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「進路どうすんの?大学に行くんだろう?」
「どうしようかなあ」
「え?大学行かないのか?」
「面倒だな。お金もかかるし。山仲の商店で雇ってくれない?」
「何、言ってんだよ。お前」
高校二年生、そろそろ進路を決める時期だ。
山仲幸介と高杉巡は同じ村出身。
村からバスで高校に通っている。
村には小中校までしかなく、高校は自動的に村の外になる。
幸介は村で唯一の商店の息子であり、将来は継ぐつもりだった。なので、大学進学は考えていない。高校までは卒業しようと村で一番近くの高校に進学。
高杉巡は、両親の離婚で五歳の時に引っ越してきた男の子で、母親の実家に住んでいる。母親は単身で村から遠くはなれたところで働いている。
巡は祖父母によって育てられた。
小中校、トップの成績なので、先生たちは進学校を進めた。けれども巡は幸介と同じ高校を選んだ。
大学への進学をそろそろ考えないといけない時期、幸介は何気なく巡に聞いた。
「頭いいんだから、大学行けよ。もったいないじゃん」
「幸介は大学行く気ないの?」
「ないよ。俺は家を継ぐからさ。勉強も好きじゃねーし」
幸介は巡とは高校でお別れだと思っていた。
本来、高校も隣の街にある進学校に通うのが彼にとって相応しい。
三波高校は大学進学率が異常に低い。ほぼゼロに近い。皆、高校卒業したら働くか、専門学校にいくか、どっちかだ。
教室では時折煙草の匂いがしているし、制服をきちんと着ているものもざらだ。
そんな環境でも巡は成績が優秀で模試などは全国レベルに届く。
教師たちにとって巡が希望の星だった。
「山仲。どうにか高杉に言ってくれないか」
ある時進路担当の教師に呼び止められ、相談された。以前聞いたときは茶化されたが本当に進学しない気だとは思っていなかった。
なので、慌てて巡を探した。
「巡!」
図書館にいた彼を幸介は問い詰める。
「聞いたぞ。お前進学するつもりないっって」
図書館の利用率は低く、今日も巡一人だった。
カウンターには司書の姿はなく、トイレかやぶ用で席を外しているらしい。
「ああ、そうだよ。それが?」
巡は、その柔らかい茶色の髪をかき上げながら答える。
彼の容姿は父親似だった。
母は彼の容姿に惚れて結婚した。
結婚後も浮気がとまらず、離婚。
可愛さ余って憎さ百倍なのか、母親は巡の父親似の容姿を嫌った。なので傍にいないことは逆に彼にとってよかったかもしれない。
「なんでだ?お前頭いいのに!大学行かないでどうするんだよ!」
「だから、言ったろ。お前の店で働かせて」
「ふざけるんなよ」
「ふざけてないよ。幸介は僕が傍にいるの迷惑?」
「は?なんだよ。それ」
「僕、幸介の側にいたいんだよ。ずっと。大学なんて行きたくない」
「ば、はああ。なんだよ。それ、それって」
「それって何?」
巡が目を細めて、ゆっくりと幸介に近づく。
幸介は妙な恐怖を感じて、退いた。
トンっと壁が背中に当たる。
「ねぇ。幸介。きかせてくれよ」
巡はその細い指で幸介の頬を撫でる。
幸介はぞわっとした寒気と同時に、妙な高揚感を覚えた。
「近づくな。巡。なんだよ」
「幸介。本当は気が付いていたんだろ。僕の気持ち」
「な、何言って」
巡は幸介の逃走を阻止するように、彼の行方を阻む。
幸介の背後の壁に両手を突き、前を出れないように体を押し付ける。
「巡!」
そしてその口を塞いだ。
幸介は突然口づけされて、パニックに陥っていた。
彼女などできたことないので、キスの経験などあるわけがない。
彼が抵抗してないことをいいことに、巡は舌をねじ込む。
巡の舌が幸介の舌に絡みつく。
その上、巡は幸介に腰を押し付けた。
少し硬い感触がズボン越しに幸介のものに当たり、彼は我に返った。
「やめろよ!」
両手で彼の胸を押しやる。
唇からだらりと誰のとも判別できない唾液がこぼれる。
「なんで」
「好きだからだよ。ずっとしたかった。幸介も感じていただろ?」
巡の言葉に幸介は羞恥で顔を真っ赤にさせる。
自分のものの高まりが巡に伝わっていて、恥ずかしくて死にそうだった。
幸介は、まるで乙女のようにその場から逃げた。
図書室から出たところで、司書にすれ違ったが、彼は無視して走り抜けた。
2
その後、幸介はトイレの個室に駆け込む。
ズボンを脱いで、下着の中を確認する。
「くそっ」
トイレの個室は嫌な匂いがした。それは糞尿以外の匂いも混じっていて、幸介は自分だけではないことに安堵しながらも、同時に恥じた。
「すみません。体調が悪いので先に帰ります」
職員室に向かい、担任に伝えてから、彼は学校を出た。誰とも会いたくなくて、顔も会わせたくなくて、俯きがちに歩く。
けれどもバス停まで来ると、村の知り合いに会って仕方なく笑顔を返す。
「一人?珍しいね」
「た、体調が悪くて」
「そうか、お大事にね」
村の人とは全員知り合いだ。
二百人程度の村で、幸介は特に両親が商店を開いているため、店番をすることも多く、村人とは関係が近い。
しかし体調が悪いと伝えたので、気を使ってからそれ以上話しかけてくることはなかった。
幸介はほっとして、席に座る。
顔も洗ったし、うがいもしたはずなのに、生々しいキスの感触が残っていて、幸介は目を閉じた。
「ただいま」
商店の裏に家はある。
けれども商店と家はつながっているので、玄関から中に入れば両親にどちらかが気づく。
「おかえり。早かったわね!」
「うん。ちょっと体調悪いんだ。もう寝るから朝まで起こさないで」
「わかった。夕食もいいの?」
「いらない」
そう言って幸介は二階に上がる。
二階には両親と幸介の部屋がそれぞれある。
幸介は制服を脱いで、部屋着に着替えるとベッドの上に飛び込む。
目を閉じていると、うとうとと眠りに落ちていた。
さらりと頭を撫でられる感触がした。
幸介がうっすらと目を開けると巡がそこにいた。
声をあげたかったが、口を彼によって塞がれる。
舌がまた彼の口内を蹂躙する。
唾液が溢れるほど出てきて、巡はそれを美味しそうに舐める。
両手を押さえつけられ、ベッドの上に張り付けにされているようだった。
「今叫んだら、やばいよ。おばさんたち来ちゃうよ。いいの?」
唇を離された時に耳元でそう囁かれる。
親にこの痴態を見られるのは死んだ方がましだと、幸介は口を閉じた。
「幸介。もう僕、我慢したくないんだ。だって気持ちを話してしまった。君はきっと僕を避けるだろう。だから、そうなる前に君と繋がりたい」
巡は幸介の首筋をなめ、耳たぶを甘噛みする。
眩暈がするような快感が走り、体が反応する。
「優しくする」
「やめろ。お願いだ。お母さんがくる!」
小声で幸介は巡に抗議をする。
「大丈夫。『ルルブ』が始まったから、しばらく来ないよ」
『ルルブ』というのは、母親が好きなアイドルの番組だ。一時間編成で見始めたら止まらないだろう。
「だ、けど」
「幸介」
彼の抗議は巡の唇によって塞がれる。
同時に巡は幸介のショーツをずらして、彼のものを触る。
幸介は自慰の経験はある。
しかし他人からされるのは初めてできつく握られたり、優しくなでられたりして、その度に体を震わしていた。
キスをしていた巡が急に体の位置を変えた。
彼は幸介のペニスを口の中に含み、愛撫し始めた。
幸介はびくびくを震えて、余りの快感に頭がおかしくなりそうだった。
もう少しで達するというところで、巡は己のズボンと下着を脱いだ。そして、彼は幸介のペニスを自分の中に入れる。
巡は綺麗な顔をしていたのでモテていた。幸介が気になっていた女の子はいつも巡に恋に落ちた。
女性的ではない顔なのに、自分の前で腰を振る彼はとても女性的で、色っぽかった。
幸介は気が付けば彼の腰をつかみ、自分のペニスを押し付けていた。ぐいぐいっと中に入れる。
そして果てた。
快感が全身を走り抜けた後、疲労と現実が戻ってくる。
「……俺」
「気持ちよかった。僕も気持ちよかった。準備していてよかった」
巡は幸介のずれたショーツを元の位置に戻してから降りると、下着とズボンをはく。
「シーツ汚れちゃったね。僕が持って帰るよ」
「も、持って帰るって」
「ちょっとどいて」
巡は何もなかったように、呆然とする幸介をベッドから追い出して、シーツを取り去る。
「下は汚れてない。よかった」
「巡!」
どうしてこんなに冷静なのか、自身に向けていた熱が完全に冷めたような巡を見て、幸介は焦る。
「じゃあ、幸介。もう二度と会わないよ」
そうして巡は出ていった。
入れ替わるようにして母親が慌てて部屋に飛んできて、思わずショーツを確認したが、あれはすっかり仕舞われていた。
「吐いたって聞いたけど、大丈夫?」
「あ、うん。大丈夫。昼ちょっと食べ過ぎたかも」
巡はそういう風に汚れたシーツを説明したのかと幸介は妙に納得した。
それから巡は姿を消した。
後日、巡の祖父母から父方のほうへ引きとられてことを聞いた。学校は転校手続きが後からとられたようだった。
急で、クラスメートや担任たちに巡のことを聞かれたが、幸介はわからないと答えるしかなかった。
実際、幸介はわけがわからなかった。
ただその日から、彼は巡の幻影に惑わされることになった。
彼の乱れた姿が脳裏から離れなかった。
3
「帰るのか?まじで?」
「うん。明日も店開けるし」
「そんなのおばさんに頼めばいいじゃん」
「歳だからさ。じゃあな」
幸介はこれから二軒目に行くというみんなに手を振って別れる。
高校卒業してから五年経っていた。
二十二歳になり、酒を飲むことにも随分慣れてきた年頃だった。
高校の時に友達に誘われ、久々に隣の街まで飲みにきていた。
電車で最寄りの街まで戻り、そこから代行で帰宅する。
田舎にはタクシーもないのだけど、代行というものがあって、車を代わりに運転して家まで送ってもらるサービスがあった。
高校のあった街の周りには小さな村が結構あり、利用者も少なくない。
ただ一つしかないため、待たされることもあるのが難点だった。
酒にはあまり強くないことを自覚している幸介は、ビールを二杯飲んだ程度。けれども顔はほんのり赤い。
「今日はそんな気分じゃないから」
ふいに懐かしい声が聞こえた。
一瞬幻聴かと思ったくらいだった。
振り返ると、手を取られ嫌がっている細身の男がいた。
茶色の髪の美しい顔立ち。
「巡!」
思わずその名を呼んでしまう。
彼は幸介の声に反応して顔を上げた。
一瞬驚いた顔をした後、顔をそむける。
「いいよ。行こうか」
先ほどまで嫌がっていたはずなのに、彼はあっさり相手の男に言った。
「やっぱりやりたいんじゃないか」
下卑た男の声が幸介の耳まで届き、気が付いたら彼は走り出していた。
「俺が先です!」
「なんだ?」
「これでいいですか?」
幸介は財布から万札を取り出すと男の胸ポケットにねじ込む。そうして巡の手首をつかむとすぐに歩き出した。
「幸介、待って!ちょっと」
巡が止めるが、幸介は足を止めず、歩き続ける。
彼自身どこに向かって歩いているかわかっていない。
しばらく歩いてから、やっと巡の手を放した。
男が追ってくる様子はなかった。
「何してる?」
「幸介には関係ない」
五年ぶりに会ったというのに、挨拶も飛ばして幸介は巡に尋ねていた。
しかし巡のほうは前髪をかき上げ、そっぽを向いて答える。
「関係ない。だけど知りたい」
「何、それ。馬鹿らしい」
巡は髪を伸ばしていて、肩につくぐらい。
両耳に銀色のピアスをしていた。
服装は幸介とか違って、モデルのように洗練された格好だった。
ホスト、その言葉が似合ってそうな服装だ。
「大学は?」
「関係ない」
「仕事は?」
「関係ない」
「俺は知りたい。教えてくれ」
「何それ。幸介、おかしいよ」
「……うん。俺はおかしいよ。巡を抱いてから、もう巡のことしか抱けなくなった。女性に興味がなくなったんだ。だけど、他に男をみて何か感じるわけじゃない。俺はおかしくなった。お前のせいだ」
「何それ、何だよ。それ!」
「抱かせろ。何も答えなくていいから」
幸介は巡の手首を再び掴むと、繁華街へ歩いていく。そして最初のホテルに入った。
「幸介、待って!」
「ずっと、会いたかった。なんで消えた?しかもあんな消え方。消えるなら、俺に何も言わず、俺に抱かれず、消えてほしかった」
幸介は巡の服を脱がせると、ベッドの押し倒す。
「あの時と状況が逆だな」
幸介はあの日のことを忘れたことはなかった。
五年前のあの日から、彼は巡の痴態を何度も思い出し、その度に自慰を繰り返した。
自分がおかしいと思って、女性に興味を持とうとしたが、そういう気分になれなかった。とうとうゲイになってしまったのかと思い、ゲイサイトなどを覗いてみたが、吐き気を及ぼすだけで、何も感じることはなかった。
昔ならいつまでも結婚しなかったり、彼女ができない男は白い目で見られることも多かったが、最近では田舎でも独身者が増えてきていて、幸介はゲイなどと勘繰られることもなかった。
「幸介、やめよう。おかしくなってるよ」
「おかしいよ。俺は。お前が俺をおかしくした」
あの時のお返しとばかり、幸介は同じ行為を巡にした。
唇を重ね、舌を絡める。
首筋をなめ、耳たぶを噛む。
巡が体を揺らして、涙目になっていた。
ずっと見ていた彼の痴態が現実になり、幸介は自身のあれが硬くなっていくのを感じた。苦しくなって、ズボンと下着を脱ぎ捨てる。
一回しかしたことない。
幸介は欲望のまま、入れようとして巡に止められる。
「止めるな」
「まって、まって準備がいるから」
巡の頬はピンクに染まり、目元はアイラインが惹かれたように赤くなっていた。
幸介のあれがびくんと動く。
「嬉しい」
先ほどまで幸介が攻めていたのに、巡はベッドから立ち上がると、幸介自身を口に含む。
「ん」
鼻についたような声が口から洩れて、幸介は口を押えた。
「気持ちいい?たくさん気持ちよくしてあげる。幸介」
巡は唾液を唇から垂らして妖艶に微笑む。
散々なぶられ、幸介は快楽の中にいた。
「巡、巡」
「幸介。入れて。もういいから」
巡はほぐし終わったのか、動物のように四つん這いになって、ベッドの上から彼を誘う。
幸介は腰を掴むとぐいっと一気に巡の中に入った。
「あああ」
「ん、うう」
巡は嬌声をあげ、お尻を揺らす。それを逃さないとばかり両手で掴み、幸介は突き上げる。
前後のピストンの動きを繰り返すたびに、巡が声を上げる。
幸介は達したいはずなのに、何度も何度も巡を焦らした後、やっと射精した。巡ががくがくと揺れ、手足を支える力を失いベッドの上に倒れ込む。
幸介は抜いた直後、垂れていたペニスがまた回復すると、巡を仰向けにして、今度は前から入れる。入れながら唇を重ねる。
二人は何度も繰り返した後、やっと果ててベッドの上で横になった。
「気持ちよかったか?」
「うん」
そう聞いたのは幸介だ。
一回目の時は巡に翻弄されっぱなしで、ただされるがままだった。けれども今回は明確な意思で、幸介は巡を抱いた。
巡に感じていたのは友情だったはずだ。
けれども体を重ね、彼が消え、想いは変化していった。今は執着という思いが強い。
「巡。もう逃げるなよ。絶対に。お前が今何をしてようが、俺から離れるな。絶対だ」
「うん。嬉しい」
巡は幸介に抱き着く。
それを抱き返して、幸介は眠りについた。
目を覚まして、巡が自分の腕の中にいることを確認して、幸介は微笑む。
この五年間ずっとつらかった。
田舎ではまだ同性愛は奇異の目で見られる。
嫌な思いもするだろう。
けれども、再び失う思いをするくらいなら、耐えられる。
幸介は柔らかい巡の髪を撫でながら、一時の幸せに浸った。
(完)
「どうしようかなあ」
「え?大学行かないのか?」
「面倒だな。お金もかかるし。山仲の商店で雇ってくれない?」
「何、言ってんだよ。お前」
高校二年生、そろそろ進路を決める時期だ。
山仲幸介と高杉巡は同じ村出身。
村からバスで高校に通っている。
村には小中校までしかなく、高校は自動的に村の外になる。
幸介は村で唯一の商店の息子であり、将来は継ぐつもりだった。なので、大学進学は考えていない。高校までは卒業しようと村で一番近くの高校に進学。
高杉巡は、両親の離婚で五歳の時に引っ越してきた男の子で、母親の実家に住んでいる。母親は単身で村から遠くはなれたところで働いている。
巡は祖父母によって育てられた。
小中校、トップの成績なので、先生たちは進学校を進めた。けれども巡は幸介と同じ高校を選んだ。
大学への進学をそろそろ考えないといけない時期、幸介は何気なく巡に聞いた。
「頭いいんだから、大学行けよ。もったいないじゃん」
「幸介は大学行く気ないの?」
「ないよ。俺は家を継ぐからさ。勉強も好きじゃねーし」
幸介は巡とは高校でお別れだと思っていた。
本来、高校も隣の街にある進学校に通うのが彼にとって相応しい。
三波高校は大学進学率が異常に低い。ほぼゼロに近い。皆、高校卒業したら働くか、専門学校にいくか、どっちかだ。
教室では時折煙草の匂いがしているし、制服をきちんと着ているものもざらだ。
そんな環境でも巡は成績が優秀で模試などは全国レベルに届く。
教師たちにとって巡が希望の星だった。
「山仲。どうにか高杉に言ってくれないか」
ある時進路担当の教師に呼び止められ、相談された。以前聞いたときは茶化されたが本当に進学しない気だとは思っていなかった。
なので、慌てて巡を探した。
「巡!」
図書館にいた彼を幸介は問い詰める。
「聞いたぞ。お前進学するつもりないっって」
図書館の利用率は低く、今日も巡一人だった。
カウンターには司書の姿はなく、トイレかやぶ用で席を外しているらしい。
「ああ、そうだよ。それが?」
巡は、その柔らかい茶色の髪をかき上げながら答える。
彼の容姿は父親似だった。
母は彼の容姿に惚れて結婚した。
結婚後も浮気がとまらず、離婚。
可愛さ余って憎さ百倍なのか、母親は巡の父親似の容姿を嫌った。なので傍にいないことは逆に彼にとってよかったかもしれない。
「なんでだ?お前頭いいのに!大学行かないでどうするんだよ!」
「だから、言ったろ。お前の店で働かせて」
「ふざけるんなよ」
「ふざけてないよ。幸介は僕が傍にいるの迷惑?」
「は?なんだよ。それ」
「僕、幸介の側にいたいんだよ。ずっと。大学なんて行きたくない」
「ば、はああ。なんだよ。それ、それって」
「それって何?」
巡が目を細めて、ゆっくりと幸介に近づく。
幸介は妙な恐怖を感じて、退いた。
トンっと壁が背中に当たる。
「ねぇ。幸介。きかせてくれよ」
巡はその細い指で幸介の頬を撫でる。
幸介はぞわっとした寒気と同時に、妙な高揚感を覚えた。
「近づくな。巡。なんだよ」
「幸介。本当は気が付いていたんだろ。僕の気持ち」
「な、何言って」
巡は幸介の逃走を阻止するように、彼の行方を阻む。
幸介の背後の壁に両手を突き、前を出れないように体を押し付ける。
「巡!」
そしてその口を塞いだ。
幸介は突然口づけされて、パニックに陥っていた。
彼女などできたことないので、キスの経験などあるわけがない。
彼が抵抗してないことをいいことに、巡は舌をねじ込む。
巡の舌が幸介の舌に絡みつく。
その上、巡は幸介に腰を押し付けた。
少し硬い感触がズボン越しに幸介のものに当たり、彼は我に返った。
「やめろよ!」
両手で彼の胸を押しやる。
唇からだらりと誰のとも判別できない唾液がこぼれる。
「なんで」
「好きだからだよ。ずっとしたかった。幸介も感じていただろ?」
巡の言葉に幸介は羞恥で顔を真っ赤にさせる。
自分のものの高まりが巡に伝わっていて、恥ずかしくて死にそうだった。
幸介は、まるで乙女のようにその場から逃げた。
図書室から出たところで、司書にすれ違ったが、彼は無視して走り抜けた。
2
その後、幸介はトイレの個室に駆け込む。
ズボンを脱いで、下着の中を確認する。
「くそっ」
トイレの個室は嫌な匂いがした。それは糞尿以外の匂いも混じっていて、幸介は自分だけではないことに安堵しながらも、同時に恥じた。
「すみません。体調が悪いので先に帰ります」
職員室に向かい、担任に伝えてから、彼は学校を出た。誰とも会いたくなくて、顔も会わせたくなくて、俯きがちに歩く。
けれどもバス停まで来ると、村の知り合いに会って仕方なく笑顔を返す。
「一人?珍しいね」
「た、体調が悪くて」
「そうか、お大事にね」
村の人とは全員知り合いだ。
二百人程度の村で、幸介は特に両親が商店を開いているため、店番をすることも多く、村人とは関係が近い。
しかし体調が悪いと伝えたので、気を使ってからそれ以上話しかけてくることはなかった。
幸介はほっとして、席に座る。
顔も洗ったし、うがいもしたはずなのに、生々しいキスの感触が残っていて、幸介は目を閉じた。
「ただいま」
商店の裏に家はある。
けれども商店と家はつながっているので、玄関から中に入れば両親にどちらかが気づく。
「おかえり。早かったわね!」
「うん。ちょっと体調悪いんだ。もう寝るから朝まで起こさないで」
「わかった。夕食もいいの?」
「いらない」
そう言って幸介は二階に上がる。
二階には両親と幸介の部屋がそれぞれある。
幸介は制服を脱いで、部屋着に着替えるとベッドの上に飛び込む。
目を閉じていると、うとうとと眠りに落ちていた。
さらりと頭を撫でられる感触がした。
幸介がうっすらと目を開けると巡がそこにいた。
声をあげたかったが、口を彼によって塞がれる。
舌がまた彼の口内を蹂躙する。
唾液が溢れるほど出てきて、巡はそれを美味しそうに舐める。
両手を押さえつけられ、ベッドの上に張り付けにされているようだった。
「今叫んだら、やばいよ。おばさんたち来ちゃうよ。いいの?」
唇を離された時に耳元でそう囁かれる。
親にこの痴態を見られるのは死んだ方がましだと、幸介は口を閉じた。
「幸介。もう僕、我慢したくないんだ。だって気持ちを話してしまった。君はきっと僕を避けるだろう。だから、そうなる前に君と繋がりたい」
巡は幸介の首筋をなめ、耳たぶを甘噛みする。
眩暈がするような快感が走り、体が反応する。
「優しくする」
「やめろ。お願いだ。お母さんがくる!」
小声で幸介は巡に抗議をする。
「大丈夫。『ルルブ』が始まったから、しばらく来ないよ」
『ルルブ』というのは、母親が好きなアイドルの番組だ。一時間編成で見始めたら止まらないだろう。
「だ、けど」
「幸介」
彼の抗議は巡の唇によって塞がれる。
同時に巡は幸介のショーツをずらして、彼のものを触る。
幸介は自慰の経験はある。
しかし他人からされるのは初めてできつく握られたり、優しくなでられたりして、その度に体を震わしていた。
キスをしていた巡が急に体の位置を変えた。
彼は幸介のペニスを口の中に含み、愛撫し始めた。
幸介はびくびくを震えて、余りの快感に頭がおかしくなりそうだった。
もう少しで達するというところで、巡は己のズボンと下着を脱いだ。そして、彼は幸介のペニスを自分の中に入れる。
巡は綺麗な顔をしていたのでモテていた。幸介が気になっていた女の子はいつも巡に恋に落ちた。
女性的ではない顔なのに、自分の前で腰を振る彼はとても女性的で、色っぽかった。
幸介は気が付けば彼の腰をつかみ、自分のペニスを押し付けていた。ぐいぐいっと中に入れる。
そして果てた。
快感が全身を走り抜けた後、疲労と現実が戻ってくる。
「……俺」
「気持ちよかった。僕も気持ちよかった。準備していてよかった」
巡は幸介のずれたショーツを元の位置に戻してから降りると、下着とズボンをはく。
「シーツ汚れちゃったね。僕が持って帰るよ」
「も、持って帰るって」
「ちょっとどいて」
巡は何もなかったように、呆然とする幸介をベッドから追い出して、シーツを取り去る。
「下は汚れてない。よかった」
「巡!」
どうしてこんなに冷静なのか、自身に向けていた熱が完全に冷めたような巡を見て、幸介は焦る。
「じゃあ、幸介。もう二度と会わないよ」
そうして巡は出ていった。
入れ替わるようにして母親が慌てて部屋に飛んできて、思わずショーツを確認したが、あれはすっかり仕舞われていた。
「吐いたって聞いたけど、大丈夫?」
「あ、うん。大丈夫。昼ちょっと食べ過ぎたかも」
巡はそういう風に汚れたシーツを説明したのかと幸介は妙に納得した。
それから巡は姿を消した。
後日、巡の祖父母から父方のほうへ引きとられてことを聞いた。学校は転校手続きが後からとられたようだった。
急で、クラスメートや担任たちに巡のことを聞かれたが、幸介はわからないと答えるしかなかった。
実際、幸介はわけがわからなかった。
ただその日から、彼は巡の幻影に惑わされることになった。
彼の乱れた姿が脳裏から離れなかった。
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「帰るのか?まじで?」
「うん。明日も店開けるし」
「そんなのおばさんに頼めばいいじゃん」
「歳だからさ。じゃあな」
幸介はこれから二軒目に行くというみんなに手を振って別れる。
高校卒業してから五年経っていた。
二十二歳になり、酒を飲むことにも随分慣れてきた年頃だった。
高校の時に友達に誘われ、久々に隣の街まで飲みにきていた。
電車で最寄りの街まで戻り、そこから代行で帰宅する。
田舎にはタクシーもないのだけど、代行というものがあって、車を代わりに運転して家まで送ってもらるサービスがあった。
高校のあった街の周りには小さな村が結構あり、利用者も少なくない。
ただ一つしかないため、待たされることもあるのが難点だった。
酒にはあまり強くないことを自覚している幸介は、ビールを二杯飲んだ程度。けれども顔はほんのり赤い。
「今日はそんな気分じゃないから」
ふいに懐かしい声が聞こえた。
一瞬幻聴かと思ったくらいだった。
振り返ると、手を取られ嫌がっている細身の男がいた。
茶色の髪の美しい顔立ち。
「巡!」
思わずその名を呼んでしまう。
彼は幸介の声に反応して顔を上げた。
一瞬驚いた顔をした後、顔をそむける。
「いいよ。行こうか」
先ほどまで嫌がっていたはずなのに、彼はあっさり相手の男に言った。
「やっぱりやりたいんじゃないか」
下卑た男の声が幸介の耳まで届き、気が付いたら彼は走り出していた。
「俺が先です!」
「なんだ?」
「これでいいですか?」
幸介は財布から万札を取り出すと男の胸ポケットにねじ込む。そうして巡の手首をつかむとすぐに歩き出した。
「幸介、待って!ちょっと」
巡が止めるが、幸介は足を止めず、歩き続ける。
彼自身どこに向かって歩いているかわかっていない。
しばらく歩いてから、やっと巡の手を放した。
男が追ってくる様子はなかった。
「何してる?」
「幸介には関係ない」
五年ぶりに会ったというのに、挨拶も飛ばして幸介は巡に尋ねていた。
しかし巡のほうは前髪をかき上げ、そっぽを向いて答える。
「関係ない。だけど知りたい」
「何、それ。馬鹿らしい」
巡は髪を伸ばしていて、肩につくぐらい。
両耳に銀色のピアスをしていた。
服装は幸介とか違って、モデルのように洗練された格好だった。
ホスト、その言葉が似合ってそうな服装だ。
「大学は?」
「関係ない」
「仕事は?」
「関係ない」
「俺は知りたい。教えてくれ」
「何それ。幸介、おかしいよ」
「……うん。俺はおかしいよ。巡を抱いてから、もう巡のことしか抱けなくなった。女性に興味がなくなったんだ。だけど、他に男をみて何か感じるわけじゃない。俺はおかしくなった。お前のせいだ」
「何それ、何だよ。それ!」
「抱かせろ。何も答えなくていいから」
幸介は巡の手首を再び掴むと、繁華街へ歩いていく。そして最初のホテルに入った。
「幸介、待って!」
「ずっと、会いたかった。なんで消えた?しかもあんな消え方。消えるなら、俺に何も言わず、俺に抱かれず、消えてほしかった」
幸介は巡の服を脱がせると、ベッドの押し倒す。
「あの時と状況が逆だな」
幸介はあの日のことを忘れたことはなかった。
五年前のあの日から、彼は巡の痴態を何度も思い出し、その度に自慰を繰り返した。
自分がおかしいと思って、女性に興味を持とうとしたが、そういう気分になれなかった。とうとうゲイになってしまったのかと思い、ゲイサイトなどを覗いてみたが、吐き気を及ぼすだけで、何も感じることはなかった。
昔ならいつまでも結婚しなかったり、彼女ができない男は白い目で見られることも多かったが、最近では田舎でも独身者が増えてきていて、幸介はゲイなどと勘繰られることもなかった。
「幸介、やめよう。おかしくなってるよ」
「おかしいよ。俺は。お前が俺をおかしくした」
あの時のお返しとばかり、幸介は同じ行為を巡にした。
唇を重ね、舌を絡める。
首筋をなめ、耳たぶを噛む。
巡が体を揺らして、涙目になっていた。
ずっと見ていた彼の痴態が現実になり、幸介は自身のあれが硬くなっていくのを感じた。苦しくなって、ズボンと下着を脱ぎ捨てる。
一回しかしたことない。
幸介は欲望のまま、入れようとして巡に止められる。
「止めるな」
「まって、まって準備がいるから」
巡の頬はピンクに染まり、目元はアイラインが惹かれたように赤くなっていた。
幸介のあれがびくんと動く。
「嬉しい」
先ほどまで幸介が攻めていたのに、巡はベッドから立ち上がると、幸介自身を口に含む。
「ん」
鼻についたような声が口から洩れて、幸介は口を押えた。
「気持ちいい?たくさん気持ちよくしてあげる。幸介」
巡は唾液を唇から垂らして妖艶に微笑む。
散々なぶられ、幸介は快楽の中にいた。
「巡、巡」
「幸介。入れて。もういいから」
巡はほぐし終わったのか、動物のように四つん這いになって、ベッドの上から彼を誘う。
幸介は腰を掴むとぐいっと一気に巡の中に入った。
「あああ」
「ん、うう」
巡は嬌声をあげ、お尻を揺らす。それを逃さないとばかり両手で掴み、幸介は突き上げる。
前後のピストンの動きを繰り返すたびに、巡が声を上げる。
幸介は達したいはずなのに、何度も何度も巡を焦らした後、やっと射精した。巡ががくがくと揺れ、手足を支える力を失いベッドの上に倒れ込む。
幸介は抜いた直後、垂れていたペニスがまた回復すると、巡を仰向けにして、今度は前から入れる。入れながら唇を重ねる。
二人は何度も繰り返した後、やっと果ててベッドの上で横になった。
「気持ちよかったか?」
「うん」
そう聞いたのは幸介だ。
一回目の時は巡に翻弄されっぱなしで、ただされるがままだった。けれども今回は明確な意思で、幸介は巡を抱いた。
巡に感じていたのは友情だったはずだ。
けれども体を重ね、彼が消え、想いは変化していった。今は執着という思いが強い。
「巡。もう逃げるなよ。絶対に。お前が今何をしてようが、俺から離れるな。絶対だ」
「うん。嬉しい」
巡は幸介に抱き着く。
それを抱き返して、幸介は眠りについた。
目を覚まして、巡が自分の腕の中にいることを確認して、幸介は微笑む。
この五年間ずっとつらかった。
田舎ではまだ同性愛は奇異の目で見られる。
嫌な思いもするだろう。
けれども、再び失う思いをするくらいなら、耐えられる。
幸介は柔らかい巡の髪を撫でながら、一時の幸せに浸った。
(完)
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