黒白英雄戦記

1章白の英雄誕生

12

「あそこがミオル？」
「ああ、少し様子が変だ、行ってみよう！」
「わかったわ！」と三人は町の中心へと急いだ。
町に入り、最初に目がついたのは建物が燃え、港町とは思えない光景だった。
「これは一体！？」
「雄牙、あそこ魔物がいるぞ、戦闘態勢を！」
「シホは援護を！」
「はい！」
シホが炎を飛ばし、魔物にぶつけたところを雄牙が首を斬り飛ばした。
ワンも次々に拳で魔物を消し飛ばした。
「雄牙、そっちに行ったぞ！」
「任せて、モードジャベリン！」と槍を頭部に突き刺した。
「これでとりあえずは終わり？」
「そうみたいだね。」
「雄牙、ゼロに索敵させよう、悪い気配が多すぎて元凶がわからない。」
「わかった！ゼロ、頼む。」
「ここから悪魔の気配を感じるが、そんなに強くないはない。もう去ったあとのようだ。」
「で、今はどこに？」
「わからないが、まだ遠くまではいっていない。」
炎の燃えてる家から傷だらけの男が足を引きずりながら出てきた。
「君たちも奴の仲間か？」
「僕達はキングスナイツの敵だ。」
「なら、この町の港の先にある島へ行け、そこにキングスナイツが…。」と言ってその場に倒れた。
僕達は男に言われた通りに島に向かって進んだ。
「キングスナイツ、気をつけて行こう。」
「ああ…。」



「見えてきた、あれか…。」
「悪寒がする…。」
「シホ、大丈夫。僕が君を守るから。」
「ありがとう。」と雄牙の手を握った。雄牙の表情もニコッとしていた。
「シホ、エアを頼む。」
「わかった、エア！」で３人は空を飛んで島へと向かった。
「海の方にも警戒を忘れるな。」
「そういうこと言うと本当になるんじゃ…。」
「もう遅いみたいよ…。」と海の中から化け物鯨が現れた。
「こいつは負念体を急激に与えられた成れの果てか…。」
「レガシーで一気に決める。援護を！」
「サンダー！」で鯨の動きを止めた。
「終わりだ！ライトスパーク！」と負念体のみを消し去った。
「元に戻った。」
「さぁ、降りよう。」
「特に何もない島のようだけど…。」
「雄牙、あそこ！」
「大きな穴がある、そこにキングスナイツか…。」
「行こう、ワン、シホ！」
「了解！」