旦那様は、パーフェクト高校生

ぱるゆう

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部屋に帰ってきた。

「さっきの話」優一はテーブルに座ろうとした。

「先に洗濯機。話はちゃんと聞くから」

「分かったよぉ」優一は洗面所に行った。

詩織はレジ袋を持ってキッチンに行った。冷蔵庫を確認して、料理を始めた。

鍋に水を入れて、火にかける。次にフライパンを出して、玉ねぎと人参、セロリを細かく切りったものと、ひき肉を入れて炒める。

そこに優一が戻ってきた。
「何か手伝う?」

「そうねぇ、サラダ作って」

「うん、分かった」

沸騰した鍋の中にパスタを入れ、タイマーをセットした。

「ねぇ、話してもいい?」優一はレタスを千切りながら言った。

「うん、大丈夫よ」詩織はトマト缶などを入れて、フライパンの中をかき混ぜた。

「来週なんだけど、一日会えない」

「分かった」詩織はあっさりと言った。

「えぇっ!そんなあっさり言わなくてもいいんじゃない?」

「デートなんでしょ?櫻井さんと」詩織は淡々と言った。

「うん、そうなんだけど、気にならない?」

「私はセフレだし、ちゃんとお付き合いするなら、櫻井さんの方がいいと、誰に聞いてもそう言うわよ」

「そんなことない!し~ちゃんが一番いい!」優一は怒った口調で言った。

「何で、私が怒られるのよ。あなたがやってることでしょ?」

「小百合に先週一緒にいるところを見られた」

「えっ!」詩織は手を止めて、優一を見た。

「私達だってバレたの?」

「し~ちゃんは誰だか分からなかったみたい。僕はすぐに分かったって」

「あぁ、そうなの」詩織は心からホッとした。

「それで、一緒にいたのが誰かってこと以外は、大体話した」

「ん?ちょっと待って。セフレって言ったの?」

「セフレとは言わないけど、定期的に会うって言った」

「もちろんするって分かってるんだよね?」

「うん、何度も言った。でも、付き合ってないなら、私が彼女になるって」

「えっ?よく分かんないんだけど、櫻井さんともするってこと?」

「多分、無理だと思う。本人にもそう言った」

そこで鍋のタイマーが鳴った。

「ちょっと待ってて」詩織はそう言ってからパスタを湯切りした。

そして、フライパンの中に入れて、混ぜ始めた。

「ごめん。櫻井さんとは付き合う・・・、う~ん、デートするだけってこと?」

「そう言うことになる。昔から、一緒に出かけてたから、あんまり変化はないんだけど」

「手を繋いだり、腕を組んだりするようになることが加わるだけ?」

「その通り。それだけ」

「よくそんなこと許したわね?」

「しょうがないだろ。断って受験に影響したら、責任を感じちゃうよ」

あなたには、私がしているのよ。分かってる?と言いたかったが、止めておいた。しかし、
「これまでも散々、他の女の子に影響を与えてきたのに?」と嫌味を言ってみる。

「小百合は別なんだよ。実家が隣だし」

「へぇ~、幼馴染みなんだ」

「産まれてから、ずっと」

「確かに邪険にはしづらいわね」

「そういうこと。仕方ないんだ」と優一は諦めたように言った。

それは私のセリフよ!と喉まで出かかったが、先週、自分の役目を果たすと決めたので、ゴクリと飲み込んだ。

「どうかした?」と優一。

「ううん、別に。もうできるわよ」

「僕はできたよ」と色々な野菜が乗ったサラダが出来ていた。

「それで、来週なんだけど」

「わかった。土曜日には帰るわ」

「えっ?日曜の朝でいいじゃん」

「はぁ?少しはデリカシーってものを持ちなさい。日曜日の朝までいたら、その朝もするんでしょ?」

「うん。別に詩織とするわけじゃないし」

「はぁ~、櫻井さんに申し訳なくて、できるわけないでしょ。もし駄々をこねるんなら、今からでも帰るわよ。駄々をこねることには変わらないんだから」

「分かった、分かったよぉ。土曜の夜に帰っていいから」

「約束だからね?」

「はい、分かりました」

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