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外の世界は
使えないテレパシー
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木でできた建物の中にリュアレと少年はいた。
リュアレは戸惑いながらも少年に答える。
「あ……うン」
「なら良かった。怪我は無いか?」
少年が見ている中、リュアレは体を確認した。体に傷ひとつ見当たらない。
「ないよ、キミのお陰で助かったヨ」
リュアレは言った。
もし少年が助けてくれなかったら、体が傷だらけになっていたかもしれないからだ。祖父に気を付けろと言われた天使だが、その天使に窮地を救われたのだ。
自分の前にいる天使は良い天使なのかもしれないと思った。元に友人のベリルも天使に助けられている。
「ボクはリュアレ、天使さんキミの名前ハ?」
リュアレはいつもの打ち解けた口調で話した。
「ユラだ。天使といってもまだ見習いだけどな」
ユラはばつが悪そうに名乗る。
「見習いとかそんなの関係ないヨ、助けてくれて有難ウ」
礼の言葉リュアレは述べる。恩人に天使も見習いもないと思った。
「なあ……一つ聞いて良いか」
自己紹介とリュアレの礼が終わった所でユラは話を切り出した。
「何かナ」
「どうして黒天使が天界内にいるんだ?」
ユラは疑問をリュアレに訊いた。
「……やっぱり気になるよネ、驚かせたりしてごめんネ」
「教えてくれよ、不安になるじゃないか」
「そうだネ、助けてくれたお礼も兼ねてボクが知ってる範囲で言うネ」
リュアレはゆっくりと話し始めた。
黒天使はラフィアとい女の子を捕らえる作戦を実施するために、ガリアが作った装置で複数の黒天使が天界内に入ったという。
リュアレは本当なら戦艦にいるはずだが、目的を果たすために天界内に入ったのだ。
「なるほど……要はラフィを捕まえるために黒天使が入ったってことか」
ユラはラフィアを愛称で呼んだ。リュアレは「うん」と言った。
「……一応言っておくけど、ボクは関与してないヨ、黒天使の治療をするために同行しただけだかラ」
リュアレは不安な様子で言った。リュアレの話が本当ならラフィアの身が危ない。
母親や兄のことも心配だが、ラフィアはどこか頼りないので余計に心配である。
「何でラフィアが狙われるんだよ」
「ごめん、詳しいことはボクは知らないんダ」
リュアレは再び謝った。
「ラフィアに会いたイ?」
「まあな、ラフィもオレにとって家族みてーなもんだからな」
「ならボクの友人がラフィアの側にいるはずだから連絡とってみるネ」
「……テレパシーを使うのか?」
「そうだヨ、キミ達天使と同じだヨ」
リュアレは言うと、身を屈めて両目を瞑り黙った。
よくテレパシーを使うなとユラは思った。連絡するのに便利なのは認めるが、ユラがテレパシーが好きではない。
ユラは幼い頃に、好きだった女の子にちょっかいを出して泣かせたことがあった。直接謝るのも気まずかったのでテレパシーを使うことにした。ユラは心から相手に謝った。からかったりして悪かったと。
しかし相手の女の子は涙声でユラに言った。あんたのことは一生許さないから、物凄い怒りの剣幕にユラは衝撃を受けた。
それ以来、テレパシーを使う時に女の子の涙声と剣幕が甦るのだ。テレパシーを受ける分には問題はないが……
テレパシーのことを考えていると、リュアレが両目を開き立ち上がった。
「ボクの友人は今学校と呼ばれる場所にラフィアと一緒にいるみたい、分かるかナ」
学校と聞き、ユラはすぐに分かった。
友人に会ったりイタズラしたりと何かと楽しい場所である。
「ああ……分かるよ」
「友人の名はコンソーラって言うかラ、赤毛に黒帽子を被ってるかラ」
リュアレは友人の特徴を告げた。
「教えてくれて有り難いんだけど、何でそこまでしてくれるんだ? オレとあんたはさっき会ったばかりだぞ」
ユラは疑問を口にする。
リュアレは初対面かつ敵対している関係のはずだが、ユラに有利になる情報を与えたりしている。
リュアレは少し笑った。
「ボクは天使とか黒天使とカ、そんなの関係なく友好な関係を築きたいんだヨ
ボクのもう一人の友人も天使に助けられたこともあるしネ」
ユラはこの地点で知らなかった。助けた天使が自分の兄であることを。
ユラもリュアレの意見は分からなくも無かった。黒天使の中にもリュアレのように天使と良い関係を築きたい者もいるようだ。黒天使とも争わない世界になったらどれだけ良いか。
「……さっきの黒天使、リュアレを襲ってたけど何があったんだ?」
ユラは先程の出来事を思い返した。リュアレの仲良くしたいという言葉とは真逆なので気にはなった。
明るかったリュアレの表情は曇る。
「嫌だったら無理に話さなくていいよ、悪かったな」
ユラは言った。
見るからに険悪な雰囲気だったので、当の本人も話したくないだろう。
「……大切な話をしていたノ」
リュアレは絞り出すように言った。
「けど……こじれちゃっテ、向こうが逆上しちゃったノ」
「そうか……」
「あ、でも気にしないデ、これはボク個人の問題だかラ」
リュアレは無理して朗らかに口走った。
話している時に、ピピッと音がした。何かの合図のようだ。
「いけない、もう時間カ」
リュアレは右手についている腕輪を見た。
「何の音だ?」
「戦艦に戻る時間を知らせてくれるノ、本来ボクは非戦闘員だから天界に入っちゃいけないけどネ」
リュアレはユラに背を向け黙った。テレパシーを使っているのだろう。
少ししてリュアレはユラのほうに体を向き直した。
「それじゃあネ」
「ああ……」
「あ、そうだ。ユラにこれあげるヨ」
リュアレは草をユラに差し出した。
「これは?」
「ボク特製のアルマロス草! 天使の怪我や力の回復にも効くはずだかラ」
リュアレはにっこりと笑う。
「怪我には気を付けてネ、ユラの幸運を祈ってるヨ」
その言葉を最後にリュアレは消えた。
「アルマロス草、有難うな」
ユラは優しく呟く。
戦艦に帰還したリュアレは二人で作業している部屋で約束通りミルトの肩こりに効く薬草を煎じた。
「はい、じいちゃん」
「おお……すまんのう」
ミルトは薬草の液体を一口飲んだ。
「それでどうじゃった。目的は果たせたかのう」
「うん、天界内には見たことのない薬草があったヨ」
リュアレは小さな皮袋から草を出した。グリゴリ村にはない薬草である。
リュアレはミルトに心配かけたくなかったのでサレオスのことは伏せた。イロウにもミルトに言わないようにお願いした。
「ほう……これはまた珍しいのう」
ミルトはリュアレが採ってきた薬草を見つめる。
「帰ってから調べようヨ、ネビロス様の病を治すかもしれないシ」
リュアレは言った。
ネビロスは病にかかっており、リュアレやミルトが作った薬草の効果が薄いのだ。
天界内の薬草にもしかしたらネビロスを治す薬草があるかもしれないと思い、サレオスと話をすると同時に薬草を探す目的もあったのだ。
リュアレは経験から薬草が生える場所をすぐに探し出せる。
「天使にも会ったけど、ボクに優しくしてくれたヨ」
リュアレはユラの顔を思い浮かべながら言った。
「リュアレは運が良かったんじゃろうな」
「そうだネ」
リュアレも天使の危険性は理解していた。黒天使を見ただけて攻撃する天使も実際はいるからだ。
話によると友人のベリルは治安部隊の女天使と戦闘をしているらしい。ベリルのことだから傷だらけになっている可能性がある。リュアレはベリルの無事を祈った。
ミルトは薬草を飲みきった。
「さて……仕事に取りかかるかのう、リュアレのお陰で肩凝りもようなったわい」
「無理しないでねネ」
リュアレはミルトに言った。最近年のせいか腰痛もするのだ。
「まだ若いモンには負けられんぞい」
ミルトは自分の席に戻り、薬草を煎じる作業を始めた。
……ユラのことは任せたヨ、コンソラっち
自席に座り、リュアレは女子の友人に胸の中で語った。
リュアレは戸惑いながらも少年に答える。
「あ……うン」
「なら良かった。怪我は無いか?」
少年が見ている中、リュアレは体を確認した。体に傷ひとつ見当たらない。
「ないよ、キミのお陰で助かったヨ」
リュアレは言った。
もし少年が助けてくれなかったら、体が傷だらけになっていたかもしれないからだ。祖父に気を付けろと言われた天使だが、その天使に窮地を救われたのだ。
自分の前にいる天使は良い天使なのかもしれないと思った。元に友人のベリルも天使に助けられている。
「ボクはリュアレ、天使さんキミの名前ハ?」
リュアレはいつもの打ち解けた口調で話した。
「ユラだ。天使といってもまだ見習いだけどな」
ユラはばつが悪そうに名乗る。
「見習いとかそんなの関係ないヨ、助けてくれて有難ウ」
礼の言葉リュアレは述べる。恩人に天使も見習いもないと思った。
「なあ……一つ聞いて良いか」
自己紹介とリュアレの礼が終わった所でユラは話を切り出した。
「何かナ」
「どうして黒天使が天界内にいるんだ?」
ユラは疑問をリュアレに訊いた。
「……やっぱり気になるよネ、驚かせたりしてごめんネ」
「教えてくれよ、不安になるじゃないか」
「そうだネ、助けてくれたお礼も兼ねてボクが知ってる範囲で言うネ」
リュアレはゆっくりと話し始めた。
黒天使はラフィアとい女の子を捕らえる作戦を実施するために、ガリアが作った装置で複数の黒天使が天界内に入ったという。
リュアレは本当なら戦艦にいるはずだが、目的を果たすために天界内に入ったのだ。
「なるほど……要はラフィを捕まえるために黒天使が入ったってことか」
ユラはラフィアを愛称で呼んだ。リュアレは「うん」と言った。
「……一応言っておくけど、ボクは関与してないヨ、黒天使の治療をするために同行しただけだかラ」
リュアレは不安な様子で言った。リュアレの話が本当ならラフィアの身が危ない。
母親や兄のことも心配だが、ラフィアはどこか頼りないので余計に心配である。
「何でラフィアが狙われるんだよ」
「ごめん、詳しいことはボクは知らないんダ」
リュアレは再び謝った。
「ラフィアに会いたイ?」
「まあな、ラフィもオレにとって家族みてーなもんだからな」
「ならボクの友人がラフィアの側にいるはずだから連絡とってみるネ」
「……テレパシーを使うのか?」
「そうだヨ、キミ達天使と同じだヨ」
リュアレは言うと、身を屈めて両目を瞑り黙った。
よくテレパシーを使うなとユラは思った。連絡するのに便利なのは認めるが、ユラがテレパシーが好きではない。
ユラは幼い頃に、好きだった女の子にちょっかいを出して泣かせたことがあった。直接謝るのも気まずかったのでテレパシーを使うことにした。ユラは心から相手に謝った。からかったりして悪かったと。
しかし相手の女の子は涙声でユラに言った。あんたのことは一生許さないから、物凄い怒りの剣幕にユラは衝撃を受けた。
それ以来、テレパシーを使う時に女の子の涙声と剣幕が甦るのだ。テレパシーを受ける分には問題はないが……
テレパシーのことを考えていると、リュアレが両目を開き立ち上がった。
「ボクの友人は今学校と呼ばれる場所にラフィアと一緒にいるみたい、分かるかナ」
学校と聞き、ユラはすぐに分かった。
友人に会ったりイタズラしたりと何かと楽しい場所である。
「ああ……分かるよ」
「友人の名はコンソーラって言うかラ、赤毛に黒帽子を被ってるかラ」
リュアレは友人の特徴を告げた。
「教えてくれて有り難いんだけど、何でそこまでしてくれるんだ? オレとあんたはさっき会ったばかりだぞ」
ユラは疑問を口にする。
リュアレは初対面かつ敵対している関係のはずだが、ユラに有利になる情報を与えたりしている。
リュアレは少し笑った。
「ボクは天使とか黒天使とカ、そんなの関係なく友好な関係を築きたいんだヨ
ボクのもう一人の友人も天使に助けられたこともあるしネ」
ユラはこの地点で知らなかった。助けた天使が自分の兄であることを。
ユラもリュアレの意見は分からなくも無かった。黒天使の中にもリュアレのように天使と良い関係を築きたい者もいるようだ。黒天使とも争わない世界になったらどれだけ良いか。
「……さっきの黒天使、リュアレを襲ってたけど何があったんだ?」
ユラは先程の出来事を思い返した。リュアレの仲良くしたいという言葉とは真逆なので気にはなった。
明るかったリュアレの表情は曇る。
「嫌だったら無理に話さなくていいよ、悪かったな」
ユラは言った。
見るからに険悪な雰囲気だったので、当の本人も話したくないだろう。
「……大切な話をしていたノ」
リュアレは絞り出すように言った。
「けど……こじれちゃっテ、向こうが逆上しちゃったノ」
「そうか……」
「あ、でも気にしないデ、これはボク個人の問題だかラ」
リュアレは無理して朗らかに口走った。
話している時に、ピピッと音がした。何かの合図のようだ。
「いけない、もう時間カ」
リュアレは右手についている腕輪を見た。
「何の音だ?」
「戦艦に戻る時間を知らせてくれるノ、本来ボクは非戦闘員だから天界に入っちゃいけないけどネ」
リュアレはユラに背を向け黙った。テレパシーを使っているのだろう。
少ししてリュアレはユラのほうに体を向き直した。
「それじゃあネ」
「ああ……」
「あ、そうだ。ユラにこれあげるヨ」
リュアレは草をユラに差し出した。
「これは?」
「ボク特製のアルマロス草! 天使の怪我や力の回復にも効くはずだかラ」
リュアレはにっこりと笑う。
「怪我には気を付けてネ、ユラの幸運を祈ってるヨ」
その言葉を最後にリュアレは消えた。
「アルマロス草、有難うな」
ユラは優しく呟く。
戦艦に帰還したリュアレは二人で作業している部屋で約束通りミルトの肩こりに効く薬草を煎じた。
「はい、じいちゃん」
「おお……すまんのう」
ミルトは薬草の液体を一口飲んだ。
「それでどうじゃった。目的は果たせたかのう」
「うん、天界内には見たことのない薬草があったヨ」
リュアレは小さな皮袋から草を出した。グリゴリ村にはない薬草である。
リュアレはミルトに心配かけたくなかったのでサレオスのことは伏せた。イロウにもミルトに言わないようにお願いした。
「ほう……これはまた珍しいのう」
ミルトはリュアレが採ってきた薬草を見つめる。
「帰ってから調べようヨ、ネビロス様の病を治すかもしれないシ」
リュアレは言った。
ネビロスは病にかかっており、リュアレやミルトが作った薬草の効果が薄いのだ。
天界内の薬草にもしかしたらネビロスを治す薬草があるかもしれないと思い、サレオスと話をすると同時に薬草を探す目的もあったのだ。
リュアレは経験から薬草が生える場所をすぐに探し出せる。
「天使にも会ったけど、ボクに優しくしてくれたヨ」
リュアレはユラの顔を思い浮かべながら言った。
「リュアレは運が良かったんじゃろうな」
「そうだネ」
リュアレも天使の危険性は理解していた。黒天使を見ただけて攻撃する天使も実際はいるからだ。
話によると友人のベリルは治安部隊の女天使と戦闘をしているらしい。ベリルのことだから傷だらけになっている可能性がある。リュアレはベリルの無事を祈った。
ミルトは薬草を飲みきった。
「さて……仕事に取りかかるかのう、リュアレのお陰で肩凝りもようなったわい」
「無理しないでねネ」
リュアレはミルトに言った。最近年のせいか腰痛もするのだ。
「まだ若いモンには負けられんぞい」
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