旦那様は、パーフェクト高校生

ぱるゆう

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朝食

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「なんだ、飲み物だけかと思ったのに」

玉子に、レタス、ミニトマト、ジャガイモ、タマネギ、鶏のささみ肉、魚等一通り入っていた。

「今からご飯炊くのは、時間がかかるわね」と悩んでいると、食パンがあった。


一つは、ささみ肉をサンドにするか。玉子とマヨで、タンパクな味をカバーしよう。後はサラダと、タマネギのコンソメスープにしよう。

まずはお湯に玉子を入れる。ササミをラップに包み、電子レンジに入れる。

パンをトースターに入れる。

その間に、玉ねぎを千切りにする。

ゆで卵を水で冷やし、鍋をざっと洗い、水と玉ねぎ、コンソメを入れて、またコンロにかける。

ゆで卵の殻を取り、包丁で輪切りにした、ボウルに入れる。
電子レンジから、ササミを取り、大きめに切って、ボウルに入れる。

そして、マヨネーズと塩コショウをして、ごま油を少しかけて、混ぜる

トースターからパンを取り出してバターを塗り、その上に混ぜたものを入れ、もう一枚のトーストで挟み、包丁で、斜めに切った。

男の子なら、足りないかな?聞いてみるか?もう一枚位なら作れそうだ。

サラダを作り、コンソメスープを塩コショウで調整した。

「高峰くん、できたわよ」と呼びかけてみた。

「今行きます」と声が聞こえた。

テーブルに運んでいると、戻ってきた。

「いい匂い・・・」

「今からご飯炊けないから、パンにしたわ・・・」と詩織は優一の方を見たら、優一が固まったまま、じっと見ていた。

「何?」

「エロい」

「あっ!」さっきまで裸でいたから、何かを身に着けているだけで安心してしまった。

「早く服!」

「やっぱり、これしかない」とスエットの上下を出した。

奪うように取り、背中を向けて着た。細身なのはいいが、やはり丈が全然合わない。

「しょうがないわ」

「下は、足首のところで縛れるから」

「そうなの?」

「座って」

詩織は椅子に座った。優一がしゃがみながら裾にある紐を縛った。

「これなら、大丈夫でしょ?」

詩織は立ち上がってみた。とりあえず歩けそうだ。

「うん、大丈夫」

「上はしょうがないから、袖をまくる」と言って、両腕をまくった。

「ありがとう。冷めちゃうから食べよ」

「うん。うわっ、美味しそう」
優一はすぐに座って、
「いただきます」と言ってから、パンを食べ始めた。

「うん、美味しい」

「足りる?」

「う~ん、いっぱい動いたから、少し足りないかも」

「もう一つ位なら、作れるから」詩織は立ち上がろうとした。

「いいよ。後で自分でやるから。先生も食べて」

「そう?いただきます」
パンを口に入れる。
まぁ、これを嫌いな男子はいないだろうという味だ。

「ん?」よく見たら、優一も同じスエットを着ていた。

「これから出かけるんだよね?」

「うん」

「2人でこの格好で?」

「何か変?」

若いからそんなものなのか?
「そういうわけじゃないけど、この辺りって、そこそこお金持ちの人がいるんじゃない?」

「別に平気だよ。みんな気にしないよ」

「あなたは若いから、いいかもしれないけど、私は頑張って若作りしてるようにしか見えないんだけど」

「フフフッ、それも大丈夫だから。おかわり!」と席を立ってキッチンに行った。

大丈夫って・・・、嫌な予感しかしない。

戻ってきた。
「そういえば、先生、眼鏡かけてないけど、大丈夫なの?」

「あれは、ほとんど伊達メガネだから」

「そうなんだ。メガネ掛けてない方が、僕は好きだな。あっ!でも、学校では掛けててね。僕だけしか知らない方がいい」

「職員室では外してるわよ」

「えっ!そうなの!」

「だって必要ないから」

「なんか残念」

そして食べ終わり、
「ふぅ~、美味しかった。ご馳走様でした」

「はい、ご馳走様でした」

「洗い物は後でいいから、ちょっと待ってて」と優一は小走りで行った。

「あっ!洗濯物」と思ったが、とりあえず待つことにしよう。

そして戻ってきた。
「はい、これ被って」

「ウィッグ?」金髪のセミロングのウィッグだった。

「去年の文化祭で女装させられたんだ。制服は借りたんだけど、これはもらった」

「これを被るの?」

「うん、それなら絶対に先生だってバレないよ」

「確かにそうかもしれないけど」

「とにかく付けてみてよ」

「分かったわよ」と立ち上がり、バッグから化粧ポーチを出して洗面所へ行こうとした。優一も立ち上がった。

「何してるの?」

「何が?」

「化粧も直したいし」

「別に気にしないよ」

「はぁ?あなたが気にしなくても、私が気になるの」

「化粧してない顔も見たい」

この年で、スッピンなんか見せられるわけがない。
「絶対にダメ」

「分かったよ」優一は、椅子に座った。

「来たら、二度と口聞かないからね」

「そんなに?学校は?」

「学校も」

「えっ!」


詩織は洗面所に向かった。

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