのまま外に出ているような感じがするのだが、そこを先生の舌と唇が、アイスキャンディーでも舐めるようにしゃぶるのだ。
「あああ、ああああ、あああああんっ」
 僕は痙攣する。
 鈴口が開き、またちょっと出た。
 白いスキムミルクが、肉柱を伝い落ちる。
 それをべろりと舐め取ると、
「仕上げだ」
 そうつぶやいて、先生が僕の両の太腿を肩に担ぎあげた。

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