落ちこぼれオメガとエリートアルファの魔王討伐

ヤミイ

文字の大きさ
229 / 495

第224話

しおりを挟む
「そ、それは?」

 僕は皇女の手の中にあるモノを見て、目をめをしばたたいた。

 いつのまにか皇女は、透明な管のようなものを手にしているのだ。

「採取の準備に決まっているだろう。何のためにこんなことをしていると思ってる」

 助手がふたりやってきて、僕を椅子に座らせた。

 股を開かされると、否が応でも勃起した生殖器が目立ってしまう。

「この少年を押さえてろ。私がじきじき取り付けてやる」

 チューブを片手に、皇女が僕の傍らにしゃがみ込む。

「取り付けるって、どこに?」

 おそるおそる尋ねると、

「最初は少し痛むかもしれない。おまえは痛みを紛らわせるために、蛭たちに凌辱されるブライトを見てるがいい」

「そ、そんな…」

 皇女の手が僕の分身を握ってきた。

 それだけでなく、ぐいと押し下げ、包皮を剥きにかかった。

 剥き出しになる亀頭。

 僕のペニスの三分の一を占める一番感じやすい部分が露わになる。
 
 赤く充血したそれは、性的興奮のあまり、先走り汁でヌルヌルになっている。

「匂うな。ブライトの唾液の匂いがする。おまえたちが昨夜どんなふうに過ごしたか、この匂いで丸わかりだ」

 軽蔑したように鼻を鳴らし、皇女が言った。

 言いながら、ヌルヌル亀頭を親指と人差し指で挟み、ぎゅっと扁平になるまで押し潰す。

「アアンッ」

 僕は真っ赤になって、思わず喘いでいた。

 恥ずかしいことを言い当てられたからだけではなかった。

 押し潰されて尿道口を開いた亀頭の上で皇女の指がぬるっと滑り、それがひどく気持ちよかったのだ。

 

 

しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

密室に二人閉じ込められたら?

水瀬かずか
恋愛
気がつけば会社の倉庫に閉じ込められていました。明日会社に人 が来るまで凍える倉庫で一晩過ごすしかない。一緒にいるのは営業 のエースといわれている強面の先輩。怯える私に「こっちへ来い」 と先輩が声をかけてきて……?

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...