16 / 17
第16話 罠
しおりを挟む
それから私と軍務大臣の親子ごっこが始まった。
オレックスは私を警戒していて、二人っきりにさせることはなかった。
私にはいつも誰かしらの監視が付いていた。
カルメンはその監視役の一人だと思うけど、多分本当の意図は知らないだろう。
彼女は私に親切だった。
オレックスが不在の時があった。
もちろん軍務大臣がいない時だ。
恐らく私のことを調べているのではないかと思っている。
単独で私を動かすわけはないと思っているので、この屋敷にも我が国の者が入りこんでいるはずなのだけど、誰からはわからない。
私自身が一人でいることがなく、接触できないでいるかもしれない。
朝食と夕食は軍務大臣と一緒に取る。
我が国から連れてこられた女性たちは、彼が本当の娘を見つけたことが嬉しいようだ。
色々聞かれるので、内心複雑は心境だ。
彼女たちは軍務大臣が心底好きらしい。
国に戻れないのに。
理解できない。
親子ごっこを始めて一週間が経過した。
「お前の村はイザル地方にあるそうだな。国境で母親を殺され、どうやってそこまで移動した?」
「村で生き残った者の知り合いと一緒にイザルへ行きました」
「そうか」
私(ルイーザ)の設定は頭に叩き込んである。
恐らくオレックスは、副団長が扮した商人ライアットに聞きに行ったのだろう。
副団長は元気だろうか。
副団長のことを考えると不安になるけど、同時に元気になる。
頑張らないと。
「旦那様はずっと娘を探していた。裏切るなよ」
「もちろんです」
躊躇なく答えたつもりだったけど、どうだろうか。
私はどんどん嘘がうまくなってきている気がする。
嘘は好きじゃない。
だけど、目的を達するためだ。
あいつを殺して、戦争を終わらせる。
その夜、軍務大臣に来客があった。
頭から布をまとっていて、すぐにアスリエル教のものだとわかる。来客者を目で追っていると、オレックスに見られていることに気が付く。私は自然な笑顔を浮かべられたと思う。
これ以上は目で追えないと、私は諦めその場から去った。
「おはよう。ルイーダ」
「おはようございます」
朝食は毎回豪華だ。
残すのがもったいないので、二回目からは量を減らしてもらった。
彼の話に頷き、相槌を打つ。何か重要な情報はないかと聞き耳を立てる。
もう二週間、私は何もしていない。
副団長は大丈夫だろうか。
「行ってくるよ」
「行ってらっしゃいませ」
仕事に行く軍務大臣を送る。
お父さんと呼ぶのは寒気がするので、できる限り言わない。
寂しそうにされるけど、どうでもいい。
本当に。
それよりも、カルメンたちがうるさい。
私の態度が冷たすぎるとか。
本当にこの人たちは軍務大臣が好きなんだろうな。
きっと身内を敵兵に殺されたことがないんだ。
だからこんなに軍務大臣を慕える。
「ルイーダ。こいつを知ってるか?」
翌日、突然顔を晴らして縛られた庭師を連れたオレックスに聞かれた。
「庭師ですよね?」
「とぼけるつもりか。こいつは隣国の間者だ。お前とのつながりを白状したぞ」
罠か、本当の事か。
どちらでも私は否定すべきだ。
「何の話でしょうか?」
「ルイーダ。いや、アノン。それがお前の本当の名だな。うまく、擬態したものだ」
やはり本物か。
この庭師は私の仲間で、情報を漏らした。
それでも私は否定すべきだろう。
「だから、何を話しているのですか?私はルイーダです」
「あの商人はお前の恋人だったらしいな。本当の名は確か、」
「知りません。なんの話でしょうか?」
「動揺しているな。本当に恋人だったのか」
嵌められた。
私は多分拷問に耐えられない。
だったら死ぬ方がいい。
「馬鹿!」
背後から口に指を突っ込まれた。
それはカルメンだった。
「何があったか知らないけど、死ぬのは絶対にだめ。旦那様ならどうかしてくれるわ。オレックス。もしルイーダが死んだら、旦那様はあなたを殺すかもしれないわよ」
「それでも構わない。こいつは間者だ。旦那様の命を狙っている。娘というもの嘘に決まってる」
「私はそうは思わないわ。ルイーダはきっと旦那様の本当の娘さんだわ。だって、知ってる?二人はちょっとした瞬間に似てたりするし」
似てる?あいつと私が?
あり得ない。
カルメンことは傷つけたくない。
「ルイーダ。馬鹿なことはしないって言ったら口から指をとってあげるわ。私の指、変な味するでしょ?だって」
想像して、吐いてしまった。
匂いはまったくしない。
だけど
「汚い!ルイーダの馬鹿!」
カルメンは騒ぎ、私は吐く。
最悪だ。
次の行動がとれないうちに、私は殴られ意識を失った。
次に目を開いた瞬間、周りが真っ暗でまだ目を閉じているのかと錯覚したくらいだ。
口を布で塞がれている。吐いている時に気絶させられたらしい。
気持ち悪い。
手足は縛られて、どこかに転がされているようだ。
「目を覚ましたみたいだな」
うっすら光が差し込んだ。
けれどもその光は一瞬でなくなる。
目が慣れてきて、周りが見えるようになっていた。
小屋か何かの中にいるらしい。
声をかけてきたのはオレックス。そしてもう一人。
布を頭からまとっている。
アスリエル教の信者だ。
ジュエル様から教えてもらった情報によれば、この人は神父だろう。羽織を二重に羽織っていて、それが明るめの色だ。この暗さでは色は判別できないので、どの位の地位の神父なのかは不明だ。
「オレックス。よくやった。褒美をやろう」
「褒美など必要ありません。ガリシア神父」
やっぱり神父。
オレックスは信者。
アスリエル教の手先。
「それよりもこいつをどうする気なのですか?」
「勿論、殺す。隣国の邪神教信者など殺してもよい」
「しかし、こいつは旦那様、トニー・シュナイド軍務大臣の実の娘です」
「それがどうした。この者はすでに邪神に心を奪われている」
本当に頭がおかしい。
我が国は太陽神には祈るが、狂信的ではない。
だが、こいつは違う。
「もうお前は帰っていい。シュナイドに上手く伝えろ」
「それはできませんね」
扉が開かれ、軍務大臣が現れた。
「ごめん。遅くなったわ。アノン君」
その後ろにはまだ商人の恰好しているのに、口調が元に戻っている副団長。
ええ??
「おのれ、裏切ったか!」
「裏切ったのはあなたが先です!」
軍務大臣は素早く動き、神父に攻撃を加え、昏倒させた。
「オレックス。その者を拘束して屋敷に連れていきます」
「旦那様!?」
「事情は後で説明します」
オレックスどころか、私もさっぱりわからない状況だった。
だけど副団長の顔をみたらすっかり安心してしまった。
オレックスは私を警戒していて、二人っきりにさせることはなかった。
私にはいつも誰かしらの監視が付いていた。
カルメンはその監視役の一人だと思うけど、多分本当の意図は知らないだろう。
彼女は私に親切だった。
オレックスが不在の時があった。
もちろん軍務大臣がいない時だ。
恐らく私のことを調べているのではないかと思っている。
単独で私を動かすわけはないと思っているので、この屋敷にも我が国の者が入りこんでいるはずなのだけど、誰からはわからない。
私自身が一人でいることがなく、接触できないでいるかもしれない。
朝食と夕食は軍務大臣と一緒に取る。
我が国から連れてこられた女性たちは、彼が本当の娘を見つけたことが嬉しいようだ。
色々聞かれるので、内心複雑は心境だ。
彼女たちは軍務大臣が心底好きらしい。
国に戻れないのに。
理解できない。
親子ごっこを始めて一週間が経過した。
「お前の村はイザル地方にあるそうだな。国境で母親を殺され、どうやってそこまで移動した?」
「村で生き残った者の知り合いと一緒にイザルへ行きました」
「そうか」
私(ルイーザ)の設定は頭に叩き込んである。
恐らくオレックスは、副団長が扮した商人ライアットに聞きに行ったのだろう。
副団長は元気だろうか。
副団長のことを考えると不安になるけど、同時に元気になる。
頑張らないと。
「旦那様はずっと娘を探していた。裏切るなよ」
「もちろんです」
躊躇なく答えたつもりだったけど、どうだろうか。
私はどんどん嘘がうまくなってきている気がする。
嘘は好きじゃない。
だけど、目的を達するためだ。
あいつを殺して、戦争を終わらせる。
その夜、軍務大臣に来客があった。
頭から布をまとっていて、すぐにアスリエル教のものだとわかる。来客者を目で追っていると、オレックスに見られていることに気が付く。私は自然な笑顔を浮かべられたと思う。
これ以上は目で追えないと、私は諦めその場から去った。
「おはよう。ルイーダ」
「おはようございます」
朝食は毎回豪華だ。
残すのがもったいないので、二回目からは量を減らしてもらった。
彼の話に頷き、相槌を打つ。何か重要な情報はないかと聞き耳を立てる。
もう二週間、私は何もしていない。
副団長は大丈夫だろうか。
「行ってくるよ」
「行ってらっしゃいませ」
仕事に行く軍務大臣を送る。
お父さんと呼ぶのは寒気がするので、できる限り言わない。
寂しそうにされるけど、どうでもいい。
本当に。
それよりも、カルメンたちがうるさい。
私の態度が冷たすぎるとか。
本当にこの人たちは軍務大臣が好きなんだろうな。
きっと身内を敵兵に殺されたことがないんだ。
だからこんなに軍務大臣を慕える。
「ルイーダ。こいつを知ってるか?」
翌日、突然顔を晴らして縛られた庭師を連れたオレックスに聞かれた。
「庭師ですよね?」
「とぼけるつもりか。こいつは隣国の間者だ。お前とのつながりを白状したぞ」
罠か、本当の事か。
どちらでも私は否定すべきだ。
「何の話でしょうか?」
「ルイーダ。いや、アノン。それがお前の本当の名だな。うまく、擬態したものだ」
やはり本物か。
この庭師は私の仲間で、情報を漏らした。
それでも私は否定すべきだろう。
「だから、何を話しているのですか?私はルイーダです」
「あの商人はお前の恋人だったらしいな。本当の名は確か、」
「知りません。なんの話でしょうか?」
「動揺しているな。本当に恋人だったのか」
嵌められた。
私は多分拷問に耐えられない。
だったら死ぬ方がいい。
「馬鹿!」
背後から口に指を突っ込まれた。
それはカルメンだった。
「何があったか知らないけど、死ぬのは絶対にだめ。旦那様ならどうかしてくれるわ。オレックス。もしルイーダが死んだら、旦那様はあなたを殺すかもしれないわよ」
「それでも構わない。こいつは間者だ。旦那様の命を狙っている。娘というもの嘘に決まってる」
「私はそうは思わないわ。ルイーダはきっと旦那様の本当の娘さんだわ。だって、知ってる?二人はちょっとした瞬間に似てたりするし」
似てる?あいつと私が?
あり得ない。
カルメンことは傷つけたくない。
「ルイーダ。馬鹿なことはしないって言ったら口から指をとってあげるわ。私の指、変な味するでしょ?だって」
想像して、吐いてしまった。
匂いはまったくしない。
だけど
「汚い!ルイーダの馬鹿!」
カルメンは騒ぎ、私は吐く。
最悪だ。
次の行動がとれないうちに、私は殴られ意識を失った。
次に目を開いた瞬間、周りが真っ暗でまだ目を閉じているのかと錯覚したくらいだ。
口を布で塞がれている。吐いている時に気絶させられたらしい。
気持ち悪い。
手足は縛られて、どこかに転がされているようだ。
「目を覚ましたみたいだな」
うっすら光が差し込んだ。
けれどもその光は一瞬でなくなる。
目が慣れてきて、周りが見えるようになっていた。
小屋か何かの中にいるらしい。
声をかけてきたのはオレックス。そしてもう一人。
布を頭からまとっている。
アスリエル教の信者だ。
ジュエル様から教えてもらった情報によれば、この人は神父だろう。羽織を二重に羽織っていて、それが明るめの色だ。この暗さでは色は判別できないので、どの位の地位の神父なのかは不明だ。
「オレックス。よくやった。褒美をやろう」
「褒美など必要ありません。ガリシア神父」
やっぱり神父。
オレックスは信者。
アスリエル教の手先。
「それよりもこいつをどうする気なのですか?」
「勿論、殺す。隣国の邪神教信者など殺してもよい」
「しかし、こいつは旦那様、トニー・シュナイド軍務大臣の実の娘です」
「それがどうした。この者はすでに邪神に心を奪われている」
本当に頭がおかしい。
我が国は太陽神には祈るが、狂信的ではない。
だが、こいつは違う。
「もうお前は帰っていい。シュナイドに上手く伝えろ」
「それはできませんね」
扉が開かれ、軍務大臣が現れた。
「ごめん。遅くなったわ。アノン君」
その後ろにはまだ商人の恰好しているのに、口調が元に戻っている副団長。
ええ??
「おのれ、裏切ったか!」
「裏切ったのはあなたが先です!」
軍務大臣は素早く動き、神父に攻撃を加え、昏倒させた。
「オレックス。その者を拘束して屋敷に連れていきます」
「旦那様!?」
「事情は後で説明します」
オレックスどころか、私もさっぱりわからない状況だった。
だけど副団長の顔をみたらすっかり安心してしまった。
5
あなたにおすすめの小説
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた魔王様と一緒に田舎でのんびりスローライフ
さら
恋愛
美人な同僚・麗奈と一緒に異世界へ召喚された私――佐伯由香。
麗奈は「光の聖女」として王に称えられるけれど、私は“おまけ”扱い。
鑑定の結果は《才能なし》、そしてあっという間に王城を追い出されました。
行くあてもなく途方に暮れていたその時、声をかけてくれたのは――
人間に紛れて暮らす、黒髪の青年。
後に“元・魔王”と知ることになる彼、ルゼルでした。
彼に連れられて辿り着いたのは、魔王領の片田舎・フィリア村。
湖と森に囲まれた小さな村で、私は彼の「家政婦」として働き始めます。
掃除、洗濯、料理……ただの庶民スキルばかりなのに、村の人たちは驚くほど喜んでくれて。
「無能」なんて言われたけれど、ここでは“必要とされている”――
その事実が、私の心をゆっくりと満たしていきました。
やがて、村の危機をきっかけに、私の“看板の文字”が人々を守る力を発揮しはじめます。
争わずに、傷つけずに、人をつなぐ“言葉の魔法”。
そんな小さな力を信じてくれるルゼルとともに、私はこの村で生きていくことを決めました。
【完結】夜会で借り物競争をしたら、イケメン王子に借りられました。
櫻野くるみ
恋愛
公爵令嬢のセラフィーナには生まれつき前世の記憶があったが、覚えているのはくだらないことばかり。
そのどうでもいい知識が一番重宝されるのが、余興好きの国王が主催する夜会だった。
毎年余興の企画を頼まれるセラフィーナが今回提案したのは、なんと「借り物競争」。
もちろん生まれて初めての借り物競争に参加をする貴族たちだったが、夜会は大いに盛り上がり……。
気付けばセラフィーナはイケメン王太子、アレクシスに借りられて、共にゴールにたどり着いていた。
果たしてアレクシスの引いたカードに書かれていた内容とは?
意味もなく異世界転生したセラフィーナが、特に使命や運命に翻弄されることもなく、王太子と結ばれるお話。
とにかくツッコミどころ満載のゆるい、ハッピーエンドの短編なので、気軽に読んでいただければ嬉しいです。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
小説家になろう様への投稿時から、タイトルを『借り物(人)競争』からただの『借り物競争』へ変更いたしました。
【完結】悪役令嬢の身代わりで処刑されかけた侍女、悪人面強面騎士にさらわれる。
雨宮羽那
恋愛
侍女リーリエは、処刑される予定の主・エリーゼと容姿がそっくりだったせいで、身代わりとして処刑台へ立たされていた。
(私はエリーゼ様じゃないわ!)と心の中で叫んだ瞬間、前世の記憶がよみがえり、ここが読みかけだった悪役令嬢ものの小説の世界だと気づく。
しかも小説ではエリーゼが処刑されるはずなのに、リーリエが処刑されかけているという最悪の展開。
絶体絶命の瞬間、リーリエの前に現れたのは強面で悪人面の騎士ガウェイン。
彼はなぜかリーリエを抱えあげ連れ去ってしまい――?
◇◇◇◇
※全5話
※AI不使用です。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております。
【完結】貧乏子爵令嬢は、王子のフェロモンに靡かない。
櫻野くるみ
恋愛
王太子フェルゼンは悩んでいた。
生まれつきのフェロモンと美しい容姿のせいで、みんな失神してしまうのだ。
このままでは結婚相手など見つかるはずもないと落ち込み、なかば諦めかけていたところ、自分のフェロモンが全く効かない令嬢に出会う。
運命の相手だと執着する王子と、社交界に興味の無い、フェロモンに鈍感な貧乏子爵令嬢の恋のお話です。
ゆるい話ですので、軽い気持ちでお読み下さいませ。
投資の天才”を名乗る臣民たちよ。 その全財産、確かに受け取った。 我が民のために活かそう』 〜虚飾を砕く女王の経済鉄槌〜
しおしお
恋愛
バブルに沸くアルビオン王国。
「エルドラド株」を持たぬ者は時代遅れ――
そう嘲笑いながら、実体のない海外権益へ全財産を注ぎ込む貴族たち。
自らを“投資の天才”と称し、増税に苦しむ民を見下す日々。
若き女王リリアーナは、その狂騒を静かに見つめていた。
やがて始まる王室監査。
暴かれる虚偽契約。
崩れ落ちる担保。
連鎖する破綻。
昨日まで「時代の勝者」を気取っていた特権階級は、一夜にして無一文へ。
泣きつく彼らに、女王はただ微笑む。
――“皆様の尊いご投資、確かに受け取りましたわ”
没収された富は国庫へ。
再配分された資源は民へ。
虚飾を砕き、制度を再設計し、王国を立て直す。
これは復讐譚ではない。
清算と再建の物語。
泡沫の王国に、女王の鉄槌が下される。
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
守護契約のはずが、精霊騎士の距離が近すぎて心拍がもちません―― 距離ゼロで溺愛でした。
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済:全8話⭐︎
ーー条項:心拍が乱れたら抱擁せよ(やめて)
村育ちの鈍感かわいい癒し系ヒロイン・リリィは、王都を目指して旅に出たはずが――森で迷子になった瞬間、精霊騎士エヴァンに“守護契約”されてしまう!
問題は、この騎士さまの守護距離が近すぎること。
半歩どころか背後ぴったり、手を繋ぐのも「当然」、心拍が乱れたら“抱擁条項”発動!?
周囲は「恋人だろ!」と総ツッコミなのに、本人たちは「相棒です!」で通常運転。
守護(と言い張る)密着が止まらない、じわ甘コメディ異世界ファンタジー!
料理スキルしか取り柄がない令嬢ですが、冷徹騎士団長の胃袋を掴んだら国一番の寵姫になってしまいました
さら
恋愛
婚約破棄された伯爵令嬢クラリッサ。
裁縫も舞踏も楽器も壊滅的、唯一の取り柄は――料理だけ。
「貴族の娘が台所仕事など恥だ」と笑われ、家からも見放され、辺境の冷徹騎士団長のもとへ“料理番”として嫁入りすることに。
恐れられる団長レオンハルトは無表情で冷徹。けれど、彼の皿はいつも空っぽで……?
温かいシチューで兵の心を癒し、香草の香りで団長の孤独を溶かす。気づけば彼の灰色の瞳は、わたしだけを見つめていた。
――料理しかできないはずの私が、いつの間にか「国一番の寵姫」と呼ばれている!?
胃袋から始まるシンデレラストーリー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる