旦那様は、パーフェクト高校生

ぱるゆう

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優一小百合の旅行 18 鍵

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3日目の朝になった。

夏休みだから、帰ってからいくらでもできるとは言え、やはりこの思い出の部屋でしておきたい。

優一と小百合は身体を重ねた。

風呂場に入り体を洗った後、帰る服を着て、朝食に行った。

「今日で最後だね」

「また来ればいいよ。来年、再来年、十年後には子供と来たいね」

「パパは我慢できるようになってるのかしら?」

「流石に平気だよ。多分」

「出産しても体形変わらないようにしないと」

「そんなことは気にしないよ。小百合だったら」

「でも、優一の奥さんとして、えっ?あんなのと結婚したのって言われたくないし」

「小百合に任せるけど、僕は奥さんのこと大好きだって言い続けるよ」

「ちゃんと言いふらしてよね?高校だって、いつの間にか3年生。次々と若い子が入ってくるんだから」

「若いとか、可愛いとか、そういう問題じゃないよ。小百合だから好きなんだ」

「じゃあ、もし、私と見た目も性格もそっくりだったら、どうするの?」

「それは流石に好きになるかも」

「えぇ~っ!」

「フフフッ、そんな子なんて現れないよ」

「私は優一とずっと一緒にいたから、今の自分になった。もし似た子がいたら、その子にも、そういう相手がいるかもね」

「そうかもね」

朝食を食べ終わり、部屋に帰って荷物を整理した。

フロントにチェックアウトに行く。また高田だった。
「お世話になりました」

「いかがでしたか?」

「眺めも最高で、また来たいと思います」

「それなら私も待ってます」ウットリとした目で優一を見た。

「高田さん!」また後ろから声が聞こえた。

「あっ!すいません。忘れてください。あっ!でも、またお越しになることは忘れずに」

「はい、必ず」

当然、隣で小百合は呆れていた。

バスに乗り込んで駅前に着いた。
駅前に置いてあるコインロッカーにスーツケースを入れた。

駅前の商店街を、お土産を探しながら歩き始めた。

「一口いかがですか?」と声がかかる。

小百合は喜んでいただく。

「うん、美味しい。買ってこう」

「えっ?一軒目から?」優一は呆れた。

「どうせタクシーで帰るんだからいいじゃん」

「東京に着く前に無くなってるとか止めてよ」

「大丈夫」

そして、両手とお腹がいっぱいになった。

小百合は反対したが、少し残してコンビニの宅急便で送ることにした。

そして、観光地を回った。

そろそろいい時間なので、駅に戻って、電車に乗り込んだ。

「はぁ~、終わっちゃったね」

「もういいやと思うよりいいんじゃない」

「次はどこ行こっか?」

「夏休み中は、近場だね」

「プールは行こうね」

「分かったよ」



タクシーが小百合の家の前に着いた。
荷物を降ろしてから、優一は、
「はい」と小百合の前に手を出した。

「えっ?」

「僕の部屋の鍵だよ。いつでも来ていいから」

「うわぁ!嬉しい!」

「3日後だけは、格闘技の方のジムにお土産渡しがてら行くから」

「うん、その日以外に行く」

優一はタクシーに乗り込もうとした。
「ちょっと、お土産渡しに行かないの?」

「宅急便で来るやつ、適当に渡しといて」

「はぁ~、あっ!電話忘れないでよ」

「うん、分かってる」

優一が乗ったタクシーが走り始めた。

「ふぅ~」と優一は息を吐き出した。

電話か?そんなことより、3日後、どうしよう?

詩織に旅行の結果を知らせることになっていた。

結果はもう知ってるんだから、必要ないと言ってしまえば必要ない、それは分かっている。

果たして、し~ちゃんは来るのだろうか?

もし『もう行かなくていいでしょ』と言われたら、どうしよう?

このまま別れる・・・、あっ!付き合ってないんだった・・・。

でも、このまま終わりしてもいいのか?

でも、会ってどうする?お風呂に入って、ベッドで?

そんなことにはならないだろう。し~ちゃんにも僕にも裏切れない相手ができてしまった。

あぁ、でも、最後だからもう一度。

優一は気がついていなかったが、詩織とエロいことすることを考えていても、股間は固くなっていなかった。

でも、小百合に約束したし、やっぱり電話しなくちゃ、と一人部屋で悩みながら、2日が過ぎた。

詩織からも連絡はなかった。


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