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その日は突然に起きた。
いつの間にか、目の前に電車。
その横では、ニヤッと笑う女の人。
何が起きたか解らない。
けど、ホームから落とされたんだと自覚した。
襲いくる痛みに耐えるために、目を閉じる。
(あ~これ死ぬわ。どーしよう・・・)
家のこと、家族の事。
色々まだまだ先が合ったのに・・・
旦那、一人で大丈夫かしら?
子供達は、ちゃんと大きくなれるかなぁ?
そんなことを思いながら、意識が遠くなる。
特に人生に不満はなかったけど・・・
次の人生は、もっと好き勝手生きてみたいなぁ(笑)
「・・・起きてください、おーい、起きれますかぁー?」
間延びした声がする。
(…うるさいなぁ、誰よ?)
「あっ!?起きましたね? では、麻衣さんいらっしゃい」
「・・・」
「とりあえず、前の世界では色々お疲れ様でした」
「そして、新しい人生のスタートいらっしゃいませ!!」
目の前には、The女神様っていう感じの方がおる。
「えーっと色々思う事あると思いますが・・・」
「麻衣さんは殺されてしまい、それを生贄に転生希望の方がいました」
(…聞いていないのにマイペースに話続けるんだ)
「なので、私が麻衣さんに力を捧げます!!」
「えっ!!いらないです!!」
「そうですよね、さて何を・・・っていらないんですか?」
「うん、面倒くさい」
「はぁ~やはり思ったとおりの性格ですね」
だって、転生して~色々授けられて過ごすって・・・
6割程度失敗か流行りのギャフンされるじゃん。
「面倒そうなのは、いらない。普通で良いです」
「あ~それだと後々困ると思うのですよ??」
「困るのは仕方ないと思うし、一番困るのは貴方ってことでしょ?」
「ギクッ!!よくお解りで・・・」
「責任問題とか私に関係ないので」
(あ~麻衣さん。その含み笑い怖いです)
「イヤ、でも・・・このままだと・・・」
沈黙が続く中、遂に女神様?が強行突破に出る。
「もう、私の選択でやります!!これは決定です!!」
「えっー横暴だぁ!!」
「文句は聞きません!!」
「さて、仕切り直しです!!」
「私は運命を司る女神、ユラシラと申します。そして、ここは、生命の転生の間です。麻衣さん、貴方には転生して頂きます」
「人の話聞かずに、進める気なのね(笑)」
ユラシラさんは私の話はスルーしてテンプレでよくある話を続ける。
「さて、時間になりました。選んでください」
「これから転生したい世界を・・・」
「人が少人数の島がいいー」
「・・・よくある西洋風、和風、現代風。どれにしますか?」
「・・・島じゃ駄目なんかい」
「ダメですね」
ニコニコ笑いながら、目が座ってるよ、ユラシラさん!!
「現代風がいい・・・今まで生きてきた世界と余り変わってない方が楽だし」
「解りました。記憶は一度封印し、3歳頃に前世の事を思い出す様にしますね」
「何故に3歳?」
「赤ん坊の時からだと、精神的に色々辛くありません?」
「・・・・」
(何か怖いぐらいポンポン進んでるんだけど・・・)
「貴方を殺した方も、同じ世界となっております!!」
「うへー、逆恨みでまたヤラれそう」
「大丈夫です!!そこは、フォローします!!」
ニコニコ言うけど、何か面倒なこと押し付けられてる気がするんだけど。
何で、こんなに手厚いフォローなんだろう。
逆に怖すぎる。
「大丈夫です!!個人的に私が麻衣さんを気に入っているだけなので!!」
ユラシラさんは、それはいい笑顔でサムズアップする。
(それが怖いつーの)
「麻衣さんに生まれ変わって頂く世界は、麻衣さんが前世生きた世界と変化は特にはないです。ただ・・・」
「ただ?」
「麻衣さんを殺した女性の願いも汲み取られている世界なのです」
「なので、安全とは言えないのです。本当に申し訳ないですが・・・」
「まぁそれは仕方ないと思ってるので大丈夫です」
(麻衣さんを護る為の準備は整えているけど、ご本人が全く興味無いというのも・・・)
ユラシラさんは、微妙な顔つきをする。
「では、いってらっしゃい!!」
「えっ‼あの説明とか設定とか教えてくれないの?!」
そう言うと、ユラシラさんは目線を逸らす。
(イヤイヤ、完璧なる嫌がらせだよ!!絶対にまたあの女性に会うシナリオだよ‼)
明るいを通り越して、眩しさに目を開けてられず。
「麻衣さんに運命の祝福を・・・」
ユラシラさんの最後の言葉は聞き取れず。
どんどん意識が深く沈んでいく。
「う~ん、やっぱりどこか諦めて仕舞っているトコロが有りますね。」
「終わった?」
「あら、カート居たのね?」
ユラシラの後ろには、美青年の男がニヤニヤして立っている。
「例の女の転生処理してたんだよ~」
「そう、ご愁傷様。で、どうなの?」
「ユラシラが教えてくれた通り、まんまだったな」
カートは呆れたように笑う。
「はぁ~やっぱり、麻衣さんのをもう少し補強しておこうかしら」
「それにしても、イイ味出す女だったな。あの麻衣って女は(笑)」
「そうね、拒否って言うのは初めてで一瞬フリーズしたわ(笑)」
「・・・ッギャー‼オギャー、オギャー‼」
「奥様、おめでとうございます!!女の子です!!」
「愛美‼産まれたぞ、よく頑張ったな、お疲れ様」
「・・・はい、あなた」
「愛美に似ている気がする」
「まぁ、貴方ったら。名前はどうしますか?」
「あぁ、この間お告げがあったんだ。そこで、言われたんだ」
「まぁ!!それは喜ばしい事ですね」
「あぁ。だから、そのお告げ通りならこの名を授ける」
「西園寺 真宵と・・・」
40XX年。
私、麻衣30代。
生まれ変わり、西園寺 真宵という新たの名を授かりました!!
いつの間にか、目の前に電車。
その横では、ニヤッと笑う女の人。
何が起きたか解らない。
けど、ホームから落とされたんだと自覚した。
襲いくる痛みに耐えるために、目を閉じる。
(あ~これ死ぬわ。どーしよう・・・)
家のこと、家族の事。
色々まだまだ先が合ったのに・・・
旦那、一人で大丈夫かしら?
子供達は、ちゃんと大きくなれるかなぁ?
そんなことを思いながら、意識が遠くなる。
特に人生に不満はなかったけど・・・
次の人生は、もっと好き勝手生きてみたいなぁ(笑)
「・・・起きてください、おーい、起きれますかぁー?」
間延びした声がする。
(…うるさいなぁ、誰よ?)
「あっ!?起きましたね? では、麻衣さんいらっしゃい」
「・・・」
「とりあえず、前の世界では色々お疲れ様でした」
「そして、新しい人生のスタートいらっしゃいませ!!」
目の前には、The女神様っていう感じの方がおる。
「えーっと色々思う事あると思いますが・・・」
「麻衣さんは殺されてしまい、それを生贄に転生希望の方がいました」
(…聞いていないのにマイペースに話続けるんだ)
「なので、私が麻衣さんに力を捧げます!!」
「えっ!!いらないです!!」
「そうですよね、さて何を・・・っていらないんですか?」
「うん、面倒くさい」
「はぁ~やはり思ったとおりの性格ですね」
だって、転生して~色々授けられて過ごすって・・・
6割程度失敗か流行りのギャフンされるじゃん。
「面倒そうなのは、いらない。普通で良いです」
「あ~それだと後々困ると思うのですよ??」
「困るのは仕方ないと思うし、一番困るのは貴方ってことでしょ?」
「ギクッ!!よくお解りで・・・」
「責任問題とか私に関係ないので」
(あ~麻衣さん。その含み笑い怖いです)
「イヤ、でも・・・このままだと・・・」
沈黙が続く中、遂に女神様?が強行突破に出る。
「もう、私の選択でやります!!これは決定です!!」
「えっー横暴だぁ!!」
「文句は聞きません!!」
「さて、仕切り直しです!!」
「私は運命を司る女神、ユラシラと申します。そして、ここは、生命の転生の間です。麻衣さん、貴方には転生して頂きます」
「人の話聞かずに、進める気なのね(笑)」
ユラシラさんは私の話はスルーしてテンプレでよくある話を続ける。
「さて、時間になりました。選んでください」
「これから転生したい世界を・・・」
「人が少人数の島がいいー」
「・・・よくある西洋風、和風、現代風。どれにしますか?」
「・・・島じゃ駄目なんかい」
「ダメですね」
ニコニコ笑いながら、目が座ってるよ、ユラシラさん!!
「現代風がいい・・・今まで生きてきた世界と余り変わってない方が楽だし」
「解りました。記憶は一度封印し、3歳頃に前世の事を思い出す様にしますね」
「何故に3歳?」
「赤ん坊の時からだと、精神的に色々辛くありません?」
「・・・・」
(何か怖いぐらいポンポン進んでるんだけど・・・)
「貴方を殺した方も、同じ世界となっております!!」
「うへー、逆恨みでまたヤラれそう」
「大丈夫です!!そこは、フォローします!!」
ニコニコ言うけど、何か面倒なこと押し付けられてる気がするんだけど。
何で、こんなに手厚いフォローなんだろう。
逆に怖すぎる。
「大丈夫です!!個人的に私が麻衣さんを気に入っているだけなので!!」
ユラシラさんは、それはいい笑顔でサムズアップする。
(それが怖いつーの)
「麻衣さんに生まれ変わって頂く世界は、麻衣さんが前世生きた世界と変化は特にはないです。ただ・・・」
「ただ?」
「麻衣さんを殺した女性の願いも汲み取られている世界なのです」
「なので、安全とは言えないのです。本当に申し訳ないですが・・・」
「まぁそれは仕方ないと思ってるので大丈夫です」
(麻衣さんを護る為の準備は整えているけど、ご本人が全く興味無いというのも・・・)
ユラシラさんは、微妙な顔つきをする。
「では、いってらっしゃい!!」
「えっ‼あの説明とか設定とか教えてくれないの?!」
そう言うと、ユラシラさんは目線を逸らす。
(イヤイヤ、完璧なる嫌がらせだよ!!絶対にまたあの女性に会うシナリオだよ‼)
明るいを通り越して、眩しさに目を開けてられず。
「麻衣さんに運命の祝福を・・・」
ユラシラさんの最後の言葉は聞き取れず。
どんどん意識が深く沈んでいく。
「う~ん、やっぱりどこか諦めて仕舞っているトコロが有りますね。」
「終わった?」
「あら、カート居たのね?」
ユラシラの後ろには、美青年の男がニヤニヤして立っている。
「例の女の転生処理してたんだよ~」
「そう、ご愁傷様。で、どうなの?」
「ユラシラが教えてくれた通り、まんまだったな」
カートは呆れたように笑う。
「はぁ~やっぱり、麻衣さんのをもう少し補強しておこうかしら」
「それにしても、イイ味出す女だったな。あの麻衣って女は(笑)」
「そうね、拒否って言うのは初めてで一瞬フリーズしたわ(笑)」
「・・・ッギャー‼オギャー、オギャー‼」
「奥様、おめでとうございます!!女の子です!!」
「愛美‼産まれたぞ、よく頑張ったな、お疲れ様」
「・・・はい、あなた」
「愛美に似ている気がする」
「まぁ、貴方ったら。名前はどうしますか?」
「あぁ、この間お告げがあったんだ。そこで、言われたんだ」
「まぁ!!それは喜ばしい事ですね」
「あぁ。だから、そのお告げ通りならこの名を授ける」
「西園寺 真宵と・・・」
40XX年。
私、麻衣30代。
生まれ変わり、西園寺 真宵という新たの名を授かりました!!
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