皇太子殿下の愛奴隷【完結】

野咲

文字の大きさ
22 / 94
第1章

心と身体

「あっ……あん」
 ズルズルとペニスを引き抜かれるのにも、思わず快感の声を上げてしまい、アイルは唇をかみしめた。
 アンソニーはそれまでじっとアイルを冷めた目で見ていたが、すっと立ち上がると、小部屋を出て行ってしまった。
「あ、アンソニー様……」
 すがるような声でアイルは思わずアンソニーを呼び止めたが、アンソニーが振り返ることはなかった。
「愛想つかされちゃったのかもね」
「もう捨てられちゃうんじゃない? 貞節を守れない奴隷なんか、最悪だもんな」
「あ、やだ……、やだ、ごめんなさい! ごめんなさいぃ!」
「よしよし、もう泣くな。アンソニー殿下に捨てられたら、俺が経営している娼館で雇ってやろう。お前は淫乱だから向いてると思うぞ」
 そう言いながら、男はアイルの脚をぐっと押さえつけて、ペニスをねじ込んできた。
「やっ、やぁ! やめて!」
「っふぅ、中も極上だなあ。大丈夫、これなら娼館でも十分やっていけるさ。楽しみだなあ。正式に契約解除されたら一番に教えろよ? そしたら俺がお前を直々にたっぷりと調教し直して、俺に絶対逆らえない、都合のいい男娼に仕立て上げて、使い潰してやるからなっ! おらっ、まずは俺のチンポの味をしっかりと覚えろ!」
「あひぃん! あっやらぁ!! ひゃう!」
 ジュポッジュポッ
「何がいやなんだ! こんなに穴とろとろにしてるくせにっ! 淫乱なら淫乱らしく、もっと男に媚びろ! 泣くなら、犯していただけることに感謝してむせび泣け!」
「はぁっ! あっ、だ、だめぇ! あう!」
 必死にことばで抵抗しても、身体は従順に受け入れ、男のペニスをうれしそうに食んでしまう。
(やっ、気持ち良くなりたくないのに……、イっちゃいそう…、やだ、イきたくない……!)
「ううぅ! もう、だめ、やめてっ! ヤだぁ! アアア! んひぃいいい!」
 ビュクッ
 アイルのペニスから勢いよく白濁が放たれた。
「あーあ、ご主人様の許可なく別の男とセックスして、射精までしちゃったね。もうこんなの絶対許されないよ」
「ア……ああ……」
「お前は王家の奴隷に相応しくない」
「終わったな」
「でも、もう次のリクルートが来てるんだから良かったじゃないか。じゃあ、男娼の第一歩として、今日は俺達をたっぷり相手してもらおうかな」
 そう言って、また別の男のペニスがアイルの中に入ってくる。
「あっ! はぁう!」
 勝手に反応する身体とは裏腹に、アイルの心は冷え切っていた。もう何も感じたくない。ビクビクと快感に震えるアイルの瞳は虚ろになり、ただ意味のない喘ぎ声を漏らすだけだった。大人しくなったアイルに男たちは笑い声を上げて、飽きることなく犯し続けた。
感想 19

あなたにおすすめの小説

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科 空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する 高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体 それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった 至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する 意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク” 消える教師 山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

敗戦国の王子を犯して拐う

月歌(ツキウタ)
BL
祖国の王に家族を殺された男は一人隣国に逃れた。時が満ち、男は隣国の兵となり祖国に攻め込む。そして男は陥落した城に辿り着く。