破滅の足音

hyui

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映像技術

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ONY社より、ブルーレイ、DVDに変わる新しいソフト媒体が発表された。その名もかっこ『4Dディスク』。今までの3D映像をよりリアルな映像にし、さらに触感も楽しめるという新感覚の映像媒体だ。

「いや、確かに素晴らしい技術かもしれません。しかし、これ以上の映像技術の進化が、果たして必要なんでしょうかね?」
と、専門家は語る。
「…と、言いますと?」
「映像技術はもう行き着くところまで行き着いた。新しいソフトの開発というのは、もう新しいハード媒体を売るための口実じゃないかと私には思えてならん。」
「はあ…。しかし、実際にすごい技術ですよ。私も見てみましたが、今までにないくらい綺麗でしたし、触感も加わるからよりリアルに楽しめましたよ。」
「それを大衆も求めてるかどうかが大事なんだ。残念ながら、これが売れるのは難しいでしょうな。」

専門家の予想通り、当初4Dディスクの売上は芳しくなかった。家電販売店では売れ残りが続出し、この4DディスクはONY社きっての失敗作とまで言われた。

だが、この新技術を拾い上げたところがあった。AV業界である。
「よりリアルに楽しめる映像」はAVにはうってつけ。目玉商品として新作品を発表。
この新作品発表に合わせて、世の男性陣も4Dディスクプレーヤーを購入。これが全国現象にまで及び、4Dディスクはあっという間に大衆に浸透した。

「いや~、予想だにしない現象でしたね。」
「そうかね?半ば予想の範囲内だよ。」
「あれえ?先生始めはこれは売れないって…。」
「コホン…。いつの世も、新しいものの流行の裏には『エロ』が付きまとうものなんですよ。パソコンしかり、VHSしかり、今回の4Dディスクしかり…。」
「そういうもんですかねえ…。」
「そういうもんだよ。私も昨晩4Dディスクを愉しんだのだがね…。」
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