俺が人間になれるまで

しの

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次の日

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う、学校行きたくね~~~~。
なんやかんや考えていたらあっという間に朝になっていた。
黒川の話もあってアイツらは俺の事茶化したりしないって分かってはいるけど、どうしても今までの経験から勘ぐってしまう。し、俺自体明るいキャラで通してたからアイツらにどんな顔で接したらいいか分からない。
う~~行きたくね~~~~。


一方その頃、山田、伊藤、黒川の3人は陽太より学校に早く来ていた。
「いいか!お前らに早く集まってもらったのは陽太甘やかし計画を練るためだ!全員異論ねぇよな!」
そう、陽太が俺らに完全に慣れるように考えた最強の計画!
「はい。」
「おぅ、どうした伊藤!」
「具体的にはどんな風にアプローチをするのでしょうか。」
「いい質問だ!まずはだな、陽太が教室に入ってきたところを俺たちが手を広げて待つんだ!」
2人の頭にハテナが浮かぶ。
「それはどういう効果が…?」
「ナンセンスだな~黒川!陽太はあまり他人とスキンシップを取らないタイプなのは気づいてたか?」
そう言われれば確かに、陽太は山田に構われはしても自分からいってるイメージはないな。
「心当たりのある顔だな。アイツ、何だったらちょっと避けたりするからな。」
悲しそうな顔で山田が言う。気にしてたんだ…。
「それでだ、まず陽太は身体から落として言った方がいいのでは!と。」
言い方最悪だな。
「うん、言い方は良くないけど確かに一理あるかも。」

今日から陽太甘やかし作戦が始まった。
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