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17 王ノエル
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アダムの葬式は国を挙げて盛大に行われた。
表向きには急な伝染病で逝去ということで片付けられた。
感染リスクがあるため、という表向きの理由でその遺体は誰の目にも触れることはなかった。
絢爛豪華な花に飾られた大きな遺影と空っぽの棺を前に国民達は泣き崩れた。
アダムの王政はたった3年で幕を閉じた。
次に王に据えられたのは、ノエルだった。
あのあとアダムの遺体はエレナ達の手によって回収された。
銃痕を隠すためだろう。秘密裏に埋葬されたらしい。
どこに埋められているのかすら、知らされることはなかった。
恐らく彼女の一味がやったのだろう。
銃撃で割られた窓ガラスもいつの間にか元通りに直され、アダムの血が染み付いた絨毯も綺麗に整えられて、まるで何事もなかったかのように厳粛で煌びやかな執務室に戻っていた。
アダムがいなくなって、心にぽっかりと穴が空いたようだった。
気持ちの整理がつかないまま、王としての日常が忙しなく始まった。
アダムが一日の大半を過ごした王の執務室で書類仕事に追われ、時には訓練兵の元へと顔を出し稽古をつけ、街に降りてこの国の日常を見守る。
何をしていても、虚しさが付いて回った。
その穴を埋めるように、ノエルはアンジェラに傾倒した。
ノエルは毎晩彼女の部屋を訪れるようになった。
王としての仕事を終え、真っ直ぐに彼女の部屋に向かう。
扉をノックすれば、彼女は笑顔で自分を迎え入れてくれた。
そして今日もお疲れ様、と優しいキスをくれるのだ。
そのまま彼女はノエルの手を引きベッドへ向かう。
どちらともなくお互いに抱きしめ、確かめ合うようにキスをして、シーツに沈む。
彼女に溺れている間だけは、何もかも忘れられた。
ベッドの中で彼女が放つ愛の言葉を噛み締め、その滑らかな肌と体温を確かめるように執拗に、強く、深く身体を重ねた。
事が終わった後、彼女はいつもノエルの頭を撫で満足そうに微笑む。
そして愛してると再び愛の言葉をくれるのだ。
ベッドに横たわり、その体を抱きしめる。
アダムが死に、焔とジャックには裏切られた。
ノエルには彼女しか残されていなかった。
「俺…アダムがいなくなったら何もないんだ。…何もない。俺にとってアダムは…親友で、ライバルで、兄弟で、家族で…。」
「そう。大切だったのね。」
「…ジャックや焔さんにも裏切られた。信じてたのに。仲間だと、友達だと思ってたのに…。」
「可哀想なノエル君。でも、大丈夫よ。私がいるわ。私が貴方を愛してあげる。貴方は独りなんかじゃないわ。」
そう言って、アンジェラはノエルの頭を撫でる。
深い青の瞳に、全てが持っていかれそうだった。
「アンジェラさん…。どうしてアダムが死なないといけなかったんだ…。なんで俺を王にしたの…。これが、アンジェラさんの望みなの…?」
「アダム君が死んだのは、あの子たちが勝手に暴走したからよ。私は何も手を下してないわ。貴方が王になったのは、貴方に王としての素質があったから。ただそれだけよ。」
「…信じていいの?」
「ノエル君は私のことが信じられない?」
「信じたいよ…信じたい、けど…。」
「大丈夫。私はノエル君の味方よ。」
甘い声で彼女はノエルを抱きしめる。
彼女の体温と匂い、心臓が脈打つリズムに目眩がする。
「愛してるわ、ノエル君。貴方の痛みも、辛さも、苦しみも、全部私が包んであげる。だから、私に溺れなさい。私は一生貴方を手放すことはないわ。」
「うん…。俺はアンジェラさんを守る。誰を敵に回しても、例え世界が敵になったって…絶対俺が守る。だからアンジェラさん、俺を選んで。俺だけにして。他の男のところなんか行かないで。」
「ええ、貴方だけよ。私の可愛いノエル。貴方を愛しているわ。」
そう言って、彼女は触れるだけのキスを一つくれる。
彼女からの口付けはいつも自分の正気を奪う。
もういっそのこと彼女に溺れようと思った。
彼女を守るために生きようと思った。
自分に残されたのは彼女だけ。
彼女だけは、必ず自分が守ってみせる。
誰に恨まれたって憎まれたっていい。
アダムを失う悲しみ。それ以上のことは、もうきっと、ありはしない。
彼女さえいれば、それでよかった。
彼女に全てを捧げる。
それ以外に、今のノエルには生きる理由なんてなかった。
「ねぇ、アンジェラさん。」
「なあに?」
「俺も…アンジェラさんの役に立たなくなったら殺すの?」
「どうしたの?急に。」
「殺されるならアンジェラさんがいい。他の誰でもなく、アンジェラさんに殺されたい。」
彼女の小さく柔らかな手を取り、指を絡める。
そして、彼女の手の甲に口付けをした。
「俺のこと、死ぬまで狂わせてよ。アンジェラさんのためだけに生きるから。他の何もいらない。アンジェラさんの側にいさせて。」
手の甲へのキスは、彼女への忠誠の決意だった。
評議会の役員に言われるまま北の森へ行くと、そこには無数のカラスがまるで侵入者を見張るように木々に止まっていた。
ノエルの姿を見てカラス達は歪な声をあげる。
そして、付いてこいと言わんばかりにノエルを森の奥へと誘った。
カラスに付いて進むと、薄暗い森の中に佇む人影があった。
全身を黒尽くめの衣装に身を纏い、目元だけを露出させた人間。
フードから覗く銀の髪と長い睫毛の相手はノエルの姿を確認すると、カラスに目配せした。
『歓迎するよ、新たな王よ。』
カラスの歪な声が響き渡る。
「お前がNo.6のレイヴンか。」
『前の王はそう呼んだね。』
「…お前、女だな。」
『なんだい、藪から棒に。』
『初対面なのに随分と不躾だね。』
『ご想像にお任せするよ。』
四方からカラスが声を上げる。
「…女物の香水の匂いがする。」
『女だろうが男だろうが関係ないだろう。』
『No.6として相応の実力はあるつもりだ。』
彼女の表情はほとんどフードとマスクに隠されていてわからない。
それでも、不快感を表すように少し目を細めた気がした。
「いや、悪かった。むしろ女なら安心だ。お前は彼女とそういう関係じゃないだろう?」
『馬鹿なことを聞くね。』
『当たり前だろう。』
『次の王はそんなに女王にご執心か。』
「ああ、そうさ。彼女は俺のものだ。俺が守る。」
『その覚悟が、身を滅ぼさなければいいけどね。』
そうカラスに言わせ、レイヴンは呆れたように目を伏せた。
憐れな男だと思われただろうか。
それでもいい。誰に何を言われようと関係ない。
自分は彼女を守る。それだけだ。
『まあ、いい。』
『こちらはこちらの仕事をするだけだ。』
『さあ王よ、命令を。』
「常にこの国の周囲を見張れ。この国に入ろうとする者、国を出ようとする者がいれば逐一報告しろ。見つけ次第、全員殺す。」
『そこまでする理由は?』
「彼女の秘密を守るためだ。外の人間に彼女の存在を知られるわけにはいかない。そして、外に彼女の情報を持ち出させない。危険因子は全て殺す。それだけだ。」
『…仰せのままに、我が王よ。』
こうして、王のみがその存在を知る隠されたNo.6。
レイヴンとの契約が結ばれた。
「以上で今日の会議は終わりだ。何か質問がある者はいるか?」
ノエルが王になり初めてのトップ7が集まる会議。
No.2の座は未だに空いたままだが、No.6のレイヴン以外は全員王の執務室に集まっていた。
「…ちょっとこれ、横暴すぎないかい?国民からの納得も得られないと思う。考え直すべきだよ。」
会議の内容に、No.4の焔は難色を示す。
「そうね、私も反対だわ。前任の王とは方向性が違いすぎる。アダム・ウォードはこの国を外に開けたものにしようとしていたのに貴方は鎖国?正反対じゃない。貴方、この国の王でしょう?もう少し国民のことを考えなさい。」
No.5のエレナも呆れたようにノエルに厳しい目を向けた。
会議の内容はこうだ。
この国からの出入国を一切禁止する。
違反した場合は、例えそれが未遂であっても死刑に処する。
交易も次で終わりにし、基本的に外からの物資の持ち出し及び持ち込みを禁ずる。
彼女の情報を外に漏らさないための鎖国的な措置だった。
「意見は聞いていない。これは決定事項だ。反論は一切許さない。」
毅然としたノエルの態度に、焔とエレナは呆れ、No.7のベルは何も言わずにオドオドとした態度を見せた。
「…お前、変わったね。」
No.3であり友人でもあったジャックとは、目も合うこともなかった。
「質問がないなら会議はこれで終わりだ。各々それぞれの仕事に戻るように。」
こうしてギスギスとした雰囲気の中、会議という名の一方的な通達は終わった。
彼らがノエルのことをどう思っているのかは知らない。
けれど、きっと良くは思っていないだろう。
それでもいい。
王となった自分の地位と権力。
全てを使って彼女を守ろうと思った。
彼女からの信頼があればそれでいい。
誰に嫌われようと、もうどうでもよかった。
表向きには急な伝染病で逝去ということで片付けられた。
感染リスクがあるため、という表向きの理由でその遺体は誰の目にも触れることはなかった。
絢爛豪華な花に飾られた大きな遺影と空っぽの棺を前に国民達は泣き崩れた。
アダムの王政はたった3年で幕を閉じた。
次に王に据えられたのは、ノエルだった。
あのあとアダムの遺体はエレナ達の手によって回収された。
銃痕を隠すためだろう。秘密裏に埋葬されたらしい。
どこに埋められているのかすら、知らされることはなかった。
恐らく彼女の一味がやったのだろう。
銃撃で割られた窓ガラスもいつの間にか元通りに直され、アダムの血が染み付いた絨毯も綺麗に整えられて、まるで何事もなかったかのように厳粛で煌びやかな執務室に戻っていた。
アダムがいなくなって、心にぽっかりと穴が空いたようだった。
気持ちの整理がつかないまま、王としての日常が忙しなく始まった。
アダムが一日の大半を過ごした王の執務室で書類仕事に追われ、時には訓練兵の元へと顔を出し稽古をつけ、街に降りてこの国の日常を見守る。
何をしていても、虚しさが付いて回った。
その穴を埋めるように、ノエルはアンジェラに傾倒した。
ノエルは毎晩彼女の部屋を訪れるようになった。
王としての仕事を終え、真っ直ぐに彼女の部屋に向かう。
扉をノックすれば、彼女は笑顔で自分を迎え入れてくれた。
そして今日もお疲れ様、と優しいキスをくれるのだ。
そのまま彼女はノエルの手を引きベッドへ向かう。
どちらともなくお互いに抱きしめ、確かめ合うようにキスをして、シーツに沈む。
彼女に溺れている間だけは、何もかも忘れられた。
ベッドの中で彼女が放つ愛の言葉を噛み締め、その滑らかな肌と体温を確かめるように執拗に、強く、深く身体を重ねた。
事が終わった後、彼女はいつもノエルの頭を撫で満足そうに微笑む。
そして愛してると再び愛の言葉をくれるのだ。
ベッドに横たわり、その体を抱きしめる。
アダムが死に、焔とジャックには裏切られた。
ノエルには彼女しか残されていなかった。
「俺…アダムがいなくなったら何もないんだ。…何もない。俺にとってアダムは…親友で、ライバルで、兄弟で、家族で…。」
「そう。大切だったのね。」
「…ジャックや焔さんにも裏切られた。信じてたのに。仲間だと、友達だと思ってたのに…。」
「可哀想なノエル君。でも、大丈夫よ。私がいるわ。私が貴方を愛してあげる。貴方は独りなんかじゃないわ。」
そう言って、アンジェラはノエルの頭を撫でる。
深い青の瞳に、全てが持っていかれそうだった。
「アンジェラさん…。どうしてアダムが死なないといけなかったんだ…。なんで俺を王にしたの…。これが、アンジェラさんの望みなの…?」
「アダム君が死んだのは、あの子たちが勝手に暴走したからよ。私は何も手を下してないわ。貴方が王になったのは、貴方に王としての素質があったから。ただそれだけよ。」
「…信じていいの?」
「ノエル君は私のことが信じられない?」
「信じたいよ…信じたい、けど…。」
「大丈夫。私はノエル君の味方よ。」
甘い声で彼女はノエルを抱きしめる。
彼女の体温と匂い、心臓が脈打つリズムに目眩がする。
「愛してるわ、ノエル君。貴方の痛みも、辛さも、苦しみも、全部私が包んであげる。だから、私に溺れなさい。私は一生貴方を手放すことはないわ。」
「うん…。俺はアンジェラさんを守る。誰を敵に回しても、例え世界が敵になったって…絶対俺が守る。だからアンジェラさん、俺を選んで。俺だけにして。他の男のところなんか行かないで。」
「ええ、貴方だけよ。私の可愛いノエル。貴方を愛しているわ。」
そう言って、彼女は触れるだけのキスを一つくれる。
彼女からの口付けはいつも自分の正気を奪う。
もういっそのこと彼女に溺れようと思った。
彼女を守るために生きようと思った。
自分に残されたのは彼女だけ。
彼女だけは、必ず自分が守ってみせる。
誰に恨まれたって憎まれたっていい。
アダムを失う悲しみ。それ以上のことは、もうきっと、ありはしない。
彼女さえいれば、それでよかった。
彼女に全てを捧げる。
それ以外に、今のノエルには生きる理由なんてなかった。
「ねぇ、アンジェラさん。」
「なあに?」
「俺も…アンジェラさんの役に立たなくなったら殺すの?」
「どうしたの?急に。」
「殺されるならアンジェラさんがいい。他の誰でもなく、アンジェラさんに殺されたい。」
彼女の小さく柔らかな手を取り、指を絡める。
そして、彼女の手の甲に口付けをした。
「俺のこと、死ぬまで狂わせてよ。アンジェラさんのためだけに生きるから。他の何もいらない。アンジェラさんの側にいさせて。」
手の甲へのキスは、彼女への忠誠の決意だった。
評議会の役員に言われるまま北の森へ行くと、そこには無数のカラスがまるで侵入者を見張るように木々に止まっていた。
ノエルの姿を見てカラス達は歪な声をあげる。
そして、付いてこいと言わんばかりにノエルを森の奥へと誘った。
カラスに付いて進むと、薄暗い森の中に佇む人影があった。
全身を黒尽くめの衣装に身を纏い、目元だけを露出させた人間。
フードから覗く銀の髪と長い睫毛の相手はノエルの姿を確認すると、カラスに目配せした。
『歓迎するよ、新たな王よ。』
カラスの歪な声が響き渡る。
「お前がNo.6のレイヴンか。」
『前の王はそう呼んだね。』
「…お前、女だな。」
『なんだい、藪から棒に。』
『初対面なのに随分と不躾だね。』
『ご想像にお任せするよ。』
四方からカラスが声を上げる。
「…女物の香水の匂いがする。」
『女だろうが男だろうが関係ないだろう。』
『No.6として相応の実力はあるつもりだ。』
彼女の表情はほとんどフードとマスクに隠されていてわからない。
それでも、不快感を表すように少し目を細めた気がした。
「いや、悪かった。むしろ女なら安心だ。お前は彼女とそういう関係じゃないだろう?」
『馬鹿なことを聞くね。』
『当たり前だろう。』
『次の王はそんなに女王にご執心か。』
「ああ、そうさ。彼女は俺のものだ。俺が守る。」
『その覚悟が、身を滅ぼさなければいいけどね。』
そうカラスに言わせ、レイヴンは呆れたように目を伏せた。
憐れな男だと思われただろうか。
それでもいい。誰に何を言われようと関係ない。
自分は彼女を守る。それだけだ。
『まあ、いい。』
『こちらはこちらの仕事をするだけだ。』
『さあ王よ、命令を。』
「常にこの国の周囲を見張れ。この国に入ろうとする者、国を出ようとする者がいれば逐一報告しろ。見つけ次第、全員殺す。」
『そこまでする理由は?』
「彼女の秘密を守るためだ。外の人間に彼女の存在を知られるわけにはいかない。そして、外に彼女の情報を持ち出させない。危険因子は全て殺す。それだけだ。」
『…仰せのままに、我が王よ。』
こうして、王のみがその存在を知る隠されたNo.6。
レイヴンとの契約が結ばれた。
「以上で今日の会議は終わりだ。何か質問がある者はいるか?」
ノエルが王になり初めてのトップ7が集まる会議。
No.2の座は未だに空いたままだが、No.6のレイヴン以外は全員王の執務室に集まっていた。
「…ちょっとこれ、横暴すぎないかい?国民からの納得も得られないと思う。考え直すべきだよ。」
会議の内容に、No.4の焔は難色を示す。
「そうね、私も反対だわ。前任の王とは方向性が違いすぎる。アダム・ウォードはこの国を外に開けたものにしようとしていたのに貴方は鎖国?正反対じゃない。貴方、この国の王でしょう?もう少し国民のことを考えなさい。」
No.5のエレナも呆れたようにノエルに厳しい目を向けた。
会議の内容はこうだ。
この国からの出入国を一切禁止する。
違反した場合は、例えそれが未遂であっても死刑に処する。
交易も次で終わりにし、基本的に外からの物資の持ち出し及び持ち込みを禁ずる。
彼女の情報を外に漏らさないための鎖国的な措置だった。
「意見は聞いていない。これは決定事項だ。反論は一切許さない。」
毅然としたノエルの態度に、焔とエレナは呆れ、No.7のベルは何も言わずにオドオドとした態度を見せた。
「…お前、変わったね。」
No.3であり友人でもあったジャックとは、目も合うこともなかった。
「質問がないなら会議はこれで終わりだ。各々それぞれの仕事に戻るように。」
こうしてギスギスとした雰囲気の中、会議という名の一方的な通達は終わった。
彼らがノエルのことをどう思っているのかは知らない。
けれど、きっと良くは思っていないだろう。
それでもいい。
王となった自分の地位と権力。
全てを使って彼女を守ろうと思った。
彼女からの信頼があればそれでいい。
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