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駅からはタクシーで高校まで乗りつけた。電話から一時間ほどが経過し、陽が傾き始めていた。
史彦は、校門に書かれた高校の名前を何度も確かめていた。まるで信じられないというように。
「ほんとに、ここなのか? 安騎野の出身校って」
校門には公立校最高レベルを誇る名が刻まれてある。ここで事件を起こしたのだ。とてつもない醜聞だったろう。それは想像に難くない。
閉ざされた鉄の門扉の向こうに校舎がある。校舎に人影はなく静まり返っていた。夏休みも残りわずかだ。運動部の練習もすでに終わったらしく、整えられたグラウンドがやけにさみしく見えた。
雄高は自分の推測が外れてしまったことに気落ちした。ここで安騎野を見つけられなければ、もう手の打ちようがない。門扉に掴まり、くずおれそうになる体を支えて雄高は校舎を凝視した。
かすかに視界の端で何かが動いたような気がした。校舎の東側に取りつけられた非常階段で何かが翻った。雄高は全神経を集中させて、またそれが動くのを捕らえようとした。
「雄高?」
「史彦、あそこよく見てくれよ。階段のところ、何かが動いているんだ」
雄高は階段を指さした。数秒置いてそれは動いた。二人は顔を見合わせると、門を乗り越え校庭に降り立った。
もう疑っている暇などない。あれは、屋上を目指している。校庭を横切り、つい先刻踏みしだかれたような草むらの先の非常階段の下までたどり着いたとき、雄高の息はかなり荒くなっていた。
史彦が心配そうに雄高をのぞき込む。かまわず雄高は非常階段の手摺りにつかまると、張ってあるチェーンをまたいで階段を昇りだした。史彦が後ろからそれに従う。
はるか上方から足音が聞こえる。門から見た校舎は六階建てだった。市街地の真ん中に造られた校舎は、狭い敷地内にきっちりと建てられている。校庭は雄高たちの学校の半分もないくらいだ。
まるで箱庭のようだ、と雄高は息を切らしながら考えていた。
箱庭のような小宇宙で、安騎野は二矢と出会ったのだ。そして世界を完結させようとした。しかし、安騎野は生き残った。安騎野にとって今を生きることは無意味なのかもしれない。けれど、雄高は安騎野を止めたかった。どうしても止めたかった。
安騎野の足音が聞こえる。きっと雄高たちの足音も安騎野に聞こえているはずだ。だから、待っていてほしい。自分たちが追いつくまで。雄高は祈るような気持ちで重くなる足を叱責しながら階段を昇った。ただ上を向いて、昇った。
やがて階段は終わり、屋上に辿り着いた。薄紅に染まる空が頭上に広がり、屋上に一陣の風が吹いた。裏山から吹きおろされた冷涼な風だった。
「安騎野!」
雄高は痛む脇腹を押さえながら叫んだ。ジーンズにブルーのチェックのシャツ、素足にスニーカー。あの晩、最後に見た服装のままの安騎野がいた。たった今、家から散歩にでもでかけたような風情で屋上の柵にもたれ、安騎野は雄高に視線を投げた。
「屋上は立ち入り禁止」
眼鏡をかけていない落ち窪んだ目元が、はなれた場所からも見て取れた。きっとろくに休みもせずかここまで辿りついたのだろう。雄高は顔を歪めた。
「安騎野、帰ろう」
「屋上は、立ち入り禁止だ。二矢が死んだ場所だから……」
雄高の言葉を無視して安騎野は続けた。よろめく雄高を史彦が支えて、ふたりは安騎野へと近づいた。
「分かってるから、安騎野が二矢をどれほど愛しているのか。だから、一緒に帰ろう! そこから離れてくれよ!」
突然、安騎野は笑い出した。体を二つに折り、かすれた声が屋上に響いた。信じられない、安騎野が声をあげて笑っている。雄高と史彦は呆然とした。
「なにが分かるって? 碓氷。俺は二矢を愛してなんかいない。あいつは、俺から何もかも奪って行った。父も母も、帰る家も。俺自身もだ」
雄高はその言葉に体がすくんだ。安騎野は射るような視線で雄高と史彦を睨みつけた。
「わかるか? 誘ったのは二矢の方だ。死にたかったのは二矢だ。あいつの人生はたった十八で破綻したんだ。金銭トラブルと自分の思うとおりにならない恋愛と、……理由をあげれば切りがない。そのくせ一人で死ぬ度胸もなかったから、手近にいた俺を誘った」
一気にまくし立てると、安騎野は深く息を吸い込んだ。
「二矢はひとりで死んだ……俺だけが生き残って、全てを失った。あいつのせいで俺の人生は台なしになったんだ。そんな奴を誰が愛してるって?」
「でも、それでも……」
雄高の考えは美しい誤解だったのだろうか。安騎野は雄高を腕の中に抱きながら、二矢を思っていたはずだ。それは確信だった。雄高を絶望させるほどの。
「安騎野は二矢を愛してるんだ!」
叫ばずにはいられなかった。自分を抱いたことに意味を与えて欲しかった。二矢の身代わりでもなんでもよかった。
「……憎んでいる。愛してなんか、いるかよ」
安騎野は頑なに拒んだ。冷酷に見える薄い唇を歪め、片頬で笑った。
「灰智、おまえを見るたび俺は二矢を思い出したよ。だから目茶苦茶にしたかった。お前と、いつも一緒にいる碓氷を傷つけて壊したかった。碓氷は、まるで高校時代の俺だ。吐き気がするほど大嫌いな俺だ」
雄高は言い知れぬ衝撃を受けた。雄高は二矢の代わりではなく、安騎野自身だったというのか。腕を支える史彦も呆然として安騎野を見ている。
「世界の中心に選ばれた自分だけが存在する。自分だけが特別で、身近にいるようなつまらない大人になんか、絶対にならないと信じ込んでいる。自分だけを深く愛してくれる運命の相手といつか必ず巡り会って結ばれる、そんなくだらない物語を温めている。ガキなんだよ、おまえらは!」
それは雄高と史彦に吐いた言葉というよりは、過去の安騎野自身に向けて放った暴言のように思えた。
「長く生きすぎた。俺には生きる意味なんか少しもなかったんだ。ぜんぶ二矢が持っていったから。失うものなど今さら何もないんだ。俺は一人きりだ。……誰も愛さない」
けれど、夕日に照らされる安騎野の横顔を涙が伝った。
「じゃあ、なんで電話したんだよ」
雄高の声に安騎野は振り返った。不精髭がのびかけた顎が細かく震える。
「なにか伝えたいことがあったから、電話したんだろう? 聞かせてくれよ、俺は安騎野の話を聞きたいんだよ」
安騎野の唇がわななく。かすかに青ざめ、安騎野は口もとを押さえた。
雄高は聞きたかった。安騎野の話を。長い間、おそらくはたった一人で胸に抱え込んでいた思いを、聞きたかった。ベッドの中でも、電話でも話しはしなかった安騎野の言葉を。
「こっちに来てくれよ。俺の為に、なんて言わない。二矢の分も生きようとしてくれよ」
言いながら雄高は首を振った。安騎野は柵に腕をからめたまま、泣き腫らした目で雄高を見た。
「司、自分のために生きていていいから!」
安騎野の瞳から瞬間、曇りがすべて拭い去られた。これまで見せたことがないほどの、素顔を雄高の前に晒した。まるで少年に戻ったような、そんな表情だった。
「屋上で」
安騎野は暮れなずむ空をいつものようにふり仰いだ。つられるように雄高と史彦も空を見あげた。
「二矢とよく話した……空を見ながら」
雲間から茜色の薄日がまるでカーテンの襞のように降りて来て、山なみを照らした。
「あれは天使の梯子だから、空のあの場所には、きっと天国の門があるんだって二矢は子どものように俺に言うんだ。俺はそれを信じた……そんな二矢を……」
雄高は安騎野が飽かず空を眺めていた意味をようやく悟った。安騎野はあの光を、二矢の面影を探していたのだ。天国への門、二矢が安騎野に残した思いのかけら。
三人とも黙ったまま、空を見つめた。刻々と色を変える空を。安騎野は何も持たずに十年を過ごして来た。ただ、二矢との思い出だけを胸に秘めて。
「……雄高」
それは安騎野からの呼びかけだった。初めて雄高を名前で呼んだ。弾かれるように雄高は安騎野を見た。目が合うと安騎野は優しくほほ笑んだ。
「一緒に来るか?」
差し伸べる手に雄高の体はふらりと前にかしいだ。その腕を史彦が強く引き戻した。腕の痛みに我に返ると、史彦が腰に抱きつき激しく首を横に振り、全身で雄高を引き止めた。
「二矢、いま行くから……」
「司!」
止める間などなかった。駆け寄るより早く、安騎野は屋上から宙へ身を投げた。
風に翻った安騎野のシャツの裾が残像のように雄高の瞳に焼きついた。
史彦は、校門に書かれた高校の名前を何度も確かめていた。まるで信じられないというように。
「ほんとに、ここなのか? 安騎野の出身校って」
校門には公立校最高レベルを誇る名が刻まれてある。ここで事件を起こしたのだ。とてつもない醜聞だったろう。それは想像に難くない。
閉ざされた鉄の門扉の向こうに校舎がある。校舎に人影はなく静まり返っていた。夏休みも残りわずかだ。運動部の練習もすでに終わったらしく、整えられたグラウンドがやけにさみしく見えた。
雄高は自分の推測が外れてしまったことに気落ちした。ここで安騎野を見つけられなければ、もう手の打ちようがない。門扉に掴まり、くずおれそうになる体を支えて雄高は校舎を凝視した。
かすかに視界の端で何かが動いたような気がした。校舎の東側に取りつけられた非常階段で何かが翻った。雄高は全神経を集中させて、またそれが動くのを捕らえようとした。
「雄高?」
「史彦、あそこよく見てくれよ。階段のところ、何かが動いているんだ」
雄高は階段を指さした。数秒置いてそれは動いた。二人は顔を見合わせると、門を乗り越え校庭に降り立った。
もう疑っている暇などない。あれは、屋上を目指している。校庭を横切り、つい先刻踏みしだかれたような草むらの先の非常階段の下までたどり着いたとき、雄高の息はかなり荒くなっていた。
史彦が心配そうに雄高をのぞき込む。かまわず雄高は非常階段の手摺りにつかまると、張ってあるチェーンをまたいで階段を昇りだした。史彦が後ろからそれに従う。
はるか上方から足音が聞こえる。門から見た校舎は六階建てだった。市街地の真ん中に造られた校舎は、狭い敷地内にきっちりと建てられている。校庭は雄高たちの学校の半分もないくらいだ。
まるで箱庭のようだ、と雄高は息を切らしながら考えていた。
箱庭のような小宇宙で、安騎野は二矢と出会ったのだ。そして世界を完結させようとした。しかし、安騎野は生き残った。安騎野にとって今を生きることは無意味なのかもしれない。けれど、雄高は安騎野を止めたかった。どうしても止めたかった。
安騎野の足音が聞こえる。きっと雄高たちの足音も安騎野に聞こえているはずだ。だから、待っていてほしい。自分たちが追いつくまで。雄高は祈るような気持ちで重くなる足を叱責しながら階段を昇った。ただ上を向いて、昇った。
やがて階段は終わり、屋上に辿り着いた。薄紅に染まる空が頭上に広がり、屋上に一陣の風が吹いた。裏山から吹きおろされた冷涼な風だった。
「安騎野!」
雄高は痛む脇腹を押さえながら叫んだ。ジーンズにブルーのチェックのシャツ、素足にスニーカー。あの晩、最後に見た服装のままの安騎野がいた。たった今、家から散歩にでもでかけたような風情で屋上の柵にもたれ、安騎野は雄高に視線を投げた。
「屋上は立ち入り禁止」
眼鏡をかけていない落ち窪んだ目元が、はなれた場所からも見て取れた。きっとろくに休みもせずかここまで辿りついたのだろう。雄高は顔を歪めた。
「安騎野、帰ろう」
「屋上は、立ち入り禁止だ。二矢が死んだ場所だから……」
雄高の言葉を無視して安騎野は続けた。よろめく雄高を史彦が支えて、ふたりは安騎野へと近づいた。
「分かってるから、安騎野が二矢をどれほど愛しているのか。だから、一緒に帰ろう! そこから離れてくれよ!」
突然、安騎野は笑い出した。体を二つに折り、かすれた声が屋上に響いた。信じられない、安騎野が声をあげて笑っている。雄高と史彦は呆然とした。
「なにが分かるって? 碓氷。俺は二矢を愛してなんかいない。あいつは、俺から何もかも奪って行った。父も母も、帰る家も。俺自身もだ」
雄高はその言葉に体がすくんだ。安騎野は射るような視線で雄高と史彦を睨みつけた。
「わかるか? 誘ったのは二矢の方だ。死にたかったのは二矢だ。あいつの人生はたった十八で破綻したんだ。金銭トラブルと自分の思うとおりにならない恋愛と、……理由をあげれば切りがない。そのくせ一人で死ぬ度胸もなかったから、手近にいた俺を誘った」
一気にまくし立てると、安騎野は深く息を吸い込んだ。
「二矢はひとりで死んだ……俺だけが生き残って、全てを失った。あいつのせいで俺の人生は台なしになったんだ。そんな奴を誰が愛してるって?」
「でも、それでも……」
雄高の考えは美しい誤解だったのだろうか。安騎野は雄高を腕の中に抱きながら、二矢を思っていたはずだ。それは確信だった。雄高を絶望させるほどの。
「安騎野は二矢を愛してるんだ!」
叫ばずにはいられなかった。自分を抱いたことに意味を与えて欲しかった。二矢の身代わりでもなんでもよかった。
「……憎んでいる。愛してなんか、いるかよ」
安騎野は頑なに拒んだ。冷酷に見える薄い唇を歪め、片頬で笑った。
「灰智、おまえを見るたび俺は二矢を思い出したよ。だから目茶苦茶にしたかった。お前と、いつも一緒にいる碓氷を傷つけて壊したかった。碓氷は、まるで高校時代の俺だ。吐き気がするほど大嫌いな俺だ」
雄高は言い知れぬ衝撃を受けた。雄高は二矢の代わりではなく、安騎野自身だったというのか。腕を支える史彦も呆然として安騎野を見ている。
「世界の中心に選ばれた自分だけが存在する。自分だけが特別で、身近にいるようなつまらない大人になんか、絶対にならないと信じ込んでいる。自分だけを深く愛してくれる運命の相手といつか必ず巡り会って結ばれる、そんなくだらない物語を温めている。ガキなんだよ、おまえらは!」
それは雄高と史彦に吐いた言葉というよりは、過去の安騎野自身に向けて放った暴言のように思えた。
「長く生きすぎた。俺には生きる意味なんか少しもなかったんだ。ぜんぶ二矢が持っていったから。失うものなど今さら何もないんだ。俺は一人きりだ。……誰も愛さない」
けれど、夕日に照らされる安騎野の横顔を涙が伝った。
「じゃあ、なんで電話したんだよ」
雄高の声に安騎野は振り返った。不精髭がのびかけた顎が細かく震える。
「なにか伝えたいことがあったから、電話したんだろう? 聞かせてくれよ、俺は安騎野の話を聞きたいんだよ」
安騎野の唇がわななく。かすかに青ざめ、安騎野は口もとを押さえた。
雄高は聞きたかった。安騎野の話を。長い間、おそらくはたった一人で胸に抱え込んでいた思いを、聞きたかった。ベッドの中でも、電話でも話しはしなかった安騎野の言葉を。
「こっちに来てくれよ。俺の為に、なんて言わない。二矢の分も生きようとしてくれよ」
言いながら雄高は首を振った。安騎野は柵に腕をからめたまま、泣き腫らした目で雄高を見た。
「司、自分のために生きていていいから!」
安騎野の瞳から瞬間、曇りがすべて拭い去られた。これまで見せたことがないほどの、素顔を雄高の前に晒した。まるで少年に戻ったような、そんな表情だった。
「屋上で」
安騎野は暮れなずむ空をいつものようにふり仰いだ。つられるように雄高と史彦も空を見あげた。
「二矢とよく話した……空を見ながら」
雲間から茜色の薄日がまるでカーテンの襞のように降りて来て、山なみを照らした。
「あれは天使の梯子だから、空のあの場所には、きっと天国の門があるんだって二矢は子どものように俺に言うんだ。俺はそれを信じた……そんな二矢を……」
雄高は安騎野が飽かず空を眺めていた意味をようやく悟った。安騎野はあの光を、二矢の面影を探していたのだ。天国への門、二矢が安騎野に残した思いのかけら。
三人とも黙ったまま、空を見つめた。刻々と色を変える空を。安騎野は何も持たずに十年を過ごして来た。ただ、二矢との思い出だけを胸に秘めて。
「……雄高」
それは安騎野からの呼びかけだった。初めて雄高を名前で呼んだ。弾かれるように雄高は安騎野を見た。目が合うと安騎野は優しくほほ笑んだ。
「一緒に来るか?」
差し伸べる手に雄高の体はふらりと前にかしいだ。その腕を史彦が強く引き戻した。腕の痛みに我に返ると、史彦が腰に抱きつき激しく首を横に振り、全身で雄高を引き止めた。
「二矢、いま行くから……」
「司!」
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