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謎
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土曜日の昼駅前――
「全然来ねぇ」
いつもなら俺より先に来ている白が一時間経っても約束の場所に来てないし、連絡もつかない
「寝坊してんなら迎えに行くか」
気になった俺は白の住むアパートに向かった
◆◆
部屋の前についた俺はドアベルを鳴らすが扉は空かない
「いないのか?」
音信不通で家にもいない、他に白がいそうな場所はどこだ?見当もつかないが
――ガタッ
移動しようとしたその時部屋の中から物音が聞える
「白、やっぱりいるのか?」
俺は白から渡されていた合いかぎを使って中に入る――と、
「……おい、何があったんだ?」
部屋全体が荒れていて、物が散乱した床には足の踏み場もない
「白!白!」
呼びかけるが返事はない
「ここか!?……し、ろ?」
「……あれ?せん……ぱい?」
浴室の中にいた白は虚ろな目をしている
「おい!どうした、彰は!?」
「死のうと思っていたんです、水をためて……」
「いきなりどうしたんだ!」
「放っておいてください」
「何があった?」
「……」
白と彰に何があったのか、何で白が死のうとしていたか分からねぇが話すにも場所を変えたほうがいいな
「ここから出るぞ」
「……」
俺は白の手をひいてリビングに行って椅子に座った
正面に座る白とは向かい合う形だ
「一体何があったんだ?」
「……」
「彰はどうしたんだ?」
「……」
何を言っても反応がない
「俺にできることなら何でもする……だからっ」
「帰ってください」
「……それだけは断る」
「どうしてっ、」
白は声と肩を震わせて俯いている
「俺が帰ったら死ぬつもりだろ」
「……」
何があったのか今すぐにでも問いただしたいがこれ以上無理に聞くのは得策じゃないな
「話したくなったらでいい、それまで待つ」
「……そうですか」
荒れた部屋、死のうとしていた白、消えた彰、わからないことが多すぎるな……
ふと、視線を落とすとたばこの吸い殻が目に映る
俺が知る限りこの家でタバコを吸うやつはいないはずだが……
――数時間後
急に立ち上がった白が俺の胸に飛び込んできた
「うおっ!?」
「……ぅ、うぅ」
「どうした?」
「うぅ……ぅ、うぐぅぅ、ひっ、」
胸の中の白が静かに泣き出した
「くっ」
こんな時に気の利いた言葉一つ言えない自分に嫌気がさす――
でも、
「胸くらいならいくらでも貸してやる……辛いなら我慢すんな」
「うぅ……うっ、ん……あああっ」
それから白はしばらく号泣した
「全然来ねぇ」
いつもなら俺より先に来ている白が一時間経っても約束の場所に来てないし、連絡もつかない
「寝坊してんなら迎えに行くか」
気になった俺は白の住むアパートに向かった
◆◆
部屋の前についた俺はドアベルを鳴らすが扉は空かない
「いないのか?」
音信不通で家にもいない、他に白がいそうな場所はどこだ?見当もつかないが
――ガタッ
移動しようとしたその時部屋の中から物音が聞える
「白、やっぱりいるのか?」
俺は白から渡されていた合いかぎを使って中に入る――と、
「……おい、何があったんだ?」
部屋全体が荒れていて、物が散乱した床には足の踏み場もない
「白!白!」
呼びかけるが返事はない
「ここか!?……し、ろ?」
「……あれ?せん……ぱい?」
浴室の中にいた白は虚ろな目をしている
「おい!どうした、彰は!?」
「死のうと思っていたんです、水をためて……」
「いきなりどうしたんだ!」
「放っておいてください」
「何があった?」
「……」
白と彰に何があったのか、何で白が死のうとしていたか分からねぇが話すにも場所を変えたほうがいいな
「ここから出るぞ」
「……」
俺は白の手をひいてリビングに行って椅子に座った
正面に座る白とは向かい合う形だ
「一体何があったんだ?」
「……」
「彰はどうしたんだ?」
「……」
何を言っても反応がない
「俺にできることなら何でもする……だからっ」
「帰ってください」
「……それだけは断る」
「どうしてっ、」
白は声と肩を震わせて俯いている
「俺が帰ったら死ぬつもりだろ」
「……」
何があったのか今すぐにでも問いただしたいがこれ以上無理に聞くのは得策じゃないな
「話したくなったらでいい、それまで待つ」
「……そうですか」
荒れた部屋、死のうとしていた白、消えた彰、わからないことが多すぎるな……
ふと、視線を落とすとたばこの吸い殻が目に映る
俺が知る限りこの家でタバコを吸うやつはいないはずだが……
――数時間後
急に立ち上がった白が俺の胸に飛び込んできた
「うおっ!?」
「……ぅ、うぅ」
「どうした?」
「うぅ……ぅ、うぐぅぅ、ひっ、」
胸の中の白が静かに泣き出した
「くっ」
こんな時に気の利いた言葉一つ言えない自分に嫌気がさす――
でも、
「胸くらいならいくらでも貸してやる……辛いなら我慢すんな」
「うぅ……うっ、ん……あああっ」
それから白はしばらく号泣した
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