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試合の後 5
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もし櫻井さんで優一のが立てば、お似合いのカップルが誕生する。晴れて私はお役御免になり、サトシとの平穏な生活に戻るだけだ・・・。
会計を済ませて、湿布薬と痛み止めをもらった。
さっそく、痛み止めを出して、優一の口に入れた。優一は自分で水を飲んだ。
「さぁ、帰るわよ」
「・・・」相変わらず不貞腐れている。
「帰りに、スーパーとドラックストア寄ってくから」
病院の外でタクシーを捕まえて、まずはスーパーに行く。
「何食べたい?」
「・・・」
「いいわよ。私の食べたいものにするから」
「・・・」
「そうしてるなら、一人で帰れば?私一人でも買い物はできるの」
詩織は優一を無視して買い物を続ける。優一は黙って後を付いてくる。
まぁ、鍵を開けられないから、しょうがないんだけど。
「櫻井さんって料理できるの?」
「・・・」
「はぁ~」
まぁ、作るにしてもスーパーは近いからいいか。櫻井さんに任せよう。今日の夕飯と明日の朝食分だけにしよう。
会計をして外に出る。一緒にいられるのも面倒なので、先に家に帰ることにした。後で一人でドラックストアに行こう。
集合玄関を開けて、エレベーターに乗り込む。
部屋の鍵を開けて、買ったものを冷蔵庫に入れた。
「ドラックストアに行ってくる」と言い、玄関に向かう。しかし、優一は付いてこようとした。
「拗ねてるんなら、一人でいなさい」
「し~ちゃんが悪いんだろ」
「とにかくドラックストアに行きたいの」
「・・・」
結局、優一も付いてきた。
ドラックストアで、マジックテープ式のサポーターを6枚手に取った。
「どうするの?」優一は不思議そうに言った。
「包帯だと巻くのが面倒でしょ。これなら多少ズレても外れないし、止めやすいから」
一つを優一に渡した。
「へぇ~、こんなのあるんだ」優一は拗ねていたことを忘れて、楽しそうに言った。
はぁ~、本当に子供ね。珍しいオモチャを見つけたみたい。
「し~ちゃん、よくこんなの知ってるね?」
「昔、よく怪我する人がいたからね」
「ふ~ん、お兄ちゃん?」
まさか、元カレとは言えない。
「そうよ」
「そうなんだ。ゴムも買ってこうよ。残り少ないよ」
「あなたが使い過ぎるんでょ。それに、今週はもうしないんだから、必要ありません」
「えぇ~!試合頑張ったんだから、ご褒美」
「それはご褒美じゃありません。当然のことよ」
「いいじゃん。ねぇ?」
「ダメ。ご褒美は私との約束を守れた時だけって言ったでしょ」
「そうだけどぉ」
「ダメなものはダメ」
「ちぇっ!あっ!トイレ行ってくる」
「一人でできる?」
「ジャージだから大丈夫」
「外で待ってるからね」
「うん、分かった」
会計をして、外に出て待つ。しばらくすると優一が出てきた。ポケットが膨らんでいる。
「何買ったの?」
「えっ!なっ、何も買ってないよ」目がパチパチする。
「はぁ~、買ってもしないからね」
「分かったから。でも、裸で一緒に寝よ」
「何でよ。とにかく帰るわよ」家へと歩き出す。詩織の腰に優一は手を回してくる。
「ちょっと止めなさい」
「痛み止めが効いてきたから大丈夫」
「そういう問題じゃないでしょ。私、ウィッグ付けてないんだからね」
「あぁ、そうだね。じゃあ、我慢する」
「全く!」
会計を済ませて、湿布薬と痛み止めをもらった。
さっそく、痛み止めを出して、優一の口に入れた。優一は自分で水を飲んだ。
「さぁ、帰るわよ」
「・・・」相変わらず不貞腐れている。
「帰りに、スーパーとドラックストア寄ってくから」
病院の外でタクシーを捕まえて、まずはスーパーに行く。
「何食べたい?」
「・・・」
「いいわよ。私の食べたいものにするから」
「・・・」
「そうしてるなら、一人で帰れば?私一人でも買い物はできるの」
詩織は優一を無視して買い物を続ける。優一は黙って後を付いてくる。
まぁ、鍵を開けられないから、しょうがないんだけど。
「櫻井さんって料理できるの?」
「・・・」
「はぁ~」
まぁ、作るにしてもスーパーは近いからいいか。櫻井さんに任せよう。今日の夕飯と明日の朝食分だけにしよう。
会計をして外に出る。一緒にいられるのも面倒なので、先に家に帰ることにした。後で一人でドラックストアに行こう。
集合玄関を開けて、エレベーターに乗り込む。
部屋の鍵を開けて、買ったものを冷蔵庫に入れた。
「ドラックストアに行ってくる」と言い、玄関に向かう。しかし、優一は付いてこようとした。
「拗ねてるんなら、一人でいなさい」
「し~ちゃんが悪いんだろ」
「とにかくドラックストアに行きたいの」
「・・・」
結局、優一も付いてきた。
ドラックストアで、マジックテープ式のサポーターを6枚手に取った。
「どうするの?」優一は不思議そうに言った。
「包帯だと巻くのが面倒でしょ。これなら多少ズレても外れないし、止めやすいから」
一つを優一に渡した。
「へぇ~、こんなのあるんだ」優一は拗ねていたことを忘れて、楽しそうに言った。
はぁ~、本当に子供ね。珍しいオモチャを見つけたみたい。
「し~ちゃん、よくこんなの知ってるね?」
「昔、よく怪我する人がいたからね」
「ふ~ん、お兄ちゃん?」
まさか、元カレとは言えない。
「そうよ」
「そうなんだ。ゴムも買ってこうよ。残り少ないよ」
「あなたが使い過ぎるんでょ。それに、今週はもうしないんだから、必要ありません」
「えぇ~!試合頑張ったんだから、ご褒美」
「それはご褒美じゃありません。当然のことよ」
「いいじゃん。ねぇ?」
「ダメ。ご褒美は私との約束を守れた時だけって言ったでしょ」
「そうだけどぉ」
「ダメなものはダメ」
「ちぇっ!あっ!トイレ行ってくる」
「一人でできる?」
「ジャージだから大丈夫」
「外で待ってるからね」
「うん、分かった」
会計をして、外に出て待つ。しばらくすると優一が出てきた。ポケットが膨らんでいる。
「何買ったの?」
「えっ!なっ、何も買ってないよ」目がパチパチする。
「はぁ~、買ってもしないからね」
「分かったから。でも、裸で一緒に寝よ」
「何でよ。とにかく帰るわよ」家へと歩き出す。詩織の腰に優一は手を回してくる。
「ちょっと止めなさい」
「痛み止めが効いてきたから大丈夫」
「そういう問題じゃないでしょ。私、ウィッグ付けてないんだからね」
「あぁ、そうだね。じゃあ、我慢する」
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