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寿璃叶の部屋 1
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やはり寿璃叶の部屋も広かった。綺麗に整とんされ、ベッドやソファーにはたくさんのヌイグルミがあった。
「うん、寿璃叶の部屋っぽくて可愛いね」
「高3にもなってって思ってるでしょ?」
「年齢は関係ない。雛人形は近くには置いておけないけど、僕も好きなものに囲まれてるし」
「確かに、そうね。ここ座って」寿璃叶は3人は座れそうなソファーに先に座って言った。
晴菜は隣に座り、
「後は寿璃叶だけいてくれれば、他に必要なものなんてない」
「束縛しないでよ」
「そんなことしないよ。傍にいてくれるだけでいい」
「エッチなこともしないの?」
「うっ!それは・・・少しはするかも」
「少ししかしてくれないの?」
「そんなことばっかり考えていたくないから」
「分かった。エッチなことしないなら、早速始めましょ」寿璃叶は立ち上がって大きな画面が付いたテレビの下のテレビ台の扉を開け、テーブルに置いてあったDVDを中に入れた。テーブルにはいくつもDVDが積まれていた。
「これ、全部?」
「そうよ。途中関係ないところは飛ばすから」
そして、ソファーに座る晴菜の手を引っ張った。晴菜がソファーを背に胡座をかくと、その上座って、リモコンを操作した。
テレビ画面にタイトルが現れた。
「初めだけオープニング観るわよ」
「分かった」
少女アニメらしい軽快な曲だった。寿璃叶はお菓子を取ると、振り返って晴菜に渡し、自分も手に取って、食べ始めた。
寿璃叶はリモコンを操作しながら、適度にお菓子と飲み物を晴菜に渡し、解説をした。
何枚かのDVDを見終わった。
「お昼にしましょう」
「ふぅ~」と晴菜は息を吐いた。
「つらい?」
「全然、寿璃叶の解説が上手いから、話の内容がよく分かって夢中で見てた」と楽しそうに言った。
「それなら良かった。あっ!前のあの子の衣装を作った時は、どうしたの?」
「僕がパソコンを持ってないから、姫川さんの部屋でやらせてもらった」
「えっ!やったの!」寿璃叶はわざと驚いてみせた。
「ゲームだよ。女の人の生の裸を見たのは、寿璃叶が初めてだって言ったじゃん」
「ふ~ん、生じゃない裸は見たことあるんだ?」
「僕だって、普通には興味あるよ」
「分かった。今度、あなたの部屋を掃除しないとならないわね」
「えっ!」
「何?私じゃ不満とでも言いたいの?」
「全くそんなことはありません。分かったよ。全部捨てるから」
「ちゃんと調べるからね」
「はいはい。どうぞ好きにしてください」
「本気だからね」
「分かってる。そんなことで機嫌が悪くなるなら、捨てた方がマシだよ」
「いい子ね。お昼どうする?」
「材料あるなら作るよ。余り時間のかからないものだけど」
「そらならキッチンに行きましょ」
2人でキッチンに来て、冷蔵庫を開けた。
「一通りはありそうだね。何食べたい?」
「そうねぇ。オムライスとか?」
「分かった。まずはご飯を炊こう」
晴菜は米櫃からお米を出して研ぎ、炊飯器に入れた。
「30分だね。お米さえ有れば、すぐだから。チキンライスにする?」
「うん」
「ケチャップとホワイトソース、どっちがいい?」
「ホワイトソースなんて作れるの?」
「牛乳があるから簡単だよ」
「それならホワイトソース」
「分かった。あっ!そう言えば受験勉強とか大丈夫なの?」
「うちの学校は大学までエスカレートだから、受験はないわ」
「それなら良かった。ちなみに寿璃叶は将来何やるとか考えてるの?」
「私は絵をやるつもり」
「絵?絵って絵本とか?」
「違うわよ。油絵とか水彩画とかの絵」
「ピカソとか岡本太郎とか?」
「また随分特殊な巨匠を選んだわね。私は人物画と風景画」
「どこで描いてるの?」
「この家の中の専用の部屋よ」
「見てもいい?」
「もちろんいいわよ。時間あるから、今から見る?」
「うん!」晴菜は嬉しそうに返事をした。
寿璃叶が歩き始めたので、晴菜はついて行った。
廊下を進んでいくと、
「ここが私のアトリエよ」とドアを開いた。晴菜が中に入った。中には油絵、水彩画等の色んなタッチの絵が所狭しと並んでいた。
「凄いよ!寿璃叶!」と晴菜は嬉しそうに言った。
丁度、お腹が空いて、お昼にしようと言うために部屋を出ていた杏寿が、それを見て、目を見開いた。
「お姉ちゃん!」と大きな声で叫び、走った。
声に気づいた寿璃叶が振り向いた。
「あら?杏寿、どうしたの?」
「お姉ちゃん!何してるの!」杏寿は変わらず慌てている。
寿璃叶は、どうしたの?そんなに慌てて、と思いながら、
「晴菜が絵を見たいって言うから、見せてるのよ」と言った。
「お姉ちゃん!私の!」と杏寿はまた叫んだ。
「あっ!」と寿璃叶は言い、部屋の中を見た。
中では、まさに、部屋の真ん中に置かれたその絵をじっと晴菜が見ていた。
寿璃叶は部屋の中に入って、
「晴菜!」と言った。
杏寿も部屋の中に入り、
「あぁぁぁぁ」と顔を真っ赤にして嘆いた。
晴菜は振り返って、
「寿璃叶、これ凄いね!絵のことは僕はよく分からないけど、この大人になり切れてないあどけなさと恥じらいの表情、しかし、身体は大人になろうとしている。この思春期特有の頃が見事に、この絵に凝縮されている。しかし、モデルもいい!寿璃叶の絵の迫力に、モデルの表情とスタイルが負けてない。この2つが組み合わさって、裸婦の絵なんだけど、全然いやらしさがない。居間に飾っておいてもいいくらいだよ。うんうん、この絵を見たら、僕も思春期の頃の甘酸っぱさが込み上げてくる。女性だったら、尚更そう感じるんじゃないかな。モデルの子って、寿璃叶の同級生・・・」晴菜は満面の笑みでそう話していたが、呆気にとられている寿璃叶の後で、顔を真っ赤にして、目だけ指を広げた状態で顔を覆う杏寿と目が合った。
晴菜は、絵の顔と杏寿の顔を自分の顔を振って2度見比べた。
「ごめんなさい!」晴菜は目をつぶって絵に背を向けた。
「ありがとう」と寿璃叶は言った。
「えっ?」晴菜は目を開いた。
「先週描き終わったばかりだったの。あなたがさっき話した通り、今の杏寿を残したかった。写真だと生々しいから、私が絵を描くことにしたの。私がこの絵に込めた思いが伝わって嬉しいわ」寿璃叶は少し嬉しそうだが、淡々と言った。
「偉そうに言ってごめんなさい!」
「この絵をコンテストに出すつもりは毛頭なかったから、どう見えるかなんて考えもしなかった。そんなにいいなら、出し見ようかしら?」
「お姉ちゃん、約束が違う!」と杏寿が怒りながら言った。
「冗談よ。あなたが結婚する時にあげる。あなたの子供にでも見せて、お母さん、こんなに綺麗だったのよって見せてあげなさい」
「あぁ~あ、私の裸を見られちゃった。責任取ってね」杏寿は晴菜に向かって言った。
「僕にはお姉ちゃんがいるから」
「分かった。私が飽きたら杏寿にあげるわ」と寿璃叶はまた淡々と言った。
「ホントに!」
「寿璃叶さん、僕は一生一緒にいたいと思ってるんですが・・・」
「杏寿の傍には私もいるから、それで我慢しなさい。お昼にするわよ」と寿璃叶は部屋を出て行った。
「そんなぁ」晴菜も後に続いた。
途中で、笑顔の杏寿が腕を組んできた。
「お姉ちゃんなんか止めて、私と付き合おうよ」
「杏寿ちゃん、気持ちは嬉しいんだけど、僕にはお姉ちゃんが必要なんだ」
「大丈夫、ちゃんと待っててあげるから。あはっ!やっぱり背が高い方がいい!」と杏寿は更に身体をくっつけてきた。
何でこんなことに・・・、と晴菜は思いながら、ドボドボとリビングに向かった。
杏寿も、寿璃叶が卒業した同じ女子校に通っている。だから、同じように男子に興味があるお年頃だ。
「うん、寿璃叶の部屋っぽくて可愛いね」
「高3にもなってって思ってるでしょ?」
「年齢は関係ない。雛人形は近くには置いておけないけど、僕も好きなものに囲まれてるし」
「確かに、そうね。ここ座って」寿璃叶は3人は座れそうなソファーに先に座って言った。
晴菜は隣に座り、
「後は寿璃叶だけいてくれれば、他に必要なものなんてない」
「束縛しないでよ」
「そんなことしないよ。傍にいてくれるだけでいい」
「エッチなこともしないの?」
「うっ!それは・・・少しはするかも」
「少ししかしてくれないの?」
「そんなことばっかり考えていたくないから」
「分かった。エッチなことしないなら、早速始めましょ」寿璃叶は立ち上がって大きな画面が付いたテレビの下のテレビ台の扉を開け、テーブルに置いてあったDVDを中に入れた。テーブルにはいくつもDVDが積まれていた。
「これ、全部?」
「そうよ。途中関係ないところは飛ばすから」
そして、ソファーに座る晴菜の手を引っ張った。晴菜がソファーを背に胡座をかくと、その上座って、リモコンを操作した。
テレビ画面にタイトルが現れた。
「初めだけオープニング観るわよ」
「分かった」
少女アニメらしい軽快な曲だった。寿璃叶はお菓子を取ると、振り返って晴菜に渡し、自分も手に取って、食べ始めた。
寿璃叶はリモコンを操作しながら、適度にお菓子と飲み物を晴菜に渡し、解説をした。
何枚かのDVDを見終わった。
「お昼にしましょう」
「ふぅ~」と晴菜は息を吐いた。
「つらい?」
「全然、寿璃叶の解説が上手いから、話の内容がよく分かって夢中で見てた」と楽しそうに言った。
「それなら良かった。あっ!前のあの子の衣装を作った時は、どうしたの?」
「僕がパソコンを持ってないから、姫川さんの部屋でやらせてもらった」
「えっ!やったの!」寿璃叶はわざと驚いてみせた。
「ゲームだよ。女の人の生の裸を見たのは、寿璃叶が初めてだって言ったじゃん」
「ふ~ん、生じゃない裸は見たことあるんだ?」
「僕だって、普通には興味あるよ」
「分かった。今度、あなたの部屋を掃除しないとならないわね」
「えっ!」
「何?私じゃ不満とでも言いたいの?」
「全くそんなことはありません。分かったよ。全部捨てるから」
「ちゃんと調べるからね」
「はいはい。どうぞ好きにしてください」
「本気だからね」
「分かってる。そんなことで機嫌が悪くなるなら、捨てた方がマシだよ」
「いい子ね。お昼どうする?」
「材料あるなら作るよ。余り時間のかからないものだけど」
「そらならキッチンに行きましょ」
2人でキッチンに来て、冷蔵庫を開けた。
「一通りはありそうだね。何食べたい?」
「そうねぇ。オムライスとか?」
「分かった。まずはご飯を炊こう」
晴菜は米櫃からお米を出して研ぎ、炊飯器に入れた。
「30分だね。お米さえ有れば、すぐだから。チキンライスにする?」
「うん」
「ケチャップとホワイトソース、どっちがいい?」
「ホワイトソースなんて作れるの?」
「牛乳があるから簡単だよ」
「それならホワイトソース」
「分かった。あっ!そう言えば受験勉強とか大丈夫なの?」
「うちの学校は大学までエスカレートだから、受験はないわ」
「それなら良かった。ちなみに寿璃叶は将来何やるとか考えてるの?」
「私は絵をやるつもり」
「絵?絵って絵本とか?」
「違うわよ。油絵とか水彩画とかの絵」
「ピカソとか岡本太郎とか?」
「また随分特殊な巨匠を選んだわね。私は人物画と風景画」
「どこで描いてるの?」
「この家の中の専用の部屋よ」
「見てもいい?」
「もちろんいいわよ。時間あるから、今から見る?」
「うん!」晴菜は嬉しそうに返事をした。
寿璃叶が歩き始めたので、晴菜はついて行った。
廊下を進んでいくと、
「ここが私のアトリエよ」とドアを開いた。晴菜が中に入った。中には油絵、水彩画等の色んなタッチの絵が所狭しと並んでいた。
「凄いよ!寿璃叶!」と晴菜は嬉しそうに言った。
丁度、お腹が空いて、お昼にしようと言うために部屋を出ていた杏寿が、それを見て、目を見開いた。
「お姉ちゃん!」と大きな声で叫び、走った。
声に気づいた寿璃叶が振り向いた。
「あら?杏寿、どうしたの?」
「お姉ちゃん!何してるの!」杏寿は変わらず慌てている。
寿璃叶は、どうしたの?そんなに慌てて、と思いながら、
「晴菜が絵を見たいって言うから、見せてるのよ」と言った。
「お姉ちゃん!私の!」と杏寿はまた叫んだ。
「あっ!」と寿璃叶は言い、部屋の中を見た。
中では、まさに、部屋の真ん中に置かれたその絵をじっと晴菜が見ていた。
寿璃叶は部屋の中に入って、
「晴菜!」と言った。
杏寿も部屋の中に入り、
「あぁぁぁぁ」と顔を真っ赤にして嘆いた。
晴菜は振り返って、
「寿璃叶、これ凄いね!絵のことは僕はよく分からないけど、この大人になり切れてないあどけなさと恥じらいの表情、しかし、身体は大人になろうとしている。この思春期特有の頃が見事に、この絵に凝縮されている。しかし、モデルもいい!寿璃叶の絵の迫力に、モデルの表情とスタイルが負けてない。この2つが組み合わさって、裸婦の絵なんだけど、全然いやらしさがない。居間に飾っておいてもいいくらいだよ。うんうん、この絵を見たら、僕も思春期の頃の甘酸っぱさが込み上げてくる。女性だったら、尚更そう感じるんじゃないかな。モデルの子って、寿璃叶の同級生・・・」晴菜は満面の笑みでそう話していたが、呆気にとられている寿璃叶の後で、顔を真っ赤にして、目だけ指を広げた状態で顔を覆う杏寿と目が合った。
晴菜は、絵の顔と杏寿の顔を自分の顔を振って2度見比べた。
「ごめんなさい!」晴菜は目をつぶって絵に背を向けた。
「ありがとう」と寿璃叶は言った。
「えっ?」晴菜は目を開いた。
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「偉そうに言ってごめんなさい!」
「この絵をコンテストに出すつもりは毛頭なかったから、どう見えるかなんて考えもしなかった。そんなにいいなら、出し見ようかしら?」
「お姉ちゃん、約束が違う!」と杏寿が怒りながら言った。
「冗談よ。あなたが結婚する時にあげる。あなたの子供にでも見せて、お母さん、こんなに綺麗だったのよって見せてあげなさい」
「あぁ~あ、私の裸を見られちゃった。責任取ってね」杏寿は晴菜に向かって言った。
「僕にはお姉ちゃんがいるから」
「分かった。私が飽きたら杏寿にあげるわ」と寿璃叶はまた淡々と言った。
「ホントに!」
「寿璃叶さん、僕は一生一緒にいたいと思ってるんですが・・・」
「杏寿の傍には私もいるから、それで我慢しなさい。お昼にするわよ」と寿璃叶は部屋を出て行った。
「そんなぁ」晴菜も後に続いた。
途中で、笑顔の杏寿が腕を組んできた。
「お姉ちゃんなんか止めて、私と付き合おうよ」
「杏寿ちゃん、気持ちは嬉しいんだけど、僕にはお姉ちゃんが必要なんだ」
「大丈夫、ちゃんと待っててあげるから。あはっ!やっぱり背が高い方がいい!」と杏寿は更に身体をくっつけてきた。
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