続・クラスイチ(推定)ブスだった私が、浮気しない真面目なイケメン彼氏と別れた理由

ぱるゆう

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僕達は、小百合の部屋に来た。

ドアを開けるまでは、お姫様のような部屋を想像していたが、入ると、殺風景な部屋だった。
棚には、トロフィーや盾が飾れている。

「女の子らしくない部屋でしょ」

「まぁ、ちょっとビックリした。見ていい?」とトロフィー達を指さした。

「別にいいけど。随分前のよ」

大会優勝、準優勝、優秀選手、最優秀選手等と書かれている。

「本当に凄かったんだね」

「昔は、今ほど盛んじゃなかったからね」

「でも、これなんか、3年前じゃん」

「その頃は不惑かな?」

「ふわく?」

「悩まないってこと。来た球を打つ。それだけ考えてたわ」

「どうして辞めたの?」

「なんかもういいかなって、突然思ってね、急に興味がなくなったの」

「そんなもの?」

「私はね。怪我でもして無理矢理引退しなくちゃならなかったら、後悔も残ったかもしれないけど」

「ふ~ん」

「野球、楽しい?」 

「もちろん。打てないと悔しいけど、次は打ってやるって燃える。それが楽しい」

「私は、最後は悔しくなくなってた」

「そっか。楽しくなくなっちゃったんだね」

「今は、楽しそうに野球やってる子を見るのが好き」

「じゃあ、僕は楽しくさせてるんだ」

「そうね。でも、楓は見るだけじゃないから」

「小百合、とっても綺麗だ」

僕達は、舌を絡めた。

「これ以上は、今日はダメよ」

「残念だけど、今日は我慢する」

「ねぇ、渚さんは、2人とはかなり違うみたいだね」

「何?気になるの?」

「僕は、小百合の兄弟だから、仲良くしたいな」

「あの子、AVに出てるのよ」

「えっ!」予想外の言葉に目が丸くなった。

「どうしたの?興味湧いた?」

「小百合の口から、そんな言葉が出てきた方が興奮する」

「変態!」

「まぁ、それは流石にだね。姉ちゃんが出てたら、僕は許せないと思う」

「それは楓が花音ちゃんのこと好きだからでしょ」

「いや、それを除いても嫌かな、それで、なんて名前?」

「もう!教えるわけないでしよ」

僕は、小百合に抱きついた。
「冗談だよ。小百合がいれば、他では出さないよ」

「ホントに!?嫌よ。妹で出すなんて)

「ホントだよ」僕はまた舌を絡めた。

「あぁ、なんかしたくなってきちゃった」

「やった!大成功!」

「もう!まんまと騙されたわ」

「その服高いんでしょ。怖くて触れないから、脱いで」

「はぁ、しょうがない」小百合は服を脱ぎ始めた。僕も制服を脱ぐ。

「もう!やる気満々じゃないの!」

「うちに来たら、僕の部屋でもしよう。綺麗にしておくから」

僕は舌を絡めて、小百合の体を愛撫した。

「なんか、いつもと違う気がする」

「もっと小百合のこと、大切にしなくちゃって思ったんだ。家族みんなで支え合ってるから」

「楓、戻れないわよ。いいの?」

「もちろん。後は、ホームベース目指して突き進むだけだ。小百合、ずっと愛してる」

「私も愛してる」

僕はゴムの中に射精した。

「この部屋でしたのは、僕だけにして」

「うん、次は楓の部屋ね」

「早く来ないかな。頑張って掃除する」

「フフフッ、頑張ってね。エッチな本も捨ててよ」

「もうないよ、僕には必要ない」

「ホントに?」

「だって、小百合より魅力的な体の人なんていないよ」

「恥ずかしいよ」

「僕の体は、好き?」

「うん、筋肉もあそこも逞しくて好きよ」

「そんなこと言われたら、元気になっちゃうよ」

「もう一回だけよ」

「うん」

そして、またゴムの中に射精した。

「結婚したら、すぐ子供欲しいな」

「小百合の体が大丈夫なら、次々と作ろう」

「楓用のオッパイなくなっちゃうわよ」

「うぅっ、パパとして我慢する」

「頑張ってね。パパ」



僕達は満足して、リビングに戻って来た。

すると、渚さんが楽しそうに話している。

驚いたのは小百合も一緒だ。
「えっ!どういうこと!」

「渚姉さん、次を最後に引退するんだって。それからは髪も黒くして、服装も地味にして、真面目に親孝行するって」

「えっ!そんなこと信じたの?」

「姉さん、今までごめんなさい。次が終わったら、今まで迷惑かけた分、ちゃんと真面目に生きるから。
許してとは言わないけど、これからの私を見守ってください」と渚さんは頭を下げた。

「えぇっ!どうしてこうなったの?」小百合は混乱しているようだ。

「花音が」と真田さんが説明した。

「はぁ、そうなの」小百合もひとまずは落ち着いたようだ。

「でも、私はまだ信じないからね」

「うん、それでいいよ」



それから佳代さんの夕食が始まった。

僕と姉ちゃんは、その美味しさに目を見張った。

「えっ、真司さん、每日こんな美味しいものを食べてるの?」

「美味しいは美味しいけど、每日、こんなではないよ。普通にカレーライスとか、トンカツとか、サバの塩焼きとか食べてるよ」

「あぁ、良かった。でも、普通の食事でも全然違いそう。私ももっと勉強しないと」

 「そう言えば、花音の手料理、楽しみだな」

「あっ、そう言えば作ったことなかったわね。今度、お弁当作るから、公園でも行きましょう」

「ホント?嬉しいな」

僕は隣の小百合にこっそり聞いてみた。
「僕も食べたいな。小百合の手料理」

「分かったわ。作ってあげるわよ」

「やった!楽しみだな」

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