2 / 3
1
しおりを挟む
日が落ちて辺りがすっかり暗くなったころ……。
街のあちらこちらの家には灯りが点き、それぞれの家族がその日にあったことを語らい、時に笑い、時におどけながら各々の食卓を囲んでおりました。
さて、ここにも夕食を前に暗い部屋でジッと座っている少年が1人おりました。この少年、名をジャックといい、幼い頃に母を亡くして以来、10才になる今まで父親と二人暮らしで過ごして来ました。父親は朝早くには仕事に行き、夜遅くに帰ってきます。その間、家の掃除、洗濯、食事の準備はいつもジャックの役目になっていました。
今日もいつもと同じよう、二人分の夕食を作って、父親の帰りをジッと待っていたのです。
そうして街の灯りも消える頃、ジャックは誰かの足音が近づいてくるのを聞きつけて、急いで玄関口まで駆け寄りました。
彼の父親が帰ってきたのです。
家のドアを開けて父親の姿を認めると、ジャックは開口一番、
「お…おかえりなさい!」
と、その日精一杯の元気な声で、帰ってきた父親を迎えました。
「……ただいま。」
父親は溜息をつきながら、ジャックの横を素通りしていきました。
「あ……、荷物……持つ……よ。」
「いい。」
ジャックの手を振り払うように、父親は仕事道具をサッと片付けると、食卓の上に手つかずのまま並んでいる料理に目を止めました。
「なんだ。まだ食べてなかったのか。」
「あ……。父さんが来るまで、待ってようと思って……。」
「いつも言ってるだろう。父さんは帰りが遅いんだから、先に食べて寝てなさいと。」
「あ……でも……。」
「いいから。」
そう言い放つと、父親は食卓には座らず、自分の書斎へと向かっていきました。
「あ…食べない……の?」
「まだ仕事が残ってるんだ。先に食べて早く寝なさい。」
「……はい。」
そうして父親は書斎に閉じこもってしまいました。
ジャックはしばらく茫然と食卓の料理を眺めていましたが、やがて諦めて一人で食べ始めました。ひとりぼっちの部屋に、食器の擦れる音が淋しく響きます。冷たくなった料理はまるで砂のような味に感じました。
ジャックは料理を口に運びながら、目の前の席に目をやります。ジャックの頭の中では、そこに自分の料理を美味しそうにほうばる父親の姿がありました。
“ジャック。今日はどんな事があったんだい?”
“うん。今日はね、学校で面白い事があったんだ。隣の席のベンって奴がね、あろう事か鉛筆を忘れちゃってね、それでその日大事なテストがあったもんだからもう大慌てさ。”
“そいつは気の毒に。それでどうなったんだい?”
“もちろん、僕は鉛筆を貸してやったよ。でもテストが始まってもベンの奴、ウンウン唸るだけで何も解けなかったらしくて、結局白紙で出したんだ。これじゃ貸しても貸さなくてま同じだよね。”
“ははは。でも、その子はお前が鉛筆を貸した時、どんな表情をしていた?”
“とても喜んでたよ。心底救われたような顔で、ありがとう、って何度も言ってた。”
“そうか。じゃ、お前はその子に良いことをしたんだ。エライぞ、ジャック。”
“えへへ……。”
「えへへ……。へへ……へ…。」
ジャックが目を開けると、そこには父親の姿はなく、ただ冷めた料理の並んだ空席だけがありました。
「……。」
ジャックはしばらくその空席をジッと見ていました。そうしてため息を一つ吐くと、ジャックはまた黙々と食べ始めるのでした。
食事が終わったら自分の食べた食器は片付け、洗って元に戻す。そうしてテーブルの上を拭いてそうして自室に入る。もう何年もの間、これがいつもの流れになっていました。父がいる書斎の前を通る時、一言「おやすみ」と言って、ジャックは自分の部屋へと向かいました。
暗い暗い自分の部屋に、ジャックは灯りもつけずに入っていきました。ベッドに入る前に、ジャックは自室の窓の外を眺めました。
窓の向こうには、もう灯りも落ちた街並が見えます。
(同い年の子供達は、きっとお母さん、お父さんと一緒に寝床についてるんだろうな。僕もお母さんが生きていたら……。)
そこまで考えて、ジャックはベッドの枕に顔を埋めました。込み上げる涙が落ちないように、漏れ出てしまう泣き声が聞こえないように。
けれども独りぼっちの暗い部屋は、10歳の少年に“孤独”という名の影を連れて覆いかぶさってきます。
今夜もまた、泣き疲れていずれ眠ってしまうんだろう……。
彼がそんな事を考えていたその時でした。
突然、部屋の洋服ダンスが開いたのです。どういう訳か、そのタンスからは柔らかな光が漏れ出て、部屋の中に一条の光が差し込みました。
ジャックがキョトンとしていると、今度はその中から何かが飛び出てきました。
それは二本足で立つトカゲのようで、コウモリのような翼を持ち、色鮮やかな鱗に覆われておりました。
……そう。それはまるでおとぎ話にでてくる“ドラゴン”のような出で立ちをしておりました。
ジャックはそのドラゴンを不思議そうに見つめていると、ふとそのドラゴンと目があってしまいました。
(しまった……!)
ジャックは必死に逃げだそうと試みましたが、恐ろしさのあまり体がすくんで動けません。そうこうしているうちに、ドラゴンは目の前までやって来てしまいました。
「あ……。」
ジャックは助けを呼ぼうかとも考えましたが、そのドラゴンの鋭い牙を見た途端、その考えもやめました。
自分が一言でも叫べば、あの鋭い牙が自分の喉笛に食らいついてくるのでは……。
そんな不安が頭をよぎったのです。
しかし、声も出せない、身動きも取れないとなると、ジャックはいよいよもって逃げ場がなくなってしまいました。
(助けて……!誰か……!)
不可思議な事態に、ジャックはすっかり怯えておりました。そんなジャックに向けて、眼前のドラゴンは短くもたくましい片腕をヌゥッと伸ばし、口を開きます。
「ジャッキー、探したよ!頼む!一緒に来てくれないか!」
ドラゴンの発した言葉に、ジャックはまたキョトンとするのでした。
街のあちらこちらの家には灯りが点き、それぞれの家族がその日にあったことを語らい、時に笑い、時におどけながら各々の食卓を囲んでおりました。
さて、ここにも夕食を前に暗い部屋でジッと座っている少年が1人おりました。この少年、名をジャックといい、幼い頃に母を亡くして以来、10才になる今まで父親と二人暮らしで過ごして来ました。父親は朝早くには仕事に行き、夜遅くに帰ってきます。その間、家の掃除、洗濯、食事の準備はいつもジャックの役目になっていました。
今日もいつもと同じよう、二人分の夕食を作って、父親の帰りをジッと待っていたのです。
そうして街の灯りも消える頃、ジャックは誰かの足音が近づいてくるのを聞きつけて、急いで玄関口まで駆け寄りました。
彼の父親が帰ってきたのです。
家のドアを開けて父親の姿を認めると、ジャックは開口一番、
「お…おかえりなさい!」
と、その日精一杯の元気な声で、帰ってきた父親を迎えました。
「……ただいま。」
父親は溜息をつきながら、ジャックの横を素通りしていきました。
「あ……、荷物……持つ……よ。」
「いい。」
ジャックの手を振り払うように、父親は仕事道具をサッと片付けると、食卓の上に手つかずのまま並んでいる料理に目を止めました。
「なんだ。まだ食べてなかったのか。」
「あ……。父さんが来るまで、待ってようと思って……。」
「いつも言ってるだろう。父さんは帰りが遅いんだから、先に食べて寝てなさいと。」
「あ……でも……。」
「いいから。」
そう言い放つと、父親は食卓には座らず、自分の書斎へと向かっていきました。
「あ…食べない……の?」
「まだ仕事が残ってるんだ。先に食べて早く寝なさい。」
「……はい。」
そうして父親は書斎に閉じこもってしまいました。
ジャックはしばらく茫然と食卓の料理を眺めていましたが、やがて諦めて一人で食べ始めました。ひとりぼっちの部屋に、食器の擦れる音が淋しく響きます。冷たくなった料理はまるで砂のような味に感じました。
ジャックは料理を口に運びながら、目の前の席に目をやります。ジャックの頭の中では、そこに自分の料理を美味しそうにほうばる父親の姿がありました。
“ジャック。今日はどんな事があったんだい?”
“うん。今日はね、学校で面白い事があったんだ。隣の席のベンって奴がね、あろう事か鉛筆を忘れちゃってね、それでその日大事なテストがあったもんだからもう大慌てさ。”
“そいつは気の毒に。それでどうなったんだい?”
“もちろん、僕は鉛筆を貸してやったよ。でもテストが始まってもベンの奴、ウンウン唸るだけで何も解けなかったらしくて、結局白紙で出したんだ。これじゃ貸しても貸さなくてま同じだよね。”
“ははは。でも、その子はお前が鉛筆を貸した時、どんな表情をしていた?”
“とても喜んでたよ。心底救われたような顔で、ありがとう、って何度も言ってた。”
“そうか。じゃ、お前はその子に良いことをしたんだ。エライぞ、ジャック。”
“えへへ……。”
「えへへ……。へへ……へ…。」
ジャックが目を開けると、そこには父親の姿はなく、ただ冷めた料理の並んだ空席だけがありました。
「……。」
ジャックはしばらくその空席をジッと見ていました。そうしてため息を一つ吐くと、ジャックはまた黙々と食べ始めるのでした。
食事が終わったら自分の食べた食器は片付け、洗って元に戻す。そうしてテーブルの上を拭いてそうして自室に入る。もう何年もの間、これがいつもの流れになっていました。父がいる書斎の前を通る時、一言「おやすみ」と言って、ジャックは自分の部屋へと向かいました。
暗い暗い自分の部屋に、ジャックは灯りもつけずに入っていきました。ベッドに入る前に、ジャックは自室の窓の外を眺めました。
窓の向こうには、もう灯りも落ちた街並が見えます。
(同い年の子供達は、きっとお母さん、お父さんと一緒に寝床についてるんだろうな。僕もお母さんが生きていたら……。)
そこまで考えて、ジャックはベッドの枕に顔を埋めました。込み上げる涙が落ちないように、漏れ出てしまう泣き声が聞こえないように。
けれども独りぼっちの暗い部屋は、10歳の少年に“孤独”という名の影を連れて覆いかぶさってきます。
今夜もまた、泣き疲れていずれ眠ってしまうんだろう……。
彼がそんな事を考えていたその時でした。
突然、部屋の洋服ダンスが開いたのです。どういう訳か、そのタンスからは柔らかな光が漏れ出て、部屋の中に一条の光が差し込みました。
ジャックがキョトンとしていると、今度はその中から何かが飛び出てきました。
それは二本足で立つトカゲのようで、コウモリのような翼を持ち、色鮮やかな鱗に覆われておりました。
……そう。それはまるでおとぎ話にでてくる“ドラゴン”のような出で立ちをしておりました。
ジャックはそのドラゴンを不思議そうに見つめていると、ふとそのドラゴンと目があってしまいました。
(しまった……!)
ジャックは必死に逃げだそうと試みましたが、恐ろしさのあまり体がすくんで動けません。そうこうしているうちに、ドラゴンは目の前までやって来てしまいました。
「あ……。」
ジャックは助けを呼ぼうかとも考えましたが、そのドラゴンの鋭い牙を見た途端、その考えもやめました。
自分が一言でも叫べば、あの鋭い牙が自分の喉笛に食らいついてくるのでは……。
そんな不安が頭をよぎったのです。
しかし、声も出せない、身動きも取れないとなると、ジャックはいよいよもって逃げ場がなくなってしまいました。
(助けて……!誰か……!)
不可思議な事態に、ジャックはすっかり怯えておりました。そんなジャックに向けて、眼前のドラゴンは短くもたくましい片腕をヌゥッと伸ばし、口を開きます。
「ジャッキー、探したよ!頼む!一緒に来てくれないか!」
ドラゴンの発した言葉に、ジャックはまたキョトンとするのでした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる