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後任 2
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そうして、真司の仕事の都合上、引き継ぎの3日目に行くことになった。真司に選ばせると高そうなので、いつもの早苗と来る店にした。
先に、私と詩織で店に着いた。
詩織と私が並んで座った。
「あら?早苗さんは?」と看板娘が言う。
「今日は別よ。また2人で来るわ」
早苗とは入籍した後に来て、またご無沙汰になっている。
「お願いしますよ」と相変わらず手厳しい看板娘。
私はビール、詩織はウーロンハイを頼んだ。
「早苗さんって、営業二課の鈴木さんですか?」
「そう。同期だから」
「そうだったんですね。早苗さんにも可愛がっていだいてます」
「そうなの?」
「この店も何度か」
「それなら変えれば良かったわ」
「でも、この店、何でも美味しいから、嬉しいです」
「ありがとうございます」と看板娘が飲物を置いた。
料理を注文したら、真司が店に入ってきた。看板娘に飲物を頼んでからテーブルに来た。
「お忙しいところ、ありがとうございます」と詩織は立ち上がってお辞儀をした。
「今日は、そんなにかたっ苦しくしないから。楽にしてよ」
真司は向かい側に座る。
「はい」と詩織も座る。
真司のビールも来て、3人で乾杯した。
「どう?花音はちゃんと教えられてる?」
「はい、とても丁寧に教えていただいてます」
「ごめんね。説明がうまくないから、端折れないの」
「でも、オタク心が満たされて、每日楽しいです」
「オタク?」真司が目を丸くした。
「私、プログラムオタクで、家でも色々と作ってるんです」
「そうなんだ。今は何作ってるの?」
「実は」と詩織はスマホを取り出して、見せた。
「サトシ、明日の天気は?」
「詩織、今日も可愛いね。明日の天気は、晴れるけど、18度と気温が低いから、この前、アマゾンで買ったブラウンのコートを着ていくといいよ」とイケメンな男のキャラが動きながら言った。
「えっ!かなり完成度高いね」
「まぁ、こんなことして楽しんでます」
「いや、売れるよ」
「そこまでしたいとは思わないんですけど」
「でも、需要あると思うな」
「ありがとうございます。馬鹿にされるので、いつもは見せないんですけど」
「そんなことないよ。佐倉さんはしたいことをしてるだけ。自分に正直なことは、とても素敵なことだよ」
「噂は本当なんですね。都市伝説かと思ってたんですけど」詩織は感心したように言った。
「なんのこと?」真司は不思議そうな顔をした。
「真田さんが、他人の悪口を言ってる所を見たことがないっていう噂があるんです」
「えっ!そんな噂聞いたことないよ」噂の張本人がビックリしている。
まぁ、確かに、職場に来る女性達の事も、困っているとは言っても、悪口までは言ってないか。
「確かに私も聞いたことがないような気がする」私は言った。
「えっ!花音さんもですか?本当なんですね?」更に感心したように詩織は言った。
「そんなことないよ。僕だって理不尽なことされれば怒るよ」
「怒ってるのも、数回くらいかな?」
「リアルにも、こんな人がいるんですね」
「僕を絶滅危惧種みたいに言わないでくれ」
「でも、カッコよくて、優しくて、更にお金持ちなんて、欠点ないじゃないですか?漫画の世界ですよ」
「それは分かんないけど」真司は困った顔を見せる。
強いて欠点を上げれば、嫉妬深いことだけかな?と私は思ったが、こんなこと家族以外は知らない。
「花音さんが羨ましい」
「本当に止めて。僕も普通の人間だから。今流行りの蛙化しちゃう。頭の中で美化するのは止めて」真司はウンザリだという顔をした。
「はい、気を付けます」
「お願いだよ。詩織ちゃん、兄弟は?」
「3つ上の兄がいます。兄も相当なオタクで、その影響でゲームをやり始めて、プログラムにはまりました」
「お兄さんは何やってるの?」
「小さいゲーム会社で、シナリオとかキャラクターとかのデザインやってます」
「2人とも好きなことをやってるんだね。羨ましい」
「真田さんでも羨ましいことなんてあるんですか?」
「僕の前にはレールが引かれている。脱線する訳にはいかないから」
「やっぱり大変なことってあるんですね」
「でも、僕には花音がいる。それだけで十分幸せだよ」
「真司、止めて。恥ずかしいから」いつものこととは言え、他人の前で言われるのは恥ずかしい。顔が赤くなる。
「あらら。猛獣の先輩達は、止めればいいのに」
「なんか聞いてるの?」私は興味があったので聞いてみた。
「噂ですけど、分裂して、半分が別のところに行くことになって、半分は決意を新たにして続けるとか」
「はぁ?何で続けるのよ」私は呆れた。
「私に聞かれても・・・」詩織は口籠った。
「そうよね。ごめんね」
「やっぱり、ちゃんと言わないとダメそうだな。今までも言ってきたつもりなんだけど」真司も呆れている。
「一つだけいい方法がありますけど・・・」詩織はぼそっと言った。
「えっ!何?教えて」私と真司は驚くとともに、興味津々となった
詩織は深呼吸してから、落ち着いて言った。
「真田さんって、猛獣たち、いえ、先輩達の話を聞いてませんか?」
「うん、そうだけど」
「ヤッパリそうですか・・・。これまでは隠さないとならなかったから、仕方ないですけど、もう花音さんのことを話してもいいんです。だから、先輩達の前でノロケるんですよ。
花音さんのここが好きとか、こういうところが可愛いとか。手を繋いだとか、旅行に行った、デートしたとか、真田さんの方から、楽しそうに話すんです。先輩達が来る度に、待ってましたと言わんばかりに話すんです。そんな話は、先輩達も聞きたくないから、もう来なくなると思いますよ」
私達は目を丸くした。そして、真司は目を輝かせた。
「それなら簡単にできるよ」
「ただし、一つだけ注意点があります」と詩織は少し強めに言った。
「何?」
「絶対に先輩達を貶さないこと。まぁ、真田さんなら心配いらないと思いますけど。つい言ってしまいそうなフレーズとして、君とは違って、があります。これは十分にダメージを与えます」
「なるほど。つい言ってしまいそうだ。気をつけないとならないな」真司は心底感心したように言った。
「調子に乗って話していると楽しくなってきて、つい言ってしまいますので」詩織は念を押すように言った。
「分かったよ。ありがとう」真司は優しい笑顔になる。
「凄い、本当に24歳なの?」私は逆に驚いた。
「いえ、お恥ずかしながら、私の失敗談でして・・・」
「えっ?」
「私、オタクなんで、ゲームとかアニメとかのオタクのサークルに入ってたんです。まぁ、こんな性格なんで、結構いじられたりするんですけど、そんな中でも私のことを恋愛対象として見てくる輩がいまして。
私は、全く3次元には興味がなかったので、そのことを説明してるうちに、あなたと違って、サトシくん、私の好きなキャラの名前なんですけど、サトシくんはカッコいいし、いつも優しいとか話してしまって、その子、サークルを辞めちゃったんです」
「確かにありそうなことね」
「だから、私も言葉には気をつけるようにしてます。何気ないことでも相手を傷つけてしまうので」
「ありがとう。そんな話までしてくれて」真司は優しく言った。
「そんな。私のことで、お2人の役に立つことがあるなら、嬉しいです」
「でも、オタクばっかりのうちの職場はピッタリかもね」
「はい、大抵の話ならついていけます」
「みんな喜ぶわよ」
それからも楽しく飲み食いして、真司が会計をするので、先に店を出た。
「楽しかったです。ありがとうございます」
「私も楽しかったわ」
「いつか私にも来るのかな?王子様」詩織は小さい声で呟いた。
「えっ?」
「何でもないです」
駅まで行き、
「残り2日間、よろしくお願いします」と詩織は言った。
「こちらこそ、よろしくね」と別れた。
真司と電車に乗る。
「いい子だね」
「本当にそうね」
「明日からノロケ作戦開始してみようかな?」
「気をつけてよ」
「うん、気をつけるよ」
家に着き、シャワーを浴びて寝ようと思ったら、真司に襲われた。しかし、一回で真司も力尽きたので、ゆっくりと眠れた。
先に、私と詩織で店に着いた。
詩織と私が並んで座った。
「あら?早苗さんは?」と看板娘が言う。
「今日は別よ。また2人で来るわ」
早苗とは入籍した後に来て、またご無沙汰になっている。
「お願いしますよ」と相変わらず手厳しい看板娘。
私はビール、詩織はウーロンハイを頼んだ。
「早苗さんって、営業二課の鈴木さんですか?」
「そう。同期だから」
「そうだったんですね。早苗さんにも可愛がっていだいてます」
「そうなの?」
「この店も何度か」
「それなら変えれば良かったわ」
「でも、この店、何でも美味しいから、嬉しいです」
「ありがとうございます」と看板娘が飲物を置いた。
料理を注文したら、真司が店に入ってきた。看板娘に飲物を頼んでからテーブルに来た。
「お忙しいところ、ありがとうございます」と詩織は立ち上がってお辞儀をした。
「今日は、そんなにかたっ苦しくしないから。楽にしてよ」
真司は向かい側に座る。
「はい」と詩織も座る。
真司のビールも来て、3人で乾杯した。
「どう?花音はちゃんと教えられてる?」
「はい、とても丁寧に教えていただいてます」
「ごめんね。説明がうまくないから、端折れないの」
「でも、オタク心が満たされて、每日楽しいです」
「オタク?」真司が目を丸くした。
「私、プログラムオタクで、家でも色々と作ってるんです」
「そうなんだ。今は何作ってるの?」
「実は」と詩織はスマホを取り出して、見せた。
「サトシ、明日の天気は?」
「詩織、今日も可愛いね。明日の天気は、晴れるけど、18度と気温が低いから、この前、アマゾンで買ったブラウンのコートを着ていくといいよ」とイケメンな男のキャラが動きながら言った。
「えっ!かなり完成度高いね」
「まぁ、こんなことして楽しんでます」
「いや、売れるよ」
「そこまでしたいとは思わないんですけど」
「でも、需要あると思うな」
「ありがとうございます。馬鹿にされるので、いつもは見せないんですけど」
「そんなことないよ。佐倉さんはしたいことをしてるだけ。自分に正直なことは、とても素敵なことだよ」
「噂は本当なんですね。都市伝説かと思ってたんですけど」詩織は感心したように言った。
「なんのこと?」真司は不思議そうな顔をした。
「真田さんが、他人の悪口を言ってる所を見たことがないっていう噂があるんです」
「えっ!そんな噂聞いたことないよ」噂の張本人がビックリしている。
まぁ、確かに、職場に来る女性達の事も、困っているとは言っても、悪口までは言ってないか。
「確かに私も聞いたことがないような気がする」私は言った。
「えっ!花音さんもですか?本当なんですね?」更に感心したように詩織は言った。
「そんなことないよ。僕だって理不尽なことされれば怒るよ」
「怒ってるのも、数回くらいかな?」
「リアルにも、こんな人がいるんですね」
「僕を絶滅危惧種みたいに言わないでくれ」
「でも、カッコよくて、優しくて、更にお金持ちなんて、欠点ないじゃないですか?漫画の世界ですよ」
「それは分かんないけど」真司は困った顔を見せる。
強いて欠点を上げれば、嫉妬深いことだけかな?と私は思ったが、こんなこと家族以外は知らない。
「花音さんが羨ましい」
「本当に止めて。僕も普通の人間だから。今流行りの蛙化しちゃう。頭の中で美化するのは止めて」真司はウンザリだという顔をした。
「はい、気を付けます」
「お願いだよ。詩織ちゃん、兄弟は?」
「3つ上の兄がいます。兄も相当なオタクで、その影響でゲームをやり始めて、プログラムにはまりました」
「お兄さんは何やってるの?」
「小さいゲーム会社で、シナリオとかキャラクターとかのデザインやってます」
「2人とも好きなことをやってるんだね。羨ましい」
「真田さんでも羨ましいことなんてあるんですか?」
「僕の前にはレールが引かれている。脱線する訳にはいかないから」
「やっぱり大変なことってあるんですね」
「でも、僕には花音がいる。それだけで十分幸せだよ」
「真司、止めて。恥ずかしいから」いつものこととは言え、他人の前で言われるのは恥ずかしい。顔が赤くなる。
「あらら。猛獣の先輩達は、止めればいいのに」
「なんか聞いてるの?」私は興味があったので聞いてみた。
「噂ですけど、分裂して、半分が別のところに行くことになって、半分は決意を新たにして続けるとか」
「はぁ?何で続けるのよ」私は呆れた。
「私に聞かれても・・・」詩織は口籠った。
「そうよね。ごめんね」
「やっぱり、ちゃんと言わないとダメそうだな。今までも言ってきたつもりなんだけど」真司も呆れている。
「一つだけいい方法がありますけど・・・」詩織はぼそっと言った。
「えっ!何?教えて」私と真司は驚くとともに、興味津々となった
詩織は深呼吸してから、落ち着いて言った。
「真田さんって、猛獣たち、いえ、先輩達の話を聞いてませんか?」
「うん、そうだけど」
「ヤッパリそうですか・・・。これまでは隠さないとならなかったから、仕方ないですけど、もう花音さんのことを話してもいいんです。だから、先輩達の前でノロケるんですよ。
花音さんのここが好きとか、こういうところが可愛いとか。手を繋いだとか、旅行に行った、デートしたとか、真田さんの方から、楽しそうに話すんです。先輩達が来る度に、待ってましたと言わんばかりに話すんです。そんな話は、先輩達も聞きたくないから、もう来なくなると思いますよ」
私達は目を丸くした。そして、真司は目を輝かせた。
「それなら簡単にできるよ」
「ただし、一つだけ注意点があります」と詩織は少し強めに言った。
「何?」
「絶対に先輩達を貶さないこと。まぁ、真田さんなら心配いらないと思いますけど。つい言ってしまいそうなフレーズとして、君とは違って、があります。これは十分にダメージを与えます」
「なるほど。つい言ってしまいそうだ。気をつけないとならないな」真司は心底感心したように言った。
「調子に乗って話していると楽しくなってきて、つい言ってしまいますので」詩織は念を押すように言った。
「分かったよ。ありがとう」真司は優しい笑顔になる。
「凄い、本当に24歳なの?」私は逆に驚いた。
「いえ、お恥ずかしながら、私の失敗談でして・・・」
「えっ?」
「私、オタクなんで、ゲームとかアニメとかのオタクのサークルに入ってたんです。まぁ、こんな性格なんで、結構いじられたりするんですけど、そんな中でも私のことを恋愛対象として見てくる輩がいまして。
私は、全く3次元には興味がなかったので、そのことを説明してるうちに、あなたと違って、サトシくん、私の好きなキャラの名前なんですけど、サトシくんはカッコいいし、いつも優しいとか話してしまって、その子、サークルを辞めちゃったんです」
「確かにありそうなことね」
「だから、私も言葉には気をつけるようにしてます。何気ないことでも相手を傷つけてしまうので」
「ありがとう。そんな話までしてくれて」真司は優しく言った。
「そんな。私のことで、お2人の役に立つことがあるなら、嬉しいです」
「でも、オタクばっかりのうちの職場はピッタリかもね」
「はい、大抵の話ならついていけます」
「みんな喜ぶわよ」
それからも楽しく飲み食いして、真司が会計をするので、先に店を出た。
「楽しかったです。ありがとうございます」
「私も楽しかったわ」
「いつか私にも来るのかな?王子様」詩織は小さい声で呟いた。
「えっ?」
「何でもないです」
駅まで行き、
「残り2日間、よろしくお願いします」と詩織は言った。
「こちらこそ、よろしくね」と別れた。
真司と電車に乗る。
「いい子だね」
「本当にそうね」
「明日からノロケ作戦開始してみようかな?」
「気をつけてよ」
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